2018/07/13 のログ
ご案内:「常世公園」に修世光奈さんが現れました。
■修世光奈 > 夜も更けたころ、人気がなくなった公園で唸り声をあげる女生徒の姿がある
自動販売機の下や、ベンチの下、遊具の陰などを覗いて何かを探している様子
なぜか夜にも関わらず彼女の周囲は照らされ、視界を明るくしているようで
「うーーーん。聞いた行動範囲だとこの辺りだと思うんだけどなー」
何かのメモを読みながら辺りをきょろきょろと
現在彼女は、迷い子ならぬ迷いペットを探していた。
こんな遅い時間まで探さなくていい、などと依頼主から言われたがそこはそれ、彼女の気が済まない
女子寮の門限が迫っているが怒られることよりも早く依頼主を安心させることが大事だと
「あっちとあっちは探したから…、夜になってこの辺りは地面からの熱が出てきて少し熱くなってる。
ということはもう少し涼しそうなところ、かなー?」
アタリを付けて、てくてくと、不思議な光の球を数個、身体に纏わりつかせ足元と視界を照らしながら歩いている
周りに迷惑をかけないためか少し光量が弱いため見ようによっては幽霊のようにみえるかもしれない
ご案内:「常世公園」に古城 桜虎さんが現れました。
■古城 桜虎 > 手提げ鞄片手に夜の公園を征く少女。
木々を見ては立ち止まり、また歩き出す。
そんな行動を繰り返している。
「うーん……、今日は不作ですか……おや?」
ふと見渡してみれば薄く光る何かが見える。
機械的ではないが、ランダムとは思えぬような動き。
(幽霊、にしてはアグレッシブですが……)
■修世光奈 > 幽霊であってもこの島ならばある意味不思議はないかもしれないが
見つめ続けているのなら、その何かが時折しゃがんだり、また立ちあがったり、きょろきょろと辺りを見回したり
何かを探していることがわかるでしょうか
「おーい、みこー、みこちゃーん、どーこですかー」
更に静かな公園に響く何かを探す呼びかけの声
そうしてまた公園に植えられた草をがさがさと揺らしている影
幽霊ではないようだが、この時間に探し物とは中々に珍しい光景でしょうか
■古城 桜虎 >
「こんな夜更けに探しものですか?」
判断を付ければにゅっと近付き、声を掛ける。
特に気配を隠している訳でもないし死角を取った訳でもない。
でも迷いも物怖じもないので、唐突といえば唐突かもしれない。
■修世光奈 > 「…うわっ、びっくりした!ちょ、ちょっと頼まれごとで!」
よほど集中していたのか特に気配を殺さずに話しかけても大層驚いたようで尻もちを付いてしまう
こくこく、と頷きつつ立ち上がって
「仲のいい子のペットのみこちゃんが逃げて帰ってこないみたいだから、探してたんだ。
見なかった?これくらいのカワイイ猫?ちゃんなんだけど!」
と、わたわたと手で大体の大きさを示し。初対面の、しかもいきなり声をかけられた相手に対してでも遠慮や怯えなどは感じられず、にこにこと話している
■古城 桜虎 >
「頼まれごと、と……」
んー、と、顔をあげて考える。
記憶を辿る……が、ぱっと思い当たる節はないらしい。
首を横に振った。
「いえ、特には見ておりません。
……今日中に探さなきゃいけなかったりします?」
自然に会話を続ける。
彼女の懐っこさに気を緩めたのだろう。
不審なものがない、と言うのも気を緩めた一因かもしれない。
■修世光奈 > 考えている相手にきらきらした目を向けていたが首を横に振られるとガーン、と肩を落として
「そっかー…。大体この辺りで遊んでることが多かったみたいだから、この辺だと思うんだけど。
…ううん、今日じゃないとだめとか、そういうわけじゃないけどさー、やっぱり心配して待ってるだろうから」
えへへ、と笑いつつ頭を掻いて
「ペットってさ。家族みたいなものだから…いないと寂しいと思うし、できれば今日中に探してあげたいの」
相変わらず顔を緩ませながら、手元のメモを見てうーんと唸りながら
身体も土などで汚れており、疲労もあるだろうが笑顔を保つ姿は非常に明るい性格であるという印象を強めるでしょう
■古城 桜虎 >
「そうですか……」
事情を伺えば俯いて黙り込む。
考え込んでいるのだろう。
暫くしてから、顔をあげる。
「分かりました。
折角ですから、私もお手伝いしちゃいましょう。
今日はトコヨオオカブトムシも採れそうにないですし、これも何かの縁、という事で。」
ぐっ、と、ガッツポーズのような仕草を作ってみせながら"手伝う"、そう伝える。
■修世光奈 > 「ん?どうしたのー?」
俯いた相手に不思議そうに首を傾げて
そして続いた言葉には
「わぁ!ホント?嬉しい!一人より二人って言うから助かる!
