2015/06/17 のログ
アリストロメリア > (お茶の種類が選べないのであれば、ケーキから選ぼうか…?

季節のフルーツを使用した、さくらんぼのタルトや、シトラス系のタルトは美味しそうだし
フルーツ系と言えばダージリンか、或いはヌワラエリヤが良いだろうし

ベイクドチーズ系やマドレーヌやフィナンシェ系等なら
ディンブラーやオレンジペコーといったセイロン系がとてもよく合うし

チョコレートケーキであれば、紅茶より珈琲の方がよく合うし
久々の贅沢となれば、片っぱしから食べたい気分もするのだけれど……
それを我慢して抑えつつ――……)
悩みますわね
(と、久々に幸せな悩みに耽っていた)

アリストロメリア > (――……等と
一通り悩んだ上でやっぱり選んだのは紅茶の中でも最もお気に入りのディンブラー
チーズケーキと佐藤錦のタルト、ブルーベリーのミルフィーユのセットを選び
スコーンに合わせるジャムは、ブルーベリーにして注文をする)

(暫くすれば、下の段にはキューリのサンドウィッチ
中央の段にはスコーンとマドレーヌ
一番上の段には三種のケーキの載せられたアフタヌーンティーセットが運ばれてくる)

(紅茶も、運ばれてきたものをほんの少しだけ注いで、濃さのテイスティングをした後に
ポットを軽くゆすってから、カップに注ぎこみ
久々ぶりのアフタヌーンティーを楽しむ準備が整った)

アリストロメリア > (ディンブラはセイロンの一種だが、その優雅な香りと風味は気品があり万人向き
かつ、多くの人が思い浮かべる美味しい紅茶の理想の一つだろう)

(馥郁たる香りを堪能して、一口口に含めば
程良い渋みがすっきりとした味わいをしていて、とても美味しい紅茶であった)

……こうしていると、落ち着きますわね
(久々に、お茶をして優雅な気分に浸りながら
次にサンドウィッチを手にして軽く軽食を済ませる
胡瓜だけのサンドウィッチは爽やかな存在だった)

アリストロメリア > (次にスコーンを手にすれば、ナイフで狼の口から横に裂いて二つにし
クロテッドクリームと、ブルーベリージャムを乗せて口に運ぶ

クロテッドクリームのこってりとしたコクと
ブルーベリージャムの、フルーツ感が強く砂糖の甘みの少ない
自然なブルーベリー本来の甘みで作られた上品なジャムが
とても美味しくスコーンとあい、とても美味しい一口であった)

ご案内:「カフェテラス「橘」」に詩想 八夜衣さんが現れました。
詩想 八夜衣 > (ふらり、生徒会の仕事を終えた折、少しばかり、日課となりつつあるカフェテラス通いの遂行。悠々とした足取りで入店する。して、他の客と比べれば、目立つ服装をしているといって間違いではない格好の彼女…即ち、アリストロメリアに、少々目線が釣られた。そうして、自然と彼女の食する物を目にすると。)
あれも…美味しそうですね…。
(ちょっと見入った。その後、ぼそりと一言、呟いて。御紅茶にスコーン。まるで、英国貴族のようなラインナップ。)
…。
(それに対して、和装に身を包み、扇を持つ己はと言うと宛ら和人と言ったところか。文化の違いを感じる。といっても、現代の日本で和服を着るものなどそういないが。)
相席、宜しいでしょうか?
(先程と同じく、ゆったりとした足取りで彼女の前に出れば。多分、誰かと一緒に来ているという風ではなかったし、何となく、こう言ったあからさまに文化の違う人と、話せたらいいな、なんて希望も馳せながら、ちょっぴり小さな声で言った。)

アリストロメリア > 砂糖の味で誤魔化していないですし……良いジャムを使用しておりますわね
それとも、手作りかしら?
……だとしたら、このカフェの他の料理もきっと期待できるのでしょうね
(等と言いながら、カップを手にして再びディンブラーを口に付ける
クロテッドクリームのコクが強い為、ディンブラーがさっぱりとそれを流してくれて相性が良い)

(……と、お茶を一人で楽しんでいると
――……ふと、扉のベルが来客の訪れを可憐な音色に載せて知らせ
入ってきた女生徒の方へと目を向ければ)

(品のある和服の美少女が、一際美しく咲く菖蒲の花のように目を引いた
或いは、着物にあしらわれた、黒揚羽を思わせる――……
あれが所謂、大和撫子だろうか?)

(自分の居た地方では、東洋というのは神秘と憧れの混じる遠い国の一つで
高価なシノワズリのティーセット等が流行し、非常な高値であったほどだ
可憐な少女に相席を尋ねられれば快く)

ええ、是非。私も一人で退屈していた所ですの
ご一緒にお茶を楽しみましょう
(ひらひらと舞う蝶が訪れた様に現れた少女に、快く頷いて)

詩想 八夜衣 > 良かったです。ありがとうございます。それでは、失礼しますね。
(快諾だったことに、心中でほっと一息吐いて。ぺこり、と深々一礼をすれば、ゆったりとした動作で、相席に与った。着物にあしらった柄と言い、揚羽蝶と比喩されるのも分かる。そして、それにゆるりと近寄って行く己が蝶であるならば、彼女の着ている服を考えれば花園に咲く、少しばかり普通の物と色の違う、紫色の―――それはそれは落ち着いた、それでいて美しく、人目を引くに値する―――薔薇であろうか。西洋の花と、東洋の蝶の、少しばかり不思議な邂逅…と言うべきだろうか?)

やっぱり御紅茶、ですか。…私は、抹茶オレとかが好きなのですが。
こう言ったところの御紅茶は、本格的なのでしょうか。
(思案顔。顎に手を宛がい、改めて彼女の食事している物を見遣る。和人ゆえ、こう言った横文字の物がたくさんある状況は不慣れだが、それらを見るに、少なくとも、その御紅茶等を味わっていた彼女は、本格的な様に見える。何となく、だけれど。)

アリストロメリア > ええ、こちらこそ
(丁寧に礼をされれば、会釈して返す――……ゆったりとした動作が、ひらりと舞う和服の袖と相まって
優雅で一層、そのひらりとした動きは蝶のように感じられた
紫色の薔薇に喩えられた少女とのお茶会は、何処か薔薇に止まる蝶を連想させる様な可憐さの中に
不思議な空気と――……何処か大人びた雰囲気があるのは、互いの色合いのせいなのかもしれない)

