2017/09/01 のログ
ご案内:「常世公園」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 「久々に涼しい日が続いたから外に出てみたけど……いっそ寒いくらいだな。」

少しばかり秋風の吹く昼下がり、俺は気分転換も兼ねて公園のベンチでくつろいでいた。
家の布団と保健室のベッドとソファ以外に寝そべるのは何日振りだろうってくらいだが、
そもそも普通の人は外でベンチに寝そべったりしないもんだよな。

「あー……このまま来年まで暑くならねえで欲しいな……」

カラカラと若干耳障りな音を立てて転がっていく空き缶を見送りながら、盛大に欠伸をかます。

暁 名無 > 「しかしまあ、夏も終わりとなると何かと目の保養も少なくなるわけで……一長一短ってやつだな……」

暑いのは嫌だけど水着や薄着の女の子を眺めたい。
そんな思いが風に吹かれて空き缶と共に転がっていく。
気分転換も兼ねてやって来たというのに、やってる事は保健室のベッドの上と大差ない。大差ないというか、ほぼ同じ。

「保健室といや、夏休み終わっちまうからタダ借りも出来なくなるんだよなぁ……」

これ以上の間借りはそれなりに仕事をして貰う事になると、顔馴染の保健教諭が言ってた。
いや、俺に出来る事ったら精々がお悩み相談室を設けるくらいだ、と反論したんだが、それで良いって言われたもんでお手上げだ。

俺に相談して何とかなる悩みなんて、悩みとしてよっぽどレベルが低過ぎるだろ、と我ながら思うんだけどなあ。