2015/06/21 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」にルーシェ=サリさんが現れました。
ルーシェ=サリ > (勉強と言うものが難解すぎて死んだ目をしてノートと格闘する。コーヒーなる飲み物が机の片側に乗っている。並々と注がれたそれはブラック。ペンを投げると、椅子によりかかる)

「わかんない」

(いよいよ集中が切れた。いまだに飲んだことの無いコーヒーを一口)

ルーシェ=サリ > 「にっがああああッ!?」
ルーシェ=サリ > (周囲の人の注目を浴びて小さくなる。支給品の端末を神業的速度で耳に当てると通話のそぶりをして)

「馬鹿じゃねーの! わらかすなよーアハハハ……」

(そういうセリフを言う必要あったんだよアピール。注目が途切れたところで胸を撫で下ろし、コーヒーを睨む。これは毒物か何かか。飲めないぞと)

ルーシェ=サリ > (ばれてないようだ。制服を着ているもとい着られている少女はため息をついた。勉強しているときは制服だろうと教師に言われ渋々従っているだけで、着慣れない様子が浮かび上がっている。あたりを見回してコーヒーにミルクや砂糖をいれているのを確認。自分も入れてかき回す。一口。渋い顔)

「よくこんなんおいしそうに飲むよ。おかしーし」

(口に合わないようで机の端におしやる。再度ペンを持ち書籍を眺める)

ルーシェ=サリ > 「~~♪」

(数分後。鼻歌を歌いつつ椅子にもたれて上機嫌の少女がいた。集中がもったのは最初の数十秒ほど。そもそも勉強する気がなかった)

「ヤマ張ればなんとかなるし」

(典型的な劣等生の発言をして余裕を気取った)

ルーシェ=サリ > (そうして、次のテストも見事落第したそうな。後援者に怒られてもきっと次も勉強はしないままなのだろうか?)
ご案内:「カフェテラス「橘」」からルーシェ=サリさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に遠峯生有子さんが現れました。
遠峯生有子 > 学校帰り。いつものようにこの店の扉を開く。
程よい賑わいの中で軽めの宿題や明日の授業の予習をするのが日課になりつつある。
(授業の復習は学校でやってくるので)
本当はあまり褒められた日課ではないのかもしれないが、
寮生活とはいえ急に親とはなれて暮らしだした寂しさがあるのかもしれなかった。

さておき、窓際の、植え込みを介して通りを行き交う人の流れを眺めることの出来る席を確保する。
店内はそれなりに賑わっており、お気に入りのこの席に座れたことで
生有子はかなりの満足を覚えていた。

遠峯生有子 > 背負っていた革鞄をテーブルに下ろし、ペンケース、スケジュール帳と携帯端末を引っ張り出す。
端末から写真だのメモだのをぷちぷちと呼び出して、
スケジュール帳にこまごまとそれを書き写していく。
教科ごとに色を変えたりして、

それを終えると同じく色ペンを駆使しながら、スケジュールの空いたスペースを埋めだす。
「英語は…だいたいノートの見直しと、語彙の見直しぐらいでいいかな?
 あ、詩論は分析提出しなくちゃいけないんだった…2時間ぐらい取っとけばいいかな。
 テーマは明日図書館へよればいいや。じゃあ、ここ。
 で、数学が…。」

遠峯生有子 > 「あ、魔術学概論の時間確保しないと。
 獅南先生の講義すごい難しい。」
 本格的な魔術の講義など受けたことがなかったのだ、
 それがたまたま受講することになってしまい、
 毎週脳みそが痺れるような思いをしている。
 痺れすぎて動かなくなっている気すらする。

「無事に及第点取れるのかなあ…。」
 めそめそと、泣きそうな気持ちになっているところに
 救いのアップルパイセットが現れた。

遠峯生有子 >  甘いものを一口食べると前向きな気持ちになれる。
「ま、いっか。時間は出来るだけ確保しよう。
 折角の魔法の講義だし、がんばって受けよう。
 スケジュールで悩んでてもしょうがないし。」
 そしてもう一口。