そうですわね、紅茶は欠かせませんわ
(『特に、ディンブラーが好きなのですけれど』と、答えてから)抹茶…?
(以前食べたアイスで初めて口にした事がある。東洋にある、深い緑の独特なお茶の筈だ)
まぁ…!抹茶オレというものがあるのですのね、初めて知りましたわ
(『抹茶オレというそれは、美味しいのでしょうか?』と、お店の手前 そっと顔を近づければひっそりと
とても興味深く尋ねて)

此方のお店に訪れたのは初めてでしたが……ええ
とても美味しいディンブラーで、良い茶葉を使用していると思いますわ
香りも飛んでおりませんし、人気のあるお店の証拠でしょう

(思案顔を見れば、メニューを悩んでいるのだろうか?と思う
どれもこれも美味しそうなメニューであれば、悩む気持ちもとても分かる
此方の食べているアフタヌーンティーセットを見つめられれば)

紅茶もですけれど、此方のアフタヌーンティーセットも、とても美味しくてよ
先程、サンドウィッチとスコーンを頂きましたが、どちらも良いお味でしたの
(等と言いながら『失礼』と、メニューのページを開けば、丁度アフタヌーンティーセットの所を開いて、彼女の方へと見せる)

(紅茶・珈琲、或いは好きな飲み物から一つ
ケーキは三種類、好きなものを
スコーンはプレーン、チョコ、抹茶の中から一種類
季節のジャム(今月はブルーベリー)と、クロテッドクリーム
胡瓜のサンドウィッチ)

(のセット内容が書かれており
彼女の想像通り、本格的なアフタヌーンティーのセットだった)

詩想 八夜衣 > (この雰囲気を創りだす、互いの色合い。単純に単刀直入で、一般的に形容するならば、互いに「紫」という色であることに間違いないだろう。西洋の彼女からすれば、この色はパープル、若しくはバイオレット、とでもいうのだろうか。兎も角、この紫と言う色は歴史的にも、高官等に用いられる高貴な色とされており、己は兎も角としても、その目の前の人物は、大凡高貴と言って差支えのないだろう佇まいを見せている。故に、互いに少女であっても、上品な立居振舞に、そんな視覚の要素も加わって…何処か大人びた雰囲気が作られている…のだろうか。)

そうですか…ディンブラー…?ええっと、何でしょう。御紅茶の種類でしょうか。
(見た目通り、と言うべきだろうか。あまり、御紅茶の事にはなじみがない。)
そう、抹茶オレ。…普通の御抹茶は大体苦いのですが、
この抹茶オレというのは、そういった苦みを取り払って、牛乳のコクを加えて甘くしたものです。
えぇ…とっても、美味しいですよ。御抹茶とは違って、飲みやすいですし。
(顔を近づけられたことには気付いているのかいないのか。まるで動じる様もなければ、そのまま、文字通り眼前の彼女にこくんと頷いて。)

あら、そうだったのですか。因みに…私はこれで三回目だったりします。
ふむ…貴方がそう評価するならば、間違いはないのでしょうね。
それに、確かにとても人気です。その通りだと。
アフタヌーンティーセット…あら、その様なものが。
それも、貴方がそう評価するならきっと美味しいのでしょう。
(そういえば、何を頼むかもまだ決めていなかったわけで。彼女の思ったことはその通りだった。して、メニューを見せられるなら、暫しの沈黙。ちら、ちら、とメニューのアフタヌーンティーセットと、実物のそれを見比べる、して、うん、と一つ頷けば。)
今回は、これにしてみましょうか。
貴方の評するその…ディンブラーという御紅茶の味も気になりますからね。飲み物は御紅茶で。
それから、ケーキはこの…。
(等と色々言おうとしたけれど、丁度店員が通りかかったので。)
っと、すみません。…御注文、宜しいでしょうか?
(まずは、そちらを済ませてしまおうと彼女に一つ「行ってきますね。」の合図代わりに小さく頭を下げて、店員に向き直った。)

アリストロメリア > ええ(小さく頷く)
(彼女が、あまり紅茶は飲まない事を会話から知れば……)
『ディンブラ』はセイロンと呼ばれる紅茶の一種で、万人受けする飲みやすい紅茶ですわ
山地が高地で寒い上、山の斜面に当たる乾いた風から特に季節の1~2月には薔薇の様な華やかな香りが致しますの

(そして、代わるように抹茶オレの解説をされれば耳を澄ませて)
……成程。それは美味しそうですわね
お抹茶というと、以前アイスで口にした程度ですけれど、その時は苦みの中に甘さがありとても美味しかったので
そんなに苦い飲み物とは存じませんでしたわ
(と、少し驚きながら興味を引いた様子で語る
顔を近づけても、微動だにしない少女は、精巧に作られた日本人形の様に凛とした雰囲気を佇ませて美しかった)

ええ……そうでしたの?もしお勧めや美味しかったものがございましたら、是非教えて下さいませ
久々にアフタヌーンティーを楽しみましたけれど、味も良く、正式なそれと似ておりますわ
やっぱり、人気だと思いましたわ。料理も美味しいですし、通りがかりにお店を見れば
いつも賑わっていて気になっていた所の一つでしたの

ええ。とても
(小さく頷く。メニューを開いて渡すのは、教える為のつもりだが、よくよく考えてみれば
一種強制的で、選択肢を奪いかねてしまったかもしれない――……が
少女がそれにするというと、柔らかい表情で)
今日は、カフェでお茶会ですわね……ふふ、嬉しいですわ

(初めて飲むディンブラーの味は、例えるなら
『分かりやすく想像できる、理想的な高価な紅茶の味』をしていて
とても飲みやすく、美味しい紅茶になるだろう――……)

(頷いて、彼女が店員へと注文を伝えるのを見ながら
今の紅茶もそろそろポット3杯分が飲み終わるだろう……
彼女の所に注文したものが届く頃、自分も抹茶オレを注文しようと密かに思いながら
残りのスコーンとケーキは、少女の品が来るまで手を付けずに待ちながら
少しぬるめになってしまった、カップの残りの紅茶を飲む)

詩想 八夜衣 > お詳しいのですね。
成程、誰にでも飲みやすい、そんな飲み物で…こちらは、その、ディンブラーというものなのですね。
(カップに視線を落としながら。)
抹茶のアイスクリームは、甘いですよね。
抹茶オレは、ちょうどそれの味わいを飲み物にした感じです。
ですが、普通の御抹茶は、苦いですが…そうですね、
もしお飲みになるのでしたら、玉露という名前の物をお勧めしておきます。
(じっと、近距離であった目を別段離すこともなく、交換するかのように、こちらの知識やお勧めを述べて。)

ふむ…といっても、今まで私が食べたものはどれもこれも、美味しくてお勧めなのですが。パンケーキ、等、良かったと思いますよ。
成程…ということは、やはり、正式な物を御存知なのですね。
そうですね、大体いつ来ても賑やかです。それに…美味しいですよね。

