2016/03/10 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に美澄 蘭さんが現れました。
美澄 蘭 > 試験も大詰めだ。
蘭はカフェテラスに入って窓際の席に腰掛けると、店員を呼んで

「ダージリンと、焼き菓子のセットをお願いします」

と注文する。
最近チャイを頼んでいることが多かったので、久々にストレートティーの気分らしい。

美澄 蘭 > いわゆる高校相当の内容の講義の試験は早めに終わったので、残りは専門的な科目だ。
蘭は、注文したものが来るのを待ちながら、政治学概論のノートを取り出す。
前期のこの科目の試験結果は(蘭の基準では)あと一歩だったので、後期はもう少し成績を伸ばしたいと思っているのだった。

美澄 蘭 > (経済はよく分からないのよね…中学校の公民の部分もちょっと考えないと飲み込めなかったし)

そんなことを考えながら、ノートの中で政治経済について論じた講義の部分を開いて眺める。
そうしていると、頼んだ紅茶と焼き菓子が届いた。

「あ、ありがとうございます」

店員に礼を言って、注文したものをテーブルに置いてもらう。

美澄 蘭 > 早速ティーカップに口を付けて、フィナンシェを頬張る。
その間も、視線はノートの文字に向いている。

(…国家資本主義と国家社会主義って何が違うんだったかしら…)

ノートの内容で気になる点があったようで、一旦手を止めてからノートを手繰る。

美澄 蘭 > (…定義は色々あるけど、市場経済の競争原理を導入するかしないかが大きいみたい。
………そのうち経済学も概論ぐらいは取っといた方が良いかな…)

そんなことを考えながら一旦ノートを閉じて自分の横に置いたブリーフケースの上に置き、しばし休憩といった感じで紅茶と焼き菓子を楽しむ。

美澄 蘭 > しばし休憩した後、今度はブリーフケースからテキストや自習用ノートも取り出して本格的な学習を開始する。

(…こうしてみると、この島って不思議なところよね。
政治学概論でやるような基本的な分類だと、上手く当てはまらない感じ凄いし)

そんなことを考えながら気になった点を自習用ノートに復習したり、その合間にお茶やお菓子に手を伸ばしたりする。

美澄 蘭 > しばらくそうしていて、自習用ノートのスペースに、政治学概論の講義で蘭が気にしている点をまとめたものが出来上がる。

「…よし」

満足げに息を吐いたところで、残った紅茶で一服。
それから、勉強道具をまとめてコートを羽織り直すと立ち上がり、会計を済ませて、カフェテラスを後にした。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から美澄 蘭さんが去りました。