「んん、おいしい。
 どうやったらこんなおいしいパイ焼けるのかなー。
 後期は家庭科の実技も取ってみようかな。」

遠峯生有子 > パイをきれいに食べようとするのは案外難しい。
ぱらぱら零さないようにだけ気をつけて、
端から少しずつ片付けてゆく。

さくさくとした歯ごたえ。
しっとりしたフィリングとのバランスも絶妙だ。

遠峯生有子 >  気をつけてゆっくり食べているつもりだったが
 あっという間になくなってしまった。

 セットの林檎ジュースを3割ほど飲み終えると、
「さあ、続き続き。」
 トレイを斜め上に避けてスケジュール帳を寄せなおす。

遠峯生有子 >  基本的に放課後、夕刻までの時間に1コマ、夕食を挟んで予備の時間、
 その後にさらに1コマの配分で、
 テスト日程と復習の強度をもとにスケジュールを当てはめていく。
 何日かに1コマは予備日を入れて。

 余白をうさぎの絵で飾り。

「できた!」歓声を上げた。

遠峯生有子 > 早速そのスケジュールをテーブルの脇に位置どらせ、
鞄からノートとテキストを引っ張り出して勉学にかかる。

最初の予定は物理系の科目のようで、
授業で取ったノートにペンやマーカーを使ってチェックポイントを書き足していく。

一通り終ればテキストから幾つか問題を拾って解きなおし、
また赤ペンやら青ペンやらで書き込み。

遠峯生有子 >  それが終ればようやく追加の問題集を開く。
 教師は「授業でやった問題をちょっとばかり変えただけの問題なんて出さないからな。」と言っていた。
 生有子は1つの設問をたっぷり時間を取って解くことにして、
 それが終るころには窓からはすっかり夕焼けといった色になっていた。

「あたま疲れた…。」
 ほーっと息を吐いて、残りの林檎ジュースに口をつける。

遠峯生有子 >  飲み終えると、荷物を片付け、
「ごちそうさまです。」と店をあとにした。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から遠峯生有子さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に正親町三条楓さんが現れました。
正親町三条楓 > 今日も今日とてスイーツ巡り。
なんとなくヨーグルト系の逸品が食べたくなった。
理由など、それだけで良い。

「ブルーベリーヨーグルトパフェとシナモンティーを」

嬉しそうに注文する。
ついでに課題は全て提出し終わった。
優等生でなくては委員長職は勤まらない。

正親町三条楓 > 彼女は今日も上機嫌。
というか、滅多に不機嫌な顔を見せない。
おっとりと、穏やかな顔を見せる事も仕事の一環と割り切っているのだ。

ノートをひろげ、今日出た課題をてきぱき片付ける。
毎日積み重ねていけばそんな難しい事ではない。
難しいところは「知り合い」に頼むけど。

「~~♪」

正親町三条楓 > やがて来たブルーベルーヨーグルトパフェ。
嬉しそうに一口。
うん、美味しい。

「ん~♪」

ゆっくり食べながら、課題は終了。
シナモンティーを傾けながらの優雅なひと時。
ここでは落第街の血なまぐさい事件など関係ない。

正親町三条楓は平和を愛する。
そう、彼女の居る場所の平和を。

正親町三条楓 > 近頃では落第街で血なまぐさい事件が多発したり、死人も出ているという。
公安、風紀でも被害者が多発しているようだ。

まったく、だらしがない。
もう少し頑張って欲しい所だ。

そう、彼女にとってみれば、それは「別世界の出来事」。
多くの一般学生と同じように、そんなものは「知らないし自分に関わり合いの無い事」なのだ。

「ふぅ……」

紅茶を飲んで一息。
さて、あの少年とどこへ遊びに行こうか

ご案内:「カフェテラス「橘」」に和泉 兼次さんが現れました。
和泉 兼次 > こんにちは、と声をかけて入ってくる。
顔なじみというほどではないが、それなりに来ている。
覚えている店員もちょっといるらしい。