では、楽しみにしていましょうか。
(と、ひとたび注文を終えれば、店員に向けた視線を向き直して。)

(そうして、暫しの時間が過ぎ去って、注文したアフターヌーンティーセットが運ばれてくる。「お待たせいたしました、ごゆっくりどうぞ」とでも言い残して、去ろうとするその前に、店員に彼女の注文が入ることだろうか。)

アリストロメリア > 恐れ入りますわ……紅茶は此方に来る以前、実家では毎日飲んでおりましたの
ええ、ですからきっと紅茶が苦手でなければ美味しく頂けるお勧めの茶葉でもありますの(と、頷きながら答えて)

成程……あれは実に美味しく、新鮮な味でまた食べたいと思いましたの
きっと、美味しい飲み物でしょうね
(あれと似た味と言われれば想像もつきやすく、一層飲んでみたい気持ちに駆られる)
……逆に、甘みの入った抹茶の味は分かるのですけれど、苦い物もどれほどの苦みか興味が沸きましてよ
玉露――……飲みやすいお抹茶の一種でしょうか?
(『美味しい』と聞き、お店に対しても失礼に当たる会話が終われば
近付けた顔をそっと、元の距離に静かに姿勢を直す
東洋の少女であるから当然ではあるのだけれど――……東洋については色々と聞きたい気持ちがある為
その小さくささやかな情報も、自身にとってはとても新鮮で嬉しく
抹茶オレに加えて、玉露も機会があれば飲んでみたいと密かに思う)

以前はどんなものをお召し上がりになったんですの? パンケーキも美味しそうですわよね
(『美味しそうな写真付きで、気になっておりましたの』等と楽しそうに喋りながら)
ええ、以前はよく……というよりも一種の仕事でもあるのかしらね?
アフタヌーンティーを開いて、中の良いお友達を招いたり、社交の場で、日々お茶を嗜んでいたものですので……
(ふと、学園に来る以前の事を思い出す……ほんの少しだけだけれど、昔になりつつある懐かしい想い出)
本当。賑やかに混んでいると、カフェに訪れる機会も難しくて……ええ、本当に美味しいから人気の理由もよくわかりますわ

お口に合えば宜しいのですけれど……
(そういって、彼女が注文をし終え、暫く談笑を楽しみながら残りのお茶を少しづつ飲みほして
彼女の注文が届いた時に、抹茶オレを注文したのでした)

ケーキやスコーンは、何をお選びになりましたの?
(と、尋ねつつ――……名前が分からない事に気付いて)
もし、御迷惑でなければお名前を伺っても宜しくて?
私はアリストロメリアと申しますわ

……もう一つ。恐れ入りますが、スコーンの食べ方は御存知でしょうか?
(もしかしたら――……と思い、知っていたら失礼かもしれないが
会話の中身から、もしかしたらを考えて、尋ねてみる)

詩想 八夜衣 > そうでしたか。と言いますと、…実家より、下宿…若しくは、寮の方にいらしたのでしょうか?
それにしても、毎日…ですか、やっぱり、こう…本格的な御紅茶を?
成程…然様で。それでは、一杯。
(カップを持ち上げて、静かに啜ってみる。淹れたての暑い御紅茶。味わいに何処か高級感がする気がするのは、何故だろうか。「美味しい」「お勧め」等と、先程から言葉を交わしていたから、そんな意識がある故か、カフェテラスで飲んでいるからか、それとも…。何にしても。)
―――御言葉通り、美味しいですね。
(カップを一旦元の場所に落ち着ければ、月並みだけれど、感想を。)

えぇ、美味しいですよ。
こちらの御紅茶とは違って、また別の美味しさがあります。
甘いものが御好きなのでしたら、きっと、美味しく頂けるかと思いますよ。
(その点は、彼女は先程ケーキを頂いていたのだし、大丈夫だろう。)
えぇ、私のお勧めですね。少し甘味が強いのが特徴と言いますか。
あ…因みに、苦みを極めてみたいのでしたら、深蒸し煎茶という物を熱湯で淹れてみてくださいね。
(ひそひそ話とやらは、終わったようで。離れて行った、と漸く気付いたのかどうなのか。心なしかその声は少しばかり大きくなっていた。次いで、「どれほどの苦味か」なんて聞いたら、少しばかり挑戦的な笑顔を浮かべた。和人の代表でもないのだけれど、西洋の彼女は、緑茶の苦味をどれ程堪能出来るのだろうか…。)

そうですね…。パンケーキ、それから、サンドイッチのセットと…飲み物は毎回抹茶オレでしたね。
えぇ、何やらクリームなんかも付いているらしく、やはりこれも、甘いものが好きな方にはおすすめですよ。
…ふむ、何かの令嬢様なのでしょうか?
何だか、お偉いさんのような気がします、社交の場…と言いましたらパーティか何かのような物が想像されますね…。
(まじまじ、と彼女を見据えてみる。その様相は、恐らく感慨深そうだ、と形容すればいいのだろうか。)
御飯時は極力避けませんと、混雑にあってしまいますよね…何時でも混雑ですが。
けれど、美味しすぎて暫く座れないというのも、少しばかり、考えものかと思いますけれどね…。
(くすくす、と苦笑い気味。)

えぇ、とても、美味しかったですよ。
こちらも…って、こちらと言うべきかは分かりませんが、抹茶オレも、美味しく頂ける事を祈っております。
(そういって、もう一度カップを持ち上げて、静かに御紅茶を啜った。そうして、カップをまた一度落ち着ければ、美味ですよ、と言わんばかりに頷いて。)

こちら、チョコレートケーキと…それから、抹茶のスコーンを選んでみました。
…あ、失礼しました。名乗っておいた方が良かったですね。
私、詩想八夜衣《しそうやよい》です。
よろしくお願いしますね、アリストロメリアさん。
(そう言って、深々と一礼を。)

…えっと。手でつかむわけではないのですよね…?
知り…ません。
(御紅茶の嗜み方等なかったわけで。おずおずと、なにやら頼っているような、申し訳なさそうな、自信のなさそうな視線を馳せながら。)

アリストロメリア > ええ、此方の学園に来てからは女子寮で暮らしておりますわ
そうですわね、元々紅茶を飲む事が習慣でしたし、色々な紅茶を飲んでおりましたわ

(彼女が紅茶を飲む様子を、静かに見つめる
『気に入って頂けるかしら?』『美味しいと思って頂けるかしら?』……等と思いながら
だから、彼女が『御言葉通り、美味しいですね』と感想を頂ければ、微笑んで)
お気に召して頂けてよかったですわ……飲みやすくて美味しいですわよね

