2016/05/04 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (ランチタイムの少し前。
 早足で入店してくる風紀委員が一人)

ま、間に合った…

(この時間帯は混みあうのがこの店の常である。
 4人がけのテーブル席を一人で占領すると、
 運ばれてきたお冷を飲みながらメニューをめくり始める。
 周囲に客が増える気配がする)

佐伯貴子 > あのー…すみませーん。
カルボナーラのセット、シーザーサラダと野菜コンソメスープで…

(店員を呼び止めると、注文する。
 迷った新入生を道案内する仕事も一息つき、
 やっと座って昼食がとれる程度の平穏が戻ってきた)

佐伯貴子 > (最初にサラダが運ばれてくる。
 いただきます、と両手を合わせ、フォークを手に取る。
 
 耳は声や足音、混雑した店の様子を伝えてくるが、
 それには構わずサラダを口に運び始める。
 やがてパスタとスープが運ばれてくる)

ご案内:「カフェテラス「橘」」に園刃華霧さんが現れました。
園刃華霧 > 「うワー……ゲンが悪かったからファミレスやめたラ……
 こっちは混んでルってオチとはネー……うーん…」

かといってファミレスに戻る気もしない。
また厄介の種と遭遇したりしたら目も当てられない。
……まあ、そうそう会うものでもないと思うけれど。

「ンー……と、おヤ?」

一応空きはないかと見回せば、見知った顔がいた。
しかも、四人がけに一人だけ。なんて贅沢なのか。
よし、いじ……もとい、同席させてもらおう。

「はイ、お姉さン。相席、いいかナ?」

そろそろと出来るだけ視界に入らないように席まで近づいていく。
そして、まるで知らない人のような調子で声をかけてみる

佐伯貴子 > (サラダをぱくつきながら、声をかけられた方向をちらりと見る。
 しっかりを飲み込んでから口を開く)

園刃じゃないか…
相席はカフェとファミレスの宿命。
遠慮することでもないだろう…
っていうか遠慮する間柄でもないだろう?

(視線をテーブルに、食べ物に固定させながら、
 そう言ってパスタをフォークで巻き始める)

園刃華霧 > 「か~、嬉しいネー。『遠慮する間柄でもナイ』、なんてサ。
 信頼感MAXって感ジ?ははハ」

いつもどおりの適当な発言をしつつ、なんの遠慮も無く対面の席につく。

「サラダにパスタ、ネ。いやいや、美味しそうダ……けド、なに。
 そんな食事にご熱心なノ? 視線が固定されるンだけドー?」

佐伯貴子 > 信頼度っていうか…まあいいんだけど…

(一瞬だけなにか言いたそうな表情をするが、
 様々なものを諦めて食事に戻る。
 パスタを一口、よく噛んで飲み込む)

最近忙しかったから、今の私は皿に載った料理に飢えている…
話をするのは構わないが…食事のじゃまをするようであれば…

(ぎらりと、迫力があるのかないのか分からない眼光)

――伝票を置いて先に店を出る――

園刃華霧 > 「はは、アタシは貴子チャンのそーゆートコ、大好きサ」

なにか言いかけて諦めた風な貴子を見て笑う。
相手もなかなかに自分のことが分かっているようだ。
すばらしい。

「なるほどネ―……って、ちょっと、なンか無駄に野性的なんだけド?
 っていうか……そこデ、さもないと、伝票丸投げなノ?
 なんか微妙に迫力ダウンなんだけどサー。」

だがしかし、伝票をおいてかれると虚しいだけなので自重するようにはしよう、と心に誓った。

佐伯貴子 > 褒めても何も出ないぞ。
食後のデザートを分けてやったりはしないぞ。

(照れているとかはぐらかしているわけではなく、
 真剣に言っている)

迫力なんて要らない…美味しいパスタがあれば…

(言葉の合間合間にパスタを口に運ぶ)

園刃は注文しないのか?

園刃華霧 > ヤバイ、貴子チャンまじだぞ……?と一瞬思った……が

「え、分けてくれないノ?あーん、とかしてちょーだいヨ~」

駄々っ子のように言ってみる。
どこまで本気なのかはよくわからない。

「いや、ホント飢えてるのネ……
 飢えた貴子チャンに近づくとアタシが食べラれかねナイか……?」

おーこわ、とわざとらしく怯えたような素振りをしてみせる。
……いや、マジでないよね?

