2017/08/19 のログ
ご案内:「常世公園」に真乃 真さんが現れました。
■真乃 真 > 未だに熱気が残る夏の公園!
その公園で異様に白く長いタオルを巻いた男がうつ伏せに倒れていた!
男が手を伸ばす先には一台の自販機!
恐らくそこにたどり着く前のこの木陰で力尽きてしまったのだろう!
その横をあまり気にする様子もなく無邪気な声を上げながら
子供たちが走りまわる!
平和と悲惨な事が紙一重で行われているまさにこの世の縮図とも言えそうな光景であった!!
■真乃 真 > 木陰とはいえその地面は一番熱い時の使い捨てカイロと同じくらいには熱いはずである!
そんな中で地面に直接倒れているというのは危険な状態だという事だ!
本人もそれに気がついているのか或いは異能が持ち主を守るために無意識に働いたのか!
全く姿勢を変えないままで少しずつ本当に少しずつ水平に移動していく!
…それにしてもこの動き方はまるで動物の死体が蟻に運ばれて行ってるようにも見える。
実に夏らしい諸行無常さを感じる移動方である!
■真乃 真 > そのままの動きでベンチの上まで動かせられてそのままそこから動かなくなった。
しかも、ベンチへの移動の際に手足がベンチの背もたれに触れて動いたことにより
普段のような無駄にカッコ良いポーズを取ってるようにも見えなくもない!
そんな状態で動かない男を流石に不振に思ったのか子供たちが近づいてくる。
死んでるとか、寝てるんじゃない?とかそんな風に好き勝手な事を言うと一人が男に蝉の抜け殻をくっ付けた。
その流れに乗るように他の子どもたちも蝉の抜け殻をいくつかくっ付けたり
落ちてる葉っぱを上に乗せたりした末に走り去っていった。
■真乃 真 > …それからしばらく経てば男は普通に起き上がる。
「…おっと!まさかこんなところで寝てしまうとはね!
僕ともあろうものがうっかりだぜ!」
しかし、真だけを責める事は出来ないだろう。
深夜から朝方に近い時間帯に『フライングゾンビソルジャーズ』
何ていう面白そうな映画とその2がやっていたのが悪いのだ。
こんなところで寝ていたために痛くなった身体を伸ばせば服に付いていた葉っぱや蝉の抜け殻なんかが落ちる。
「何だコレ?
まあいいか!!取り合えず飲み物でも買うとしよう!」
今日もこの学園は平和だった。
ご案内:「常世公園」から真乃 真さんが去りました。