成程……そうですわね
何より、此方にはない風味がとても斬新で気に入りましたわ
甘さと苦みが互いを引き立てて美味しかったですし……勿論、甘い物も好きですわ
飲みやすくしてある所も良い所ですわね

……深蒸し前茶?
(初めて聞く単語に、不思議そうに首を傾げる――……
深蒸し?蒸らし時間が長いのだろうか、茶はともかくとして、前とは……?)
熱湯ですわね?(今度、図書館で本を借り、調べて淹れてみよう――……と思いつつ)
(苦みを聞けば、端正に整えられた人形の様な表情に挑発的な笑みが浮かぶ――……成程、相当苦い様だという事だけは
その事から理解できるものの
未知の領域であるそれは『とても苦いらしい』としか、知識情報で知っている程度以上に知れる事は無かった)

抹茶オレがお好きなのですね。お決まりの飲み物ですのね
クリームが付いているのは贅沢で良いですわね……甘いものは好きですし、次回はそれにしましょう
……恐れ入りますわ。実家の方が、魔術の家の貴族でしたので……
偉いのは私では無く血筋と祖先ですわ……それに、社交の場と言っても、特別なものでは無く
貴族令嬢の方々には、日常の一つでしたし それは言い変えれば情報交換の、女性の社会でしたからね
(此方風に言えば、きっともしかしたら一種の仕事に含まれるだろう
傍から見たら随分と優雅で、贅沢ではあるが、裏の読み合い――……という意味合いも含んでいるのだから)
(まじまじと改めて見つめられれば少し、照れて)

恐れ入りますわ……私から見れば、貴方もきっと――……東洋のお嬢様の様に思われるのですけれど
貴方のお家のお話を伺ってもよろしくて?
(着物の慣れた着こなしや振る舞い、楚々とした物静かな雰囲気といい、上品な少女は
きっと、東洋の何処かの御令嬢なのだと思っていた)

ですわね、お昼やディナーは特に人が凄そうですわ
きっと美味しいですし、居心地も良いから長居してしまうのでしょうけれど
(長時間待つのは退屈ですわね、と苦笑して)

よかったですわ
ええ、私もとても楽しみですの――……(等と話している時に丁度運ばれて)
(カップを手に取れば、先ずは匂いを嗅いでみる。ミルクと交わり、抹茶特有の香りも少し甘くまろやかになっているかのよう
口に運べば、抹茶アイスに近いミルクの優しい甘さと、抹茶のほろ苦さが美味しく心を安らかにしてくれる
美味しく、何処か心が落ち着く味だった)
抹茶ラテ、とても美味しいですのね。この甘さと苦みが気に入りましたわ

チョコレートケーキや抹茶のスコーンも美味しそうですわよね
(香り高い、チョコレートのケーキや、鮮やかな緑色の美味しそうなスコーンを見て
前回のアイスと今回の抹茶ラテで抹茶の美味しさを知り、次は頼んでみようと密かに思う)

詩想八夜衣嬢ですわね?
ええ、こちらこそ宜しくお願い致しますわ
(深く頭を下げて、挨拶を交えて)

(相手のおずおずとした、申し訳なさそうな様子に、ストレートに聞いたのはよくなかったかもしれない
特に、大和撫子は大人しく、奥ゆかしいと聞いた事がある……文化の違いといえばそこまでだが
『ごめんなさいね』と非礼を謝りつつ、優しく)
スコーンは手で持って頂いて大丈夫ですわ
(――……と言いながら、自分のまだ残っているスコーンを参考代わりに一つつまんで見せ)

スコーンの横を見て頂くと、大きな割れ目のある方を『狼の口』というのですけれど――……
そこの切れ目にナイフを入れて頂き、上下で二つに分ける様にして……
此方にある、クロテッドクリームを塗り、ジャムを塗って食べるんですの
(と、目の前でやってみてから スコーンを口に運ぶ)
……こういう食べ方をするのですわ
そして、下の段のサンドウィッチ、或いは焼きたてのスコーンから頂いて下さいませ
(と、一言添えて)

(そして、非礼な事をしてしまって申し訳なさそうに)
……もし、偉そうにおもってしまったら、ごめんなさいね
お許し頂けるのであれば、今度――……もし機会がございましたら、八夜衣嬢に
お抹茶や深蒸し前茶というものを教えて頂きたいですわ
……もしかしたら、東洋の作法には明るくないので、みっともない事をしてしまうかもしれません
その時は教えて頂けると、とても嬉しく思いましてよ
(と、笑顔で喋る
『仲良くしたい』という意思を載せて)

アリストロメリア > すみません、ありがとうございます。お言葉に甘えてお先に失礼させて頂きます
はい、是非また宜しくお願いします。長々とお付き合い頂きありがとうございました
おやすみなさい

ご案内:「カフェテラス「橘」」からアリストロメリアさんが去りました。
詩想 八夜衣 > 然様でしたか…因みに私は生徒会の一室に住んでいたりします。こちらに来る前は、お屋敷でしょうか。
そう言ったご家庭なのでしょうね…色々な、たしなみのようなものでしょうか。
そう…ですね。どちらかと言えば、こう…控えめな味わいな気がすます。…から、万人に受けるのでしょうか。
(とはいえ、これが何の紅茶、と意識して飲んだことはあまりないため、言葉に自信はあまりなさそうで。)

なら、良かったです。
抹茶は日本の味わいですし、ああいったものもご堪能頂けたのでしたら…。

えぇ、深蒸し煎茶を熱湯で…。飲んでからのお楽しみ、ですけれど、苦いものが苦手なのでしたら、お勧めは出来ません。
私も…ちょっと苦すぎるのはダメですから。
(肩を竦めて、笑って見せる。想像通り、自身にとっても、とても苦いとしか形容のできない物で。)

えぇ、そんな感じです。いつもの、というやつですね。
生地も良い色をしていますし…はい、是非とも。お勧め…みたいなものです。
あ…魔術家系の。その様な、実に魔女のような格好だとは御見受けしていましたが、正しく由緒正しい御嬢様でいらっしゃるのですね。
その後継の貴方も、それはそれは、気苦労が絶えず偉いと思いますけれどね…。
…女性の、社会。
(こういうのも何だけれど、ここでの「女性の社会」と言うのは、華々しいものではきっとないだろう。妬みや嫉み、謀略が渦をまく、それはそれは、油断のならない社会であろう事は、多分、想像がついた。して、何やら照れた様相が見えれば、にこりと楽し気に笑った後、そっと目を伏せ、視線を止めた。)