さて、どこに座ろうかな、とテーブルの間を見ながら歩き……。

うわ、式典委員長だ。

とちょっと驚いた。

正親町三条楓 > ふっと視線を向けると。
自分の方を見る少年。
――誰だったかな。

とりあえず、軽く微笑んで会釈する。
外面はとても大事だ。

和泉 兼次 > 「お仕事お疲れ様です。」

会釈されたので、ちょっと近くまで。
控えめに笑って挨拶した。
名前は…うん、正直覚えれなかった。
インパクトがあったから、役職は覚えていたけれど。

…今は骨休め中?のようですが。

正親町三条楓 > 「あら、ありがとうございます」

くすりと笑いながら。

「宜しければ、ご一緒にどうぞ」

ちょうど席も空いていないようだし、と。
目の前の席を、少年にすすめる。

和泉 兼次 > え、あ、どうしようかな。
とちょっと驚いた顔で迷った。
しかし店内はちょうど混み合っている様子だ。

「…それじゃ、失礼します。」

役職についているし、その上美人だ。
座ったはいいものの、あー、とちょっと照れている様子。

正親町三条楓 > 「――ふふ、そんな緊張なさらずに」

彼女を見て、驚き緊張する者は多い。
一応、式典委員長という役職にあるせいか。
他の各委員会に比べ、驚くほど権力は少ない身の上なのだが。

「私も、一介の生徒に過ぎませんからぁ」

くすくすと笑いながらシナモンティーを一口。

和泉 兼次 > 「…はは、すいません。」
うん、なんかいつもの調子が出ない。
女子と会話するだけなら大丈夫なんだけどなぁ、と考える。

注文を取りにきた店員に、少し悩む。
「……えぇっと、じゃあボンゴレロッソを。」
アサリとトマトソースのパスタを注文した。

…本当は大盛りペペロンチーノとかしたかったのは秘密だ。

正親町三条楓 > 「それだけで大丈夫なんですか?」

身体、大きいのに~と言いながら。
自分はヨーグルトパフェを食べる。
うん、美味しい。
自然と顔が綻ぶ。

「――あ、すみません、お名前を伺って宜しいでしょうか~?」

和泉 兼次 > 「あ、いや。……大丈夫ですよ。」
見抜かれた。
やっぱ鋭いな…と内心感心する。けれど、見得を張った。

「大きいって、そう身長変わりませんよね。」
座っている彼女を見て、すぐにそういった。
うん、身長やリーチはまだ見れる感じ。
「…あ、すみません。和泉 兼次(いずみ けんじ)。2年生です。」

正親町三条楓 > 「身長は変わりませんけど、肩幅がありますから~」

やっぱり、男の人ですよねぇと呟き。
名前を聞くと、ひとつ頷き。

「はい、正親町三条 楓(おおぎまちさんじょう かえで)です、よろしくお願いしますね、兼次さん」

和泉 兼次 > 「あぁ、まぁ。…それが普通ですよね。」
はは、と笑った。
…よく見ると。露出してる肘から先の腕も筋肉がついているのがわかるかもしれない。

「はい。よろしく。………えっと。」
よろしく、と言ってから名前をどう呼ぼうかと固まった。
いきなり『楓さん』はちょっとハードルが高かった様子。
さりとて苗字はそれはそれで大仰だ。

