2018/11/03 のログ
ご案内:「常世公園」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 二日間のお休みをゲットしたので、兼ねてから行かなきゃなあと思っていたラフィーの新居探しとその他諸々の買い出しを済ませた帰り道で。
公園のベンチで一息ついている俺が居る。
買い出しの方はともかくとして、数軒はしごした不動産屋はどれもこれも成果ナシと言ったところ。

「はー……まあ、そりゃそうだわな。」

アレだけ特徴的な両腕してれば、そりゃ住むところも限られるわな。
前以て解り切っていた事実を再確認した一日だった。徒労にも程がある。

ご案内:「常世公園」に白鈴秋さんが現れました。
白鈴秋 >  バイト兼収入源でもある道具の修理の帰り道。すっかり寒くなったこの季節、そろそろ作業用のツナギだけでは厳しい物があるかもしれない。
 ツナギのチャックをしっかりと閉め少し暖かい物でもとベンチの傍にある自販機へと足を向ける。

「ん、こんにちは。奇遇ですね」

 少し意外な人物と出会ったなと思いながらも声をかける。
 自販機の方に向きお金を入れながら口を開く。

「何かあったんですか? 難しい顔していますけど」 

 何か考え事でもあるのか難しい顔を浮かべているのをみてそう聞いてみた。
 まぁ先生に悩みがあっても生徒で答えられるとは思っていないが、見ておいて何も聞かないというのも少し気分が悪い。

暁 名無 > 「んー?おう、ちょっとな。」

声を掛けられて顔を其方に向ければ、以前にも話した事のある男子生徒の姿があった。
名前は確か白鈴……だったよな、大丈夫か。

「まあ大したことじゃあないんだが。
 異邦人の生徒向けの物件を探してたんだが、特殊な条件付きだからどこも芳しくなくてなー。」

こりゃもう一から建てるしかないか、まで考えてはいなかったけども。
そんなに深刻そうな顔をしていただろうか、と眉間の辺りを少し指で解してみつつ。

白鈴秋 >  ボタンを押し暖かいコーヒーを出す。妙に薄汚れた作業着を普通に着こなし夕日を背景にブラックコーヒーを飲む姿はあまり高校生には見えないかもしれない。
 相手の話を聞くと少しだけ考える。

「なるほど……異邦人街の方とか見てみました? いくつか空いてる家あったのでその特殊な条件次第ですけどこの辺よりは見つけやすいかもしれないですよ」

 作業をする関係上結構あっちの方に足を運ぶことが多い。なのである程度は知っているのだ。
 その限りではこちらに比べて人じゃなかったり、大きさや体に特徴のある種族が暮らしている事が多いためその事情にも合う家が見つかりやすいかもしれないと思ったのだ。

「にしても生徒の為に家探しって。良い先生ですね、そんなのやってるって人見たことないですよ」

 そういって少しだけ笑う。
 まぁ自分が周りをあまりしらないだけかもしれないが少なくとも聞いたことはない。

暁 名無 > 「まあ、何つーか……保護した手前そこまで責任持ってやんねーとな?」

良い先生というよりは最低限の人間としての礼儀というか何と言うか。
それなら最後まで面倒を見てやれよという事にもなりそうだが、俺はそれで良くても向こうが如何かいまいち分からんしなぁ。

「……異邦人街は物件は良さそうだけど治安に難があるからなあ。
 異邦人街そのものと言うよりは、ほら、隣り合う地区が。」

そんなとこで世間慣れしてない異邦人を一人暮らしさせるのは忍びない。
二人暮らしなら、まあ、何とかなるけど。経験上。

白鈴秋 > 「……ああ、なるほど」

 保護したというのを聞いて頷きそれ以上は聞かない。先生が保護したということは色々と深い事情もあるかもしれない。
 治安、隣り合う地区といわれ考える……たしかに思い当たる節が有りすぎて何もいえなくなってしまう。
 寮というのも無しだろう。保護したということは金銭的に難しい可能性がある。