…ふふ、そう見られるのは嬉しいですが、私は一介の庶民、ですよ?
それでも良ければ、お話させて頂きますけれど、ね。
(何だか、本当は令嬢ではないのだけれど、そう言われるとその気になってしまう。そんな訳もあってか、いつにもまして、わざとらしく上品な口調を心がけたそうな。)

えぇ、前にお昼時に来てみましたが凄い混雑でしたよ。
分かります…既に、私達も大分と長居してしまっている気がしますしね。

如何でしたでしょうか。
(飲み物に口を付けた様に、少しだけ緊張した様で。そうして、彼女が口を開くのを待った後。)
…良かったです。お勧めした甲斐があったと言うものですよ。
(大袈裟だけれど、少し安堵した様相だった。)

えぇ、特にこう…チョコレートケーキとは良いものです。
抹茶は言わずもがな、ですけれどね。
(和人としては、抹茶は好きで当然らしい。…彼女のこだわりの部分も多いが。)

はい、今後とも…。
えぇ、是非とも、よろしくお願いします。

(して、彼女が目も前で実際にやってくれると言う感じなので、己はそれをじーっと見据える。)
えーっと…まずこうして、掴んで…。
それから、横の切れ目を…こう、切り分けて…。
(逐一、彼女のやり方を見ながら。完全に初心者の様だ。)
そして、クリームとジャムを塗って…頂きます、と。
(少しばかり、出遅れ気味にクリームやジャムを多めに塗ったスコーンを口に運んだ。)
…ありがとうございました。危うく恥をかいてしまう所でした…。
(深々と、照れくさそうに、或いは申し訳なさそうに頭を下げて。)

…いえいえ。
おかげさまで、助かりました。全く、そんな風には思っていませんから、ご安心ください。
お、お許しだなんて…大丈夫ですよ。
あ…あら、東洋の作法、ですか。
うぅん…実は、私も下手の横好きなのですが…、もし、今後そう言った機会があるのでしたら、勉強して、そして教えさせて頂きますね。
…最初は、誰だってみっともない事をし得るのです。
気楽に…良ければいいですよ。ねっ。
えぇ、そういうわけで。今後とも。
(彼女の意を汲み取ったのか、どうなのか。それでも、笑い返したその表情は、きっと友好的なものだったのに違いはない。)

(それから、各々、或いは抹茶オレを楽しんだり、アフターヌーンティーセットを楽しんだりしながら。優雅で、大人びた雰囲気の―――紫色を主体とする西洋の花と東洋の蝶の、摩訶不思議な邂逅は談笑を交えながらに今しばらく続くのだろう。)

ご案内:「カフェテラス「橘」」から詩想 八夜衣さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に磐野 州子さんが現れました。
磐野 州子 > 息を荒げながら参考書が入った鞄に日用品を纏めた鞄を持って学校終わりの夕方のカフェテラス現れた白衣の少女。

「カッフェオレと…ショートケーキお願いするです!」
一人と2つの鞄でまだあまり人のいないテーブル席1つを占領するやいなや、カフェの店員に早速注文をする
店員はやや嫌そうな顔をしながらも注文を受け、厨房の方へ入っていく

「今のところ人すくねーですから休むには丁度いいです」
そんなことを言いながら参考書を取り出し、勉強する訳でもなく適当に目を通し始める

磐野 州子 > 学校の時はちゃんと勉強する。学校じゃない時は適当に時間を潰す。
そういう意味で参考書を取り出した訳で、州子は特に勤勉家という訳ではない。
ただ丁度手元に暇を潰せるような本が無いからである。
そもそも漫画本とかも持ってはいるのだが、今頃は瓦礫の下で、探すのも面倒である

「このカフェ漫画とか置いてねーんです?置いてあったら毎日来るですけど、無さそうなら無いでしょうがないです」
そんな独り言を呟きながら漫画喫茶に良くある隅の方に置いてある棚を探す。
あくまでカフェテラスであってここは漫画喫茶ではない為そんなものはないが

磐野 州子 > 「それにしても落第街はいつもに増してぶっそーです。
まだ目立った死人が出てないだけ良いのかもしれねーですけども」
良く教室で聞く虞淵の噂を聞いているとまだ捕まって無いのだろう、とあたりをつける。
州子自体は虞淵と会った事はないが
スラム付近で聞き込みをしていた公安委員に虞淵の写真を見せられて知った、という程度である

「触らぬ神に祟りなし、です。
痛い目遭う前にスタコラサッサが人間の知恵ってやつです」
痛い目に遭う可能性がなくなるという意味で落第街には近づかないのは賢い、とは州子自身思っている。
虞淵がいなくなるまでは落第街に近寄れなくなるが、隠れ家が4つ程使えなくなるというのはどうも悔しい

磐野 州子 > 「ま、やられるでしょーけど、痛い目に遭わせてやっても良いかもしれねーです。
そもそも遭遇出来るかも疑問ですけどね」
そんな独り言を呟いている時に丁度その時に来たカフェオレを一口飲み、
持ちにくそうに袖越しでフォークを持ってショートケーキを食べ始める。

「やっぱり学校帰りには甘いものです。甘いものを作った人はノーベル平和賞ものですよ」
先ほどの不穏な話題から一変して甘いものに舌鼓を打つ。
甘いものが特別好きという訳ではないが、頭を使った分頭が糖分を必要している証拠なのだろう

ご案内:「カフェテラス「橘」」に渡辺慧さんが現れました。
渡辺慧 > 鼻歌をご機嫌まじりに――あいもかわらず、ワザとらしいほどへたくそな。――鳴らしながら、カフェテラスへ入ってくる少年。

(今日は、アー……オムライス欲求はそこまででもないな)

適当に。いつも通りにカウンター席へ座ろうと、少しだけ店内を見渡すと。

――お。

何か、おもしろそうな物を見かけた様に。
顔を猫が笑う様にゆがめ。

ふらり、とそこへ近づいていく。
――視線の先には、瓶底眼鏡のぶかぶかの白衣を来た少女。

「こんにちはっ」

磐野 州子 > ショートケーキを頬張っている時に声をかけられるとは思っていなかったようで急いでそれを飲み干し、
カッフェオレを一口飲んで口を綺麗にすると口を開く

「…もうこんばんは近いんじゃないです?」
人相の悪い瓶底眼鏡の少女はそちらを睨みつけながら学業は真面目だが真面目ではない返事が帰ってくる

渡辺慧 > 「そういう説もある。まぁどっちでもいーよー、通じりゃ」

シシシ。と、変わった笑い方をしながら、その少女に話しかける。
フードを頭からすっぽりとかぶり、手をポケットに突っ込んでりゃ、まぁ。こういう返事もなくはないだろう。怪しいし。

