2018/04/19 のログ
ご案内:「常世公園」にラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンさんが現れました。
ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 夜の公園。半月前に花見をしたときは日が落ちると肌寒くて上着が欲しくなったものだが、
今はもう上着を着る必要がないほどに暖かい。
むしろ昼間は熱いくらいに感じられて、今のこの時間帯は涼しさすら感じる。

「季節もすっかりかわりましたね」

適当に公園を歩いて、最終的にいつもの場所にあるベンチに腰を下ろした。
一息つくと思い出したようにベルトポーチからお菓子を取り出す。
先ほどコンビニで購入したのはポッキーだ。
ペリペリと箱をミシン目に沿って開けると、ポッキーの入った袋の一つを取り出す。
ポキッっという軽い音を立てて一本食べると、素朴な甘さを感じた。

「最近甘いものをたべることが増えたなぁ……」>

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「もうすぐ新月ですか」

ポッキーを食べながらベンチの背もたれに身体をあずける。
不意に視線を宙に向けると、まるでリンゴの皮の様に薄くなった月が目に映った。
街の灯りのせいで他に星は特に見えない。
真っ黒な宙に薄くなった月だけが浮かんでいるというのは、不気味というか、さみしさというか。
どことなく満たされない感覚があった。

「私が狐ではなくて狼とかだったら不安になったりするのかな」

不意にわいてきた疑問を口にする。狼の獣人は月の満ち欠けに敏感らしい。
その辺は古くから人間に伝わる伝説の通りだ。
もっとも、自身は月の満ち欠けで体調に影響が出たりすることはないのだが>