2018/02/19 のログ
■鈴ヶ森 綾 > 凪いだ水面には水鳥はおろか、魚や虫といった生き物の気配もない。
とはいえ、むしろそれは正しいのだろう。
日も没して久しいこんな時間に、寒空の下を特段の目的も無くうろついている方がどうかしているのかもしれない。
自嘲するよるようにふっと鼻を鳴らし、さらに歩みを進める。
やがて池の端に到達し、そこからは平凡な芝生や葉の落ちた立ち木だけが目に入るようになる。
相変わらず寒さは厳しいが、歩く内に少しばかり体温が上昇したのか、先程よりは幾分ましに思える。
■鈴ヶ森 綾 > そうして、その日は特に何事もなく時は過ぎ。
公園の中を一通り回って満足したのか、家路にとついた。
ご案内:「常世公園」から鈴ヶ森 綾さんが去りました。