…って、あなたもええと、とこよおおかぶとむし?を探してたの?」
虫にはあまり詳しくないため疑問符を浮かべながら
手伝うと言ってくれた相手にぱあ、とおひさまのような笑みを見せて
「あ、なら呼び合えるほうがいいよね。私、光奈(コウナ)。コーちゃん、とかコーナとか好きに呼んで!」
握手を求めて右手を差し出しつつ自己紹介
■古城 桜虎 > 「ええ。高く売れるんです。
今日はいないみたいなので実物はお見せ出来ませんが……」
くすっと微笑んでみせてから、苦笑に変えて首を振る。
名乗りを受ければ……。
「では、コーナちゃんと。お呼びしちゃます。
私は古城 桜虎。こじょう、さくらこです。宜しくお願いしちゃいましょう?」
手を差し出して握手を交わし、離す。
小奇麗な手だ。
■修世光奈 > 実物が見せられないという言葉には、また今度見せてね!なんて言い
「うん!よろしくね、えーと。えーと、さくらこちゃん!」
年齢がわからなかったためとりあえず自分が呼ばれるのと同じようにちゃん付けを
手はきゅ、と軽く握って離す
「それじゃあ早速!、あそことあの下とかは探したから…ちょっと涼しそうな池の方に行こうと思うの!
あのあたり死角が多いから、草の影とか椅子の下とか探してくれると助かる!」
ぴ、ぴ、と指をさして自分が探したところを示しながら
しっかりと考えているようで、迷いなく指示…というかお願いを
■古城 桜虎 >
具体的な指示が飛んでくれば驚いたように一瞬だけ動きを止める。
その後、うん、と、頷いた。
「承知致しました。
では、ちょっと探し始めちゃいます。」
指示の通りに動き、探し始める。
近くを取りこぼすこともなく、虱潰しに死角を潰し込んでいく。
「んー……」
■修世光奈 > 「ありがと!またお礼するねー」
などと言いながら二人、池の方へ
ふわりふわりと光球で足元と前を照らしながら
「んー、んーーーー…」
こちらも唸りながら探しており
そうしてどれくらいか、少し汗をかくくらいの時間が経った頃
ナ”- - -
という少し濁った声が公園に染みこむ
「あ、あ。さくらこちゃん!今の聞こえた?あっちからみたい!」
その声を聞き…たたた、と相手に駆け寄り、興奮した様子で
■古城 桜虎 >
頷く。
「ええ、そうみたいです。とは言え……」
染み込んだ声は濁った声だ。
先程までの静寂を考えると、"何か有ったのだろうか"。
そう、少しばかりの懸念を覚える。
「今の声、大丈夫でしょうか?」
■修世光奈 > 「わかんない。でも生きてることは確か!行こう!」
彼女の感情に反応したのかぱあ、と光球が明るく。
辺りに何かあっても見逃さないように
そうして声を辿っていくならば
ナ”---…
少し太った猫が、草に隠れて鳴いていた
懸念通り…というと正しいかどうかわからないが…探している間に何かあったのか、脚に少々怪我をしている様子
野生ならば逆に鳴かないだろうが飼われている猫のため不安から、鳴いてしまったのだろうか
「よ、よかったあ…みこだ…。でも、どうしよう、まだ病院とか空いてたかな…知ってる?さくらこちゃん…」
はあ、と安堵の息を吐いた後、おろおろと。こういった場合にどうしたらいいのかはわからない様子で
光球も不安定になり明滅を繰り返して
■古城 桜虎 >
「そうですね。この位でしたら……。
……この光、コーナちゃんのものですよね。
ちょっと照らしておいて貰えますか?暗いと手元が狂っちゃいそうですから。」
手提げ鞄から消毒液とガーゼを取り出す。
簡単な応急処置をしてしまうつもりらしい。
「ひとまず応急処置だけしてきますから、
後は依頼主の方とご相談なさるのが良いと思います。」
ぢ、と、光奈の瞳を見つめた。
■修世光奈 > 「あ、うん。そうだけど…わ、わかった!」
照らしてほしいという言葉に、すい、と手を伸ばし
光球がそれにつられるように手元へ動き、懐中電灯より少し広く桜虎の手元を照らす
「わ…。私も、そういうの持ってたらよかったね…」
ちょっと残念そうに笑いながら
「うん!…そうする。ありがとね、さくらこちゃん。
私一人だけじゃ、慌てることしかできなかったかも…。どうしたの?」
ぺこ、と頭を下げて
相手が自分を見つめる目を見れば不思議そうに首を傾げ
■古城 桜虎 >
光源があれば手元が狂う理由はない。
傷跡が出来た要因だけ確認しつつ、処置の後に包帯を撒いて仕上げを終える。
「あ、いえ、特に何も。
……ひとまず、これで一件落着、でしょうか?」
眼を見て話した仕草は落ち着かせるためだけのものであったが、
すぐに平静を取り戻したと見ればすぐに外す。