「んー、と」
辺りを軽く見た後。

「相席とかしちゃっていい?」

磐野 州子 > 「夕方頃は大凡6割の人はこんばんはって言うです。
なので州子はこんばんはって言うだけです」
他愛もない一言だが、この結果は根拠もなく州子が計測した結果ではないので所謂デタラメというやつである
ただこういうデタラメでもぶつけておけばどうでもいい内容の会話をしなくても済むという算段である

「好きにどーぞですよ。座ってもらった方が周囲の目は優しいはずです」
素っ気無いが一応相席は許可する。
周囲の視線を気にする州子にとって1つのテーブルに二人いるというのはそれだけで多少はそういう視線が減るという目論見である

渡辺慧 > 「なんでやねん」

あれ、おかしい。今これ普通に断られる流れだと思ってた、とばかりのツッコミ。

「つっこんでくれりゃなぜ相席をお願いしたかをつらつらつらつらと俺の気の済むまで話せたというのに」
まるでこれじゃ俺がナンパ的なあれみたいじゃないか、等と抜かしながら。
まぁ、座るけど。とさっくりと対面に座り、ブレンドとホットサンドおねがいしますー、と適当に注文。

磐野 州子 > 「なんでやねん、じゃないです。」
はぁ、とため息をつく。
どうやら慧に理論という言葉を通じない事が分かったらしい。

「じゃあ州子の相席料金ということで見ず知らずの男が見ず知らずの女の相席をお願いしたか話すです」
抜かした言葉を聞か猿のポーズをして聞こえているが聞こえていないかのようにアピールしている
州子自身、暇潰しとして座らせただけなのだが、そんなに意外だったのかな?と自分の選択にやや不安になっている

渡辺慧 > 「まぁ特にないんだけどね」

自分でその言葉を吐きながら、さらに聞かれた上でこの回答である。ある意味その不安は正解だったかもしれない。

届いたブレンドをブラックのまま一舐めすると。

「しいていうならー……その恰好暑くない?」
めっちゃ失礼。

磐野 州子 > げほっげほっ
「てめーは特に意味もないのに相席するんです?馬鹿じゃねーです?拒否られたらどーするです?」
予想の斜め上を行こうとしたらいきなり穴に潜られてドッキリでした、と言われるような予想で思わずむせる
特にないというのはどういうことなのか。
学校帰りに学校からのアンケートで早く帰りたいから手っ取り早く特に無いにチェックを入れるアレなのか。

暑くない?と言われると不思議そうに首を傾げて腕を上げて袖を揺らしている
「州子の着る服はこれしかねーです。
他の服は…なんというか肌に合わないです」
強ち間違いではない。
他の服を着ようとしたらまず普通の服ならバラバラになるのである

渡辺慧 > 「まぁ拒否られたらいつも通りにカウンターでのんびりするだけじゃねーかなー。馬鹿かどうかは、まぁ否定しねーデスヨー」

本当に、ただの気紛れで、なんとなくで。偶然、州子が、この瞬間に、慧の興味をひくような恰好をしていて、このカフェテラスにいた。ただそれだけ、というのが伝わるぐらいの適当さである。
そしてそのままに行動を起こしてしまった、ただそれだけなのだ。

「ふぅん? 学者肌とかって奴? その眼鏡とかも」
コーヒーを啜った後。ホットサンドをぱくつきながら楽しそうに尋ねる。

磐野 州子 > 「見た目ふつーの生徒サンっぽいですけど、一緒に来るような人いねーんですね。
カワイソーデスー」
語尾を真似られるとイラっとしたのか自分のことを棚にあげてぼっちなんです?と煽る

「まだ、学者じゃねーです。将来は学者のつもりですけどね
まぁ、その学者肌とか眼鏡とかは大体かんけーねーです。
異能せいですよ。異能のせい」
ぶかぶかの袖でフォークを掴んでショートケーキを再び食べる。

渡辺慧 > 「やめなさい、それは俺の心に来る」

沈痛な顔でうつむいた。まぁ冗談ではある。ボッチである状態にかなり近いが……そこまで気にしてはいない、というのが実情に近い。まぁ、この場はノリとして。

その証拠になるかはわからないが、すぐさま顔に猫のような笑いを浮かべると。

「へぇ。そっか。……がんばれー」
先ほどの調子が嘘かのような真摯な調子の言葉。

――かと思えば、すぐその後に。

「異能のせい…………なるほど。着ている服が勝手に白衣になるとかか」

スッゴイ適当だった。

磐野 州子 > 「心に来るなら一緒に来るような彼氏彼女連れてくるです。
特に堪えてなさそーですけどね」
俯く様子を見て特に州子の心に来る様子もないようでカフェオレを飲んでいる…が、慧の異能の予想を聞くとまたむせている

「いや…いや、そんな異能だったらこんなぶかぶかな白衣を好き好んで着てねーですよ」
そんなことも分からないのです?と言わんばかりにため息をつく
なんというかこの人と話していると疲れる、というのが州子の本心である

渡辺慧 > 「安心してくれ。意外にも俺はモテない」
意外でもなんでもない。割と当たり前の話でもある。残念ながらの話だが。

じょーだんさ。等と適当に片手をひらひら。さて。それは本当だろうか、なんて。

「まぁでも、割と似合ってるよ、その恰好。うれしくはねーかもだけど」

そう言った後。少しだけ、目を細めて――火傷跡、だぼだぼの袖。――を見遣った後。

「――例えば。その白衣は何かを抑える為でー。そしてその何かは、熱を伴ってー……まぁ、そんな感じ?」

磐野 州子 > 「そーなんです?
今の様子だといつもこの様子で相席をせがんでると思って隙あらば狙ってそうな雰囲気あったですけど」
モテないという事実を聞いてどちらかというと興味が無いにチェックが入りそうな顔をしている

「70点ぐらいです。
まぁ、大体合ってるですからショートケーキを一口ぐらい上げてやってもいいです」
そんな事を言っているが特にショートケーキを乗せた皿を差し出す様子はない。
食べるなら食べるで渡す気はあるのだろう

渡辺慧 > 「いやですねぇ。君にだけですよぅ。嘘だけど」
「割と興味のなさそうな顔してるところが素敵ですねー」

楽しそうにそう言った後。
「ください。……まぁそれはそれとして。んあー、手もその白衣で隠してるっつーことは、触るとなんかある感じか。そりゃ……大変だねぇ」

そんな言葉を吐いてはいるが。同情というよりは、単純に興味。

「……ん? じゃあ、その眼鏡も?」

磐野 州子 > 「そんな顔させてるのはどこのどいつです?
あまり調子に乗ってるとショートケーキあげねーですよ」
そんな意地悪な事を言いながらもショートケーキを乗せた皿は慧の方には寄せはする
州子なりの冗談なのだろう。きっと

