2018/04/08 のログ
ご案内:「常世公園」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 「あ~………良い天気じゃのう……」

すっかり桜も散ってしまった春の昼下がり。
休日出勤を終えて帰路の途中の俺は、ふと思い立って公園に来ていた。
特に目的がある訳でもなく、日当たりの好いベンチに腰を下ろして途中で買ったたい焼きの袋を膝に乗せ、日光浴と洒落込んでいる。

いやしかし、春の日差しってのは実に眠くなるな……

暁 名無 > 微睡みと覚醒とを繰り返し、はたと我に返る。
そういや買ったきりのたい焼きを一切手を着けてなかった。
……温かいうちに食ってしまおうと思っていたのに、迂闊。

「ま、日向に居たしそこまで冷めちゃいねえだろ。」

膝に乗せてた袋からたい焼きをひとつ取り出せば、
思った通りさほど冷めていない。これならまだ美味しく頂ける。

暁 名無 > たい焼きを食べ終えれば、再び眠気が襲ってくる。
流石にこのまま寝入る訳にもいかない。暖かくなったとはいえ、日が沈めば一気に気温も下がる時期だ。

「はぁよっこいせ、っと。」

僅かに残った気力を総動員させ、俺はベンチから立ち上がる。
そしてそのままふらふらと公園を後にし、家路をのんびりと往くのであった。

ご案内:「常世公園」から暁 名無さんが去りました。