「…式典委員長。」
少し悩んでからそう言った。

正親町三条楓 > 「――委員長、はちょっと固いですねぇ」

ぷぅっと膨れる。
彼女は役職名で呼ばれるのを好まない。
堅苦しいし、仰々しい、それに式典委員は裏方だ。

「苗字は呼びにくいので、楓、と呼んでくださいね♪」

にっこり笑ってのたまう。

和泉 兼次 > 「え?あー……すみません。」
膨れられた。
こんな子供っぽい表情もするんだな、と内心ではちょっと感心。

ちょうど、パスタが届いた。
トマトとアサリのいい香りがしているが、シナモンを邪魔する程ではないだろう。

「……。はい、楓さん。」
だいぶ勇気が要った。
なので、ウェイトレスが立ち去ってから、ちょっと赤くなって呼んだ。

正親町三条楓 > 「はい、よく出来ました」

上機嫌に微笑んで。
食べ始めると、ちょっとその肩を見て。

「――やっぱり、鍛えてるんですかぁ」

じーっと筋肉を見る。
やはり気になるようだ。

和泉 兼次 > はは、と照れ笑った。
フォークを手にとって頂きます。
と両手を合わせて、実に和風な感じで呟く。

「え?」
ちょうどフォークで巻き取ったパスタを口に入れた瞬間だった。
もごもごと噛んで、飲み下す。
「………んん。あ、まぁ。程ほどに。」
部活とかはしてないんですけど。とちょっと控えめに。

