2018/03/24 のログ
ご案内:「常世公園」にラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンさんが現れました。
ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 深夜の公園。
さすがにこの時間帯は公園には誰もいないようだった。
学園から送られてきた書類に目を通し、提出の必要なものは提出を終えたところ。
その気分転換でここにやってきたわけだ。
無事進級することを認められ、四月からは三年生だ。
年度明けには能力テストや履修登録といった新たな用事が生まれてくるだろう。

「さて、とりあえず今年度中にやらなきゃいけないことは全部終わったのかな。
 銃火器の所持申請と使用許可も出したし、消耗品の援助申請書類も提出したし」

一つ一つ手帳にメモしてある内容をチェックしていく。
明日、書類を見直して抜けがないか確認すれば完璧だろう。

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「……四月。もうすぐ桜の時期」

手帳に予定を書き込んだり、リストをチェックしたりしていると、
ふとページの隅に記された数字に目が留まる。
この国にいて好きな季節の一つが、もうすぐ訪れようとしている。
故郷にいても春というのはワクワクする季節だったが、
この国の春もまた故郷とは違ったワクワク感がある。

「満開の桜、圧巻されるのよね。
 その下で食べるお菓子やお弁当もおいしいし」

いわゆる花見というやつだ。
この国ではかなり大々的に、しかも自主的に発生するお祭りのようなもの。
あのにぎやかな雰囲気というのは、人見知りであっても楽しいものだ>

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「この公園や学生通りには桜がたくさんあるけど、
 きっと混雑するんだろうなぁ」

そういう混雑も含めて花見であるという意見もあるだろうが、
やはり花も食べ物もゆっくりと楽しみたい。
そうなると人は少ないところがいい。

「たぶん探せば穴場があるんだろうけど。
 時期が来る前に場所を探しておくのもいいかも」

そんな独り言を言って、桜のありそうな場所はどこだろうかと思考を巡らせる>

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「あそこと、あそこと、たぶんここにも…」

頭の中で島の地図を広げると、
まず自分が足を運んだことのある場所をマークしていく。
次に足を運んだことはないものの、資料で知っている場所をマーク。
そして位置と名称だけ知っている場所をマーク。

思い当たる場所だけでざっと十数か所。
そのうち人が来なさそうな場所は数か所。
そうやって何か所かリストアップしていけば、後日そこを回ろうと心に決める。

「さて、気分転換も十分だし、今日は帰ろう」

時計をみれば時刻は三時。
さすがに春が近いとはいえ深夜の空気は冷える。
立ち上がればそのまま公園を後にした>

ご案内:「常世公園」からラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンさんが去りました。