慧の言葉にそんなとこです、と返しながら両袖で爆破物を処理するかのように瓶底眼鏡を外し、いかにも人相が悪い顔がわかりやすくなる。

「眼鏡つけてるのは元から視力悪いのもそうですけど、こういう面を隠す為でもあるです
流石に悪い面してたら公安風紀に絡まれて面倒な事になるですからね」
つけていた瓶底眼鏡をテーブルに置いて
慧を睨んでいるつもりはないが、睨んでいるように見えるかもしれないぐらいに人相が悪い顔をしている

渡辺慧 > 「どこのどいつかのせいで俺がショートケーキを食べれないとかどういう因果だろうか。謝っておこう。ごめんなさい」

ありがと、と言い、食べようとしたが。
少し自分の周りを見て。

フォークがない。

伸ばした手をひっこめた。あきらめのいいやつである。

「オォ。ふんふん」
まじまじと顔を見つめ。

「だいじょぶだいじょぶ。物凄く目つき悪いから怖いけど可愛らしい顔してるって。うんうん。目つき悪いから怖いけど」

サムズアップをしながら実に楽しそうに言う。フォロー入れてるつもりなのか、はたまた本音なのか。そのどちらかは判断するのが難しそうだ。2回言ったし。

磐野 州子 > 「てっきり手で食べるかと思ったのですが違うんです?しょーががねぇですね」
慧が伸ばした手を引っ込めた様子を見てやれやれと言った様子で、
自分が使っていたフォークをテーブルに備え付けられてあるちり紙で拭った後にショートケーキの皿に載せ、
これで食べられるです、と付け加える。

「目つきが悪いのはもう慣れっこです。
でもそんな事言いながら可愛いって言う男もけっこー多いですよね」
怖い、と言われるのは慣れているのか動じる様子もなくため息をつく

渡辺慧 > 「一応は常識はあるつもりなので」
どの口が言うのか。

シシシ。と、笑うと、今度こそありがとう、と言って角の、本当に一口分だけを削って口に含んだ。
「んまい」


「へぇ。じゃあまぁ実際にかわいいんじゃねーの、周りから見ても。知らんけど」
自分の言葉に責任をまるで持たない奴。
相変わらず、本気か、適当か。どちらとも判断できないような口調だが、やっぱり相変わらず楽しそうだ。

「というか、そういう男子は身の回りに多いんだねぇ。なんだい、結構モテる方か」

磐野 州子 > 「この島に常識持ってる人なんて極わずかな気もするですよ」
肘をついてどうでも良さそうにしているが、慧がんまいと言うとくすりと微笑む。

「てめーの言葉はほんと無責任です。
まぁそのぐらいのほうが生きやすいんでしょーけど」
そんなことを言いながらカフェオレをまた一口飲んでいく。
掴み所が無い、というのはどうしてもやりにくさはある

「多いっていうより冷やかしに来る男が多いです。こういう顔してるとどーしても、です」

渡辺慧 > 「いつもはケーキとか頼まないんだけどねー」
甘いものが苦手というわけではないが……。……まぁ、自分で買う、という気分になることが少ないのか。
たまにはいいね、なんて。そう言って柔和に笑う。

「自分の言葉で何かを動かすってのも、ちぃと勇気いるもんだぜー。まぁ、俺がそうだ、ってわけでもないんだけど」

なんて。少しぼやくように。言葉を濁すように。
ホットサンドの、最後の一口を口へ放り込み、咀嚼すると。

「……ま。じゃあ、折角だ」

「割と可愛いと思いますよ? 俺はね」
割と、本音のように、にっこりと笑いながらそう言った。

磐野 州子 > 「でしょうねー。カフェでホットサンドを頼むような人は中々ケーキ食べないです」
どうせなら全部食べるです?という視線を送りながら肩を回しながら口を開く

「別に州子の心は特に動かないですから気にする事はねーですよ」
はぁ、ため息をついてどこか退屈そうにしているが次の言葉を聞くと人相の悪い顔が赤くなっていくのっが分かる

「バカ、馬鹿じゃねーです?
割と可愛いって…まぁてめーらしくはあるですけど」
照れ隠しなのか早く食べるです、とケーキを食べさせるのを急かしながら視線を逸らす

渡辺慧 > 「ここのオムライスとかおすすめだぜ。オムライス欲求を満たしたい時とか」
いつぞやのことを思い起こしながら。

「ん、なら安心だ。……安心と言っていいのか? これは」

少しだけうん? と首を傾げた。
そうして。
なら、頂く。

と、その様子を楽しそうに眺めながら、ケーキを口へ含んだ。

磐野 州子 > 「オムライス欲求とかそんなの実在しねーですからといって作るのはやめるです
美味しいのは分かるですけど」
なんだそれ、と言った顔をしながら視線を慧に戻す

「安心です。多分きっと恐らく安心です。多分」
最後の最後に不安になる要素を作りながら
見られると飯が不味くなりそうな顔がケーキを食べている様子を見ている。

「そういえば、名前、名前教えるです。
州子は磐野州子です。てめーはなんて名前です?」
決して人に名前を伺う態度ではないが州子らしさではあるかもしれない

渡辺慧 > 「学者になってオムライス欲求の証明とかしない? 俺応援するんだけど」
そりゃあ、オムライスを食べたい欲求だよ、なんて。説明する気があるのかという説明。説明する気はあるけど。

「シシシ。多分か。そりゃぁ…………まぁ、安心だな」
さて。どういう意味かは、相も変わらない適当な言葉の一つだろう。

コーヒーを飲み干す。
しばし、その器を見つめた後に。

「渡辺慧」
そう言いながら、自分と、州子の伝票を持ちながら席を立った。

「……まぁ。またどっかでなー」

最後に、さんきゅー、楽しかったぜ。

なんて。楽しそうに言いながら、片手をひらひらとさせその場を去って行った。

気まぐれな少年は、気まぐれらしく。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から渡辺慧さんが去りました。
磐野 州子 > 「証明しても何も得にならなさそうですからやらないです。」
どういう頭の構造してるんだろうこの人、という顔をしながらため息をつく

「渡辺慧、ですか…あっ」
自分の伝票を持っていかれると隙を突かれたような声を出して立ち上がるが、時既に遅しで持って行かれてしまった

「…覚えてやがれです。この借りはしっかり返してやるです」
気まぐれな少年は既に会計を済ませてどこかに行った。
借りを作られたままでは気持ちが悪いが、州子はまだカフェオレを飲みきっていない為、
まずはそれを飲み干そうと考えてとりあえずは席に座る