正親町三条楓 > 「やっぱり、男の子なんですねぇ」

感心したように頷く。
――普段は女の子のように細い男の子と過ごす事が多いせいか。
筋肉をつけた男の子は珍しいようだ。

「――ちょっと、触ってもいいですかぁ?」

和泉 兼次 > えっ。
触っていいか聞かれて、ちょっと迷った。
おひやを一口。
…そこで断るのも変か、と思って腕を差し出す。

「…どうぞ。」
…緊張でちょっと目が泳いでいる。

正親町三条楓 > 「ありがとうございます~♪」

わっと嬉しそうにしながら。
兼次の腕を優しく触ると。
むにむにと揉んだり、ぺたぺたと触ったり。
興味津々のようだ。

「やっぱり、筋肉って硬いんですね~」

感心したように触っている。

和泉 兼次 > うーん。ちょっと周囲の視線が気になる。
不快ではないけれど、あんまり経験のない感触だ。
なるべく顔に出さないようにはしているが。

「…脂肪とは別物ですからね…。こんな感じですかね。」
ぐっと、握りこぶしを作って力を込める。
血管や筋肉の形がわかりやすく浮き出るだろう。

正親町三条楓 > 「わ~」

興味深々といった風にぺたぺた触っている。
うんうんと頷いたりしながら。

「――あ、すいません、お食事中に~」

慌てて離れる。

和泉 兼次 > 「いや。」
構いませんよ、と優しそうに笑った。
ちょっといつものペースに戻ってきた。
腕を引っ込めて、触られたところをちょっと見た。

が、すぐに食事を再開。
パスタをフォークで食べる、が慣れた様子。
口に物が入っているのでそれほど喋らずに食事を続ける。

正親町三条楓 > こちらはにこにことしながら食べる様子を見ている。
既にパフェは空になっており、シナモンティーをゆっくり飲みながら。

和泉 兼次 > パスタもアサリも割とすぐに綺麗に平らげ、フォークを置いた。
ご馳走様。と一言言ってから口元を拭う。

「…なんかすいません、休憩の邪魔したみたいで。」
ちょっと苦笑気味にそう言った。
そういう雰囲気はなかったけれど、言っておかないと気が済まなかった感じ。

正親町三条楓 > 「いいえ~」

くすくす笑いながら

「むしろ、誰かといる方が好きですから~。
なかなか友達と遊びに行く事も出来ないんですよぉ」

彼女の役職、彼女の異能。
それが、彼女から友人という存在を奪った。
当然だろう、正親町三条楓の前で対応を誤れば、学園での政治的死に繋がりかねないのだから。

――まぁもっとも、その反動でちょっと可愛い子をつまんだりする趣味なんかもできたわけだが。

和泉 兼次 > 「…あ、やっぱり忙しいからですか。」
やはり上位に立つ人間は忙しく、友人との時間も少ない。
また『力』は色々なモノも近づける。それが権力でも。

異能や内心はわからない。が、
……父親がそうであったように、そう解釈をする。

「難しいですよね。オンとオフのバランスがよければいいんでしょうけど。」
おひやを一口。特に追加注文をする様子はない。

正親町三条楓 > 「ふふ、まぁそんなところですね~」

実際はそこまで忙しくはない。
下らない人間たちの下らない会合によばれ、下らない約束の保証人にさせられるくらいだ。
まったく、政治というものは必要だが、度し難い。

「そうですね~、でも私は、それなりにオフを楽しんでいますから~」

こうして、あなたとお茶もできましたし、と悪戯っぽく笑いながら

和泉 兼次 > はは、とまたちょっと照れて後ろ頭をかく。
「俺なんかで楽しめたなら、幸いです。」
空になったおひやのグラスをテーブルに戻した。

「…本当にお疲れ様です。」
察したわけではないが、労う時間は必要だとは思っている。
穏やかに笑顔を浮かべてそう言った。

正親町三条楓 > 「――ふふ、ありがとうございます」

にこりと笑い、席を立つ。
そろそろ時間だ。
伝票を取り、レジへと向かう。

「まら、お会いしましょう」

にこりと笑って一礼する。

和泉 兼次 > 笑顔を浮かべられると、ちょっとほっとしたような顔をした。

「はい。また。」
礼を受けて、慌てて立ち上がると軽く頭を下げた。
この辺は年頃の男子学生のようだ。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から正親町三条楓さんが去りました。
和泉 兼次 > 一度席に腰掛け、はぁ、と一息。

やっぱり緊張してたのか。
と改めて自覚した。

…そのまま少し。
さて、と自分の分の伝票を持ってレジに向かった。
「…帰り、コンビニ寄ろうかな。」

…やっぱり足りなかったらしい。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から和泉 兼次さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に緋群ハバキさんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に夕霧さんが現れました。
緋群ハバキ > 【公安委員会事務は多忙である。数多ある部署から届く報告や陳情を適切な書式の書類にまとめ、適切な部署へと送り届ける】
【組織が大きくなるにつれその作業は複雑化し、部署に足を踏み入れて未だ半年程度の若造に任せられるものではない】
【だが若造とて使わねばならないし、何れは彼もまた書類処理のプロフェッショナルにならざるを得ないのだ。経験とは偉大なものである】
【今日の緋群ハバキはその遠大な道の初歩たる各種書類の分類整理についての薫陶を受けていた】
【これ何処が違うんだ、効率化とは一体。似たような書類を並べて睨み、何度そんな言葉を胸の内で呟いた事だろうか】
【数時間に渡る研修が済み、丁度夕飯時。件の先輩と軽食に出かけたのであった……】

今日は空いてる……マジか。

【丁度エアポケットのような時間帯だったからか、店の客足はまばらであった】

夕霧 > 空いてる、と呟くハバキの横で軽く自分の肩を揉む。
「あら、ほんまですねぇ」
そもそも一人だと買い置きしている携帯固形食糧たる熱量の仲間みたいなニュアンスのアイテムを齧るのが常であるが。
今日は後輩も居る。
仕事もそろそろ覚えてもらわねばならないという事でつきっきりであったし。
軽く御馳走をしよう。
そういう心づもりであった。
「日頃の行いがよかったんですねぇ」
確かに言われて思い返すと何度か人が多く、いつも通りのアレをこじらせ引き返したことは多かった、と思い至る。

緋群ハバキ > いつも大人気なんですよねぇ。カップル多いんですよねぇ。
おのれ……!!

【何故か憤怒を漲らせるハバキに店員が刺すような視線を送る。小さくなる後輩】
【はんなりした物言いで幸運を表す先輩にうんうんと頷き】

健康優良児ですからね。夕霧先輩はこういうトコよく来るんです?
ちなみに俺は初めてです。
言うなればカフェどうt――すいませんやめときます。

【いつもの笑顔が怖い。大人しく適当なボックス席に腰掛ける事にした】
【マフラーがとても邪魔そうである】

夕霧 > 軽く後ろ頭を掻く。
これが無ければいい子なんだけれど、と言わんばかりの表情と共に。

さておき。
二人揃ってテーブルに付く。

「うちは余り来ませんねえ」
たまには来るがそれも目について人が本当に少なかったときぐらいだ。
メニューを流し見しながら答える。
オフの時は時間も手間も要らないインスタント至上主義であるのでこういった所すら来なかったのだ。
「まぁ、頑張ったご褒美にうちが今日は御馳走します」
好きなんどうぞ、そういってメニューを渡した。