2016/03/08 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に佐伯貴子さんが現れました。
■佐伯貴子 > (時は夕刻。
重い足取りでカウンター席に座る…
前に、コートを脱いでマフラーとともに
背もたれにかけてから座る。
今日はなんだか暖かかった。
すぐにお冷が運ばれてくる)
■佐伯貴子 > どれにしようかな…
(メニューを見ながら悩む。
今日は卒業式と入学式の会議が、
式典委員会主催であった。
なぜ風紀委員の自分が出席したかというと、
警備関係の連絡事項を持ち帰るためであった。
会議に参加せず結果だけ持って帰ってくるのは、
簡単だがあまり面白い仕事ではなかった)
■佐伯貴子 > ショートケーキと紅茶のセットを…
(結局いつも通りの定番メニューにする。
春限定メニューも出始めているのだが、
まだ本格的に暖かくなったとは言い切れないので、
いまいち食指が動かなかった)
■佐伯貴子 > (卒業式に入学式。
「式」とはなんのために行うのであろうか。
式典委員ではない自分には関係ないことだが。
一つには、心に区切りをつけるため、と考えられる。
人間は、そして他の知的生命体も、
案外忘れっぽく、しかし成長し続けている。
「区切り」は、自分の足跡として、
大きな意味を持つものではないかとも思うのであった)
■佐伯貴子 > (ショートケーキを口に運びながら、区切りについて考える。
成長を階段だとすれば、区切りはその一段一段であろう。
自分はここまで登ってこれた。
そういった実感が、知的生命体には必要なのだろう。
そして、次の一段を登るぞ、という決意も)
■佐伯貴子 > (ショートケーキを食べ終え、紅茶を飲み終える。
自分の区切りを他者に祝ってもらえるとは、我々はなかなかいい身分ではないか。
そんなことを考えつつ、代金を支払い、
カフェから出て行く)
ご案内:「カフェテラス「橘」」から佐伯貴子さんが去りました。