2015/08/04 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に正親町三条楓さんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に烏丸 九郎さんが現れました。
正親町三条楓 > 「ここからここまでのケーキ、全部で」

正親町三条楓は大変機嫌が悪い。
理由は簡単で、ちはやの事だ。

「楓さんも、その、一緒に行きませんか……?」

彼の実家。親御さんにご挨拶。そして――

流石にそれは早いかなと思うが。
絶好の機会を逃した。
しかもあのビアトリクスが一緒に行くとか。

不愉快だ。
至極不愉快だ。
今日だけで何個不許可の判子を押したか分かったものじゃない。

烏丸 九郎 > 授業が休みになって依頼、あまり通ることのなかった学生通りだが
通ったら通ったで、つい足を運んでしまうのがこのカフェのなんというか…魅力というのか…

そう思ってたら、なんか豪快な注文をしている客がいたりして。
あんな雑な注文をするのは氷架くらいかと思っていたが。

ウェイトレスに促されると、その客のそばの席に座る。
不機嫌そうである。
ちょっと気まずい。

烏丸 九郎 > 「アイスカフェオレと、あとブルーベリーパイ、頼むぜ。」

メニューをみること無く、いつも頼んでいるものを注文する。
慣れたものであるが、たまには別のものも食べてみたくはある。
が、やはり、忘れられない定番の味というやつだろうか。
それとも刷り込みみたいなものだろうか。
ブルーベリーパイ、癖になるうまさである。

正親町三条楓 > いつもはノリノリで絡んでくる式典委員も遠巻きに見てるだけ。
今出川が『あの日じゃね?』とか言ってたので手近にあったレターナイフをぶん投げておいた。
新小岩に当たりそうになって泣いてた。
ちょっと悪かったかもしれない。

「――――」

そんな時に、見覚えのある顔が目に入る。
確か――あの『炎の巨人事件』の報告書に居た気がする。

だが、そんな事よりもケーキだ。
今はケーキを食べないと怒りで我を忘れそうだ。

烏丸 九郎 > 機嫌の悪そうな美人というものは近寄りがたいものである。
察しの悪い九郎ですらそう思うのだから、彼女の不機嫌オーラは相当なものだと思う。

ブルーベリーパイはまだこない。
ちょっと居心地が悪いということもあってか、少し焦れた様子を見せる。

なんか一瞬こちらに視線が向いた気もするが…
まぁ気のせいだろう。
そもそもあの女子には見覚えはない。
変な因縁をつけられなければの話だが、無関係である。

正親町三条楓 > 『お待たせいたしました~……』

比較的はやくにプリンが来る。
ケーキではないが頼んだ。
甘い物、甘い物で心を落ち着けよう……

「……(むぐむぐ)」

はしたなく食べ散らかしたりはしない。彼女も一応、いいとこのお嬢様なのだ。
ただ、仏頂面でひたすらプリンを味わっている姿は不気味かもしれないが。

烏丸 九郎 > ふと顔をあげて、不機嫌な美女の方に視線を向けてみる。

あ、プリン食ってる。

仏頂面でプリンを食べている姿は、傍目から見て少々不気味ではあるものの
少し可愛げがあるようにも見えて。それは、元が美人であるからかもしれないが。

その様子が少しおかしかったのか、つい笑ってしまった。
慌てて顔を伏せる。

正親町三条楓 > ああ、不愉快だ。
今もちはやとビアトリクスは夏の田舎で過ごしているのか。

落ち着ける故郷の山々。
夏の暑い日。開放感。
二人はそして……

なんかものすごくムカついたので、「ホシノカミ」にメールを打っておく。
『全裸で前を弄りながら声だけ生放送10分間、1週間以内』

「――何か?」

くすりと笑う少年に向かい、微笑みかける。
ちょっとドスが利いたかもしれないがきっと気のせいだ。

烏丸 九郎 > 「つぉっ!?なっ、なんでもねぇ!なんでもねぇけど…
なんかやなことでもあったのか?」

慌てて顔を伏せたが遅かったようで…バレた。
笑顔の下の威圧感につい変な声が出てしまった。

そして、自分でも地雷を踏んだと思いつつも、彼女に声をかけてしまう。
これは、よくない。

ブルーベリーパイはまだこない。
はよ。彼女のケーキが先でもいい。

正親町三条楓 > 「――別に、暑いだけですよぉ」

ぶすっとしながらプリンを食べ終わる。
次はシュークリームが来た。
はむはむと齧りながらも仏頂面は変わらない。

あぁ、ここにいるのがこんななんか赤い男ではなく、
ちはやだったらどれ程嬉しい事か。

烏丸 九郎 > 「ああ、そうだな。今日もあちぃよな…ははは…はは…は…」

まずい、実にまずい。これはなんというか…相当機嫌が悪い女を相手取っているようだ。
暑さなんかではなく、なにか相当嫌なことがあったに違いない。
なんというか、一言で言えば
『めんどくさいのに絡んじまった』
に尽きるのだが…。

向こうも、なんか赤いのに話しかけられて面倒だと思ってそうな面でシュークリーム食ってるし。

正親町三条楓 > 面倒そうな顔をしている。
まぁ、確かにさもありなん。
自分でも自覚はある。が。

「――あなたこそ、男一人でブルーベリーパイ。
何かあったんですかぁ?」

甘い物が好きなだけかもしれないが、男一人というのはなかなか珍しい。