2016/01/21 のログ
■々 々子 > やがて届いたマグカップを両手で包みこめば、心からほぐされるような心地になる。
そのまま開きっぱなしのテキストに目を移して――唸った。
中学校からやり直したい……
■々 々子 > 「……わ、結構時間たっちゃったなあ。
すいませーん、カフェオレおかわりくださーい」
気付ばテキストよりも辞書を読み込んでいた、が、なんとなく勘は戻ってきた気がする。
辞書を読むだけなら前の学校でも時間つぶしにしていたが、心持が変わるだけでこうも頭に入ってくるものなのか。
「ちょっと賢くなったんじゃないかなー!休憩きゅうけーい!」
その口元は緩んでいる。
■々 々子 > おかわりも飲み終わり、雪の様子を見れば積もり始めている。
景色が変わって女子寮に帰れなくなる前に出るとしよう。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から々 々子さんが去りました。