「となるとこの辺……は確かに難しいでしょうね。特殊な事情に対応してない家がほとんどでしょうし」

 自販機の側面にもたれるように立ち色々と考える。
 仕事上色々と家を回ってはいるが……普通の家が殆どだった記憶がある。

「ルームシェア募集とか……はやっぱり難しいですよね」

 一瞬ふと思いついてつぶやいたが難しいかと頭を軽く振って否定してしまう。
 というか特殊な事情といっておいてルームシェアは無理だろうとたどり着いた。

暁 名無 > 「ま、そんなわけで悪戦苦闘してるわけだ。
 急を要する訳じゃないってのが救いだな。まあ気長にやってくさ。」

幸いなことに今のところ不都合な事は無い。
精々が教師と生徒が半同居状態にあると言うのが問題と言えば問題と言えなくもないが。
一応申請上は兄妹という形にしてしまったから、まあ、乗り切れるっちゃ乗り切れるんだが……。

「それで、お前さんの方はこんなとこに何を?
 ただの散歩って訳でもなさそーじゃねえの。」

流石にツナギ来て散歩に出る奴はそう居ないと思うが。
まあ、オーバーオールとかサロペットがオシャレの一環で流行ったりもするし一概に言い切れんけど。

白鈴秋 > 「それなら良いですけど、一応俺の方でも色々と情報探してみますよ。仕事の関係上家とか色々と回るので」

 そう言ってコーヒーを軽く傾ける。
 といっても異邦人街以外では本当に稀だろうから難しいかもしれないが。
 と考えていると投げかけられる問い。ああ、と言うと少し笑う。

「バイトというか仕事というか……まぁその帰りですよ。魔法の道具の修理屋やってるので。意外とこの時期仕事が多いんですよ、暖房を直してくれって」

 ほとんどは埃が原因ですけどねと汚れたツナギを引っ張る。つまりは埃などの汚れが原因でこうなったらしい。
 
「先生も何かあれば連絡してくれればすぐ行きますよ。少しサービスしておきます、白鈴修理屋って形で宣伝も出してるので探せばすぐ見つかると思います」

 とちゃっかり宣伝もしておく。 

暁 名無 > 「ははっ、サンキューな。
 何かあったら利用させて貰おう。」

とはいえ我が家でも研究室でも機械や道具の類は殆ど動いていない。
何せ俺の専門が魔法生物だから、大抵の事はそいつらで賄ってしまうから。
もちろん虐待にならない程度に、という制限は設けてるぞ。当然だ。

「ま、バイトも良いけどあんまり成績に響かせない範囲にしとけよ。
 学生の本分は勉学だからな。つってもまあ、金が無いとどうしようもないというのも事実だからしんどいとこだよな。」

それは教員の立場でも同じである。
……兼業できたっけ、と一瞬考えたけど、そもそも学者との兼業教師だったわ俺。

白鈴秋 > 「お電話お待ちしております」

 と思いっきり営業スマイル。
 一人でもお客さんはほしい物だ。実際に先生から来たらそれはそれで少し面白い事だが。

「わかってますよ。とりあえず進級に必要な分はもう取れてるので大丈夫です……それに先生の言ったとおりお金も必要ですから」

 実際自分の場合学費やらまで全部修理や販売でまかなっているのだ。仕事をやめれば学校も続けられない。

「……といっても魔法学、異能学以外の学業は色々と心配ですけどね。2年になったら落としそうですよ」

 と少しだけ歳相応に笑うだろう。

暁 名無 > 「そこは頑張れとしか言えねえな。
 変に手心加える気はないだろうからな、どの先生も。諦めて勉強してくれ。」

仕事として生徒の成績をつけている以上、そこに妥協は無い。
ただ、成績を決めるボーダーは各教員で違うだろうから、どうにかそこを見極めて貰いたいところだ。
例えば俺だったら巨乳の女の子は無条件で5とか。流石にンな事はしねーってばよ。

「にしてもまあ金銭的にどうしても苦しい時は事務の方で相談してみれば案外学生ローンとか組めるからな。
 まあ……学生の内から借金背負うのは気が引けるってのも解るけど。」