磐野 州子 > 慧がいなくなると周囲の視線が途端に気になりだしたのかカフェオレを一気に飲み干す
「…うるせーですね。ほんと。さっさと出ていきますよ…と」
カフェオレを全て飲み干し、2つの鞄を担いで席を立つ

「支払いはさっきのナンパ男がやったですよー」
と店員に言ってカフェテラスを後にする
すっかり暗くなってしまったが、引っ越しをするには丁度良い暗さかもしれない

ご案内:「カフェテラス「橘」」から磐野 州子さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に烏丸 九郎さんが現れました。
烏丸 九郎 > (杖をつきながら入店。さすがに歩みは遅い。
痛み止めのおかげで、痛みはさほどではない。
この島の医療技術が、異能や魔術ですすんでいるからといって
ふくらはぎに空いた穴は一朝一夕では治ってくれないようで。
少年はややふてくされ気味に、あたりを見回す。
すると店員が気を利かせて一階席のテーブルへと案内してくれた。)

烏丸 九郎 > (椅子に腰を下ろし、一息つく。
慣れない杖での歩行は正直いって疲れる。
だからといって、じっとしてるのもなんだ…暇なのである。
少年はわりと落ち着きが無い性格であった。
とりあえず、今日は一階席が空いててラッキーだったといえよう。
いつもこの店は混雑しているから…。)

ブルーベリーパイとカフェオレ。

(いつもの注文だ。だが、店員はこちらの顔を覚えているわけでもあるまい。
常連らしく、『いつもの』とかいう注文にも憧れるが
滑ったらさすがに恥ずかしい。)

烏丸 九郎 > (程なくして注文の品がやってくる。
ここのいいところは、早い、上手いところだといえよう。
値段は…高くもなく安くもなくではあるが。
そういえば、ここで食べるのもなんか久しぶりな気がしないでもない。)

いただきます。

(少年は手をあわせ、早速ブルーベリーパイを掴むと
サクリと良い音を立てて食べ始める。
甘酸っぱさと香ばしさが同居するこのメニュー。
麻美子に一口もらってからお気に入りになった。
実に美味い。)

烏丸 九郎 > んー♪

(ブルーベリーパイ、その甘さ、美味さに舌鼓を打ちながら
少年は昨日のことを思い出す。
まさか、銃で打たれる日が来るとは思わなかった。
結果的に全て丸く収まったからいいものの…
なんか自分がとてつもない空回りをして終わったような気もする。
カッコ悪い…そういうとメアに怒られるのだが、正直カッコはよくない。
お金の出し損、撃たれ損これはあかん、ロックじゃない。)

烏丸 九郎 > (まぁ、メアやソラに当たらなかっただけ良かったというか…
そう考えれば俺の運命力も捨てたものじゃないな。なんて思ったりして。
しかし、怪我のことを考えると、ちょっとブルーベリーパイの甘味成分だけじゃ自分を慰めきれない気がしてくる。
そういえばここはチーズケーキも美味いんだっけ。
追加で頼んでしまおうか?)

烏丸 九郎 > (ガムシロップをそこそこ入れたカフェオレ。
くるくるとストローでかき回し、混ざりきったところで啜る。
ブルーベリーパイの甘酸っぱさで支配された口内をカフェオレが洗い流してゆく。
しかし、なにはともあれ…クオン先生には事の顛末を伝える必要があるだろう。
今度会いに行かなければ。
そしておそらく自分の夏休みは潰れるだろうなぁと考えると、少し気分が落ち込む。)

烏丸 九郎 > (これからは授業をサボることもできなくなるだろう。
あの先生と、『良い学生』になると約束したのだから。
ちゃんと授業に出て、深夜徘徊もやめて、大時計塔にも登らない…
だめだ。これは…なんというか…ロックじゃない。
せめて深夜徘徊と大時計塔に行くことくらいは目をつぶってもらわなければ
これからの学園生活、『いいこ』で終わる訳にはいかない。
青春は今しかないのだから…。)

ご案内:「カフェテラス「橘」」に遠峯生有子さんが現れました。
烏丸 九郎 > (少年は複雑な表情をしていた。
甘いでもなく、渋いでもなく、痛いでもなく、辛いでもなく
一言では表せないような、味のある表情をしていた。
サクリ、とパイを咀嚼する動きも重々しく
美味いんだかそうでないんだかわからない顔のまま飲み込む。)

遠峯生有子 > 学生の行動パターンなど大体似たり寄ったりだ。
ゆえに人で溢れる時間は人で溢れ、
それなりの類型にしたがって引いてゆく。

いくつかの集団が会計を済ませてにぎやかに帰ってゆき、
入れ替わりに客となったのはお一人様だ。
背負うタイプの革鞄を下ろし、テキストやらノートやらペンケースやらを引っ張り出す。

烏丸 九郎 > (ふと、店の入口に視線をやる。団体客と入れ替わりに少女が一人。
なんとなく一人でやって来た少女に独り者のシンパシーをかんじて
視線でおう。どうやらここで勉強するらしい。
センセーの言ういい学生っていうのはああいう子のことを言うんだろうか。
いや、ムリムリ絶対真似できない。)

遠峯生有子 > 九郎からはそう遠くない席である。
視線に気づくとにこっと笑う。
そのまま目を落としてテキストを開き…

…注文していたレアチーズケーキのセットが届く。

(髪の毛つんつんしてるなー。)
その少年の様子を他よりは意識に入れつつ、アイスミントを一口。

烏丸 九郎 > (課題だの予習復習だの…
そういうのはどうも苦手だ。
それをやるくらいなら、ギターの練習でもしてたほうがよっぽど未来の為になる。
なぜなら自分は音界の覇者になる男なのだから。
とか思ってたら、笑顔を向けられる。
その笑顔にはきょとんとした顔を返すものの
慌てて笑顔を作る。)

遠峯生有子 > 課題だの予習復習だの
そういうののために日々を送っているといっても過言ではない。
笑顔が返ってくるとさらに嬉しそうに破顔して、
届いたチーズケーキにフォークを一刺し。
おいしい。
チーズクリームの濃厚さと、レモンの酸味。

烏丸 九郎 > (最近アレなことばかりだったから
日常の中でああいう笑顔をもらうとなんか嬉しくなる。
なんというのか、よくわからないが…可愛い女の子に笑顔を向けてもらえると得した気分になる的な。
そのままであるが、そうとしか言い表せない、そんな気分。
少し気分が良くなったところで、カフェオレを飲み干す。)