「あ、注文。もうしてあるかラ、そろそろ来ると思うヨ?
 と、ほら来た」

--お待たせしました。キングパフェです。

そういって持ってこられたのは金魚鉢サイズもあろうかというパフェであった。
すでに相席してもらえる前提で注文を済ませてあったのである。

佐伯貴子 > そういうのは彼氏でも作ってやってもらうといい。
私達でやってもかわいいというより虚しい、多分。

(佐伯貴子に冗談は通じなかった)

私にゲテモノ食いの趣味はない。
むしろ君の方が捕食者じゃないのか?

(いつぞや、歓楽街でエネルギー切れを起こしていた園刃華霧。
 そのピンチを救ったのは他の誰でもない自分であった。
 自分の財布であった)

…パフェ…だと…

(あまりにも大きいその食べ物に視線が行く。
 多すぎるから少し分けてくれるかもしれない…
 いや、彼女にとってそれはありえないか…?
 などと、どうでもいい深読みをして食事の手が止まってしまう)

園刃華霧 > 「彼氏……彼氏、カー……ンー……」

一瞬、何か考える素振りをする。
が、直ぐに打ち切る。

「マー、なんか縁がアレばネー?
 貴子チャンのほーはなンか脈あったりすンの?」

とりあえず振ってみる。そういえば、前にそんな話をした覚えがある。
……地雷は踏まないよな?

「ゲテモノ扱い……!! これは酷イ。
 アタシが捕食者だなんテ……こんな乙女に向かっテ…!」

とても乙女らしくない娘がしゃあしゃあと言い放った。
まあいつものことだ。

「うん、パフェ。やっぱり糖分が一番だヨー。
 ……ん?」

微妙に視線が此方に向いたことに気がつく。
ははーん。そういや、貴子チャンってばコレで甘いものに目がなかったんだっケ……?

「なにー?食べたいノ?」

ニタリ、と笑った。

佐伯貴子 > 脈…あるといえばあるしないといえばない。
一緒に食事くらいはしてくれるかもしれないが、
「あーん」はしないくらいの距離に一人いる…と思う。

(相手の様子には気づかない。
 気づいていても触れないだろう。
 そういう性格である)

んー、園刃の丸焼き、姿揚げ、刺し身…
多分表情がゲテモノ。

(なんかカートゥンでありそうな、
 相手が料理されたコミカルな絵柄が思い浮かぶ。
 美味しそうではない)

くっ…
たべたい…食べたいが!
自分で注文する!!!

(血が滲むかと思うほど強くフォークを握りしめ、
 甘いものへの誘惑を断ち切る。
 まだ残っているパスタとスープを、
 先程より速いペースで食べ始めた)

園刃華霧 > 「なーるほドね。 幸せモンがいるわけダ。
 しかしまー……なんか、プラトニックだネ。
 いっそこー、もっとグイッとイッたりしないノ?」

人事なので、割と言いたい放題であった。
……自分の身に降りかかったらどうなるかは、まあちょっと想像つかないのだけれど。

「って、ちょっト。マジで食べる算段ですカー?
 怖い怖い……
 というか、アタシでもそれはしないワ~……」

ヒーッ、と変な声を上げてみせる。
実にわざとらしい。

「フフ……ほら、此処にスプーンはあるヨ……?
 フフ、フフフ」

誘惑を振り払おうとする貴子。
それをみて、まるで契約を迫る悪魔のような表情でスプーンを目の前に差し出してみせた。

佐伯貴子 > グイッと行くとか、なんか仕事帰りに一杯、みたいなノリだな…
彼氏が欲しくないといえば嘘になるが、
積極的に欲しいとも思わないだけだ。

(なんとも弄り甲斐のない返答である)

想像してみたら案外美味しそうかもしれないだろう?

(適当なことを言っている。
 真面目なのに適当なのが、佐伯貴子である)

す、スプーン…

(フォークを置いて、震える手でスプーンをつかもうとし、
 左手でそれを抑えるしぐさは、
 まるで薬物常習者が誘惑と戦う様子であったという)

園刃華霧 > 「欲が無いナー。そーやって、付かず離れズがちょーどいー、
 とか言っちゃう感じニなると、寂しいおババになってしまうゾー?」

けけ、と笑う。
おまえがいうな、なセリフであるが気にしては負けだ。

「ヤー……どーだろーネー……
 ンー……焼き……日焼け貴子チャン……刺し……生貴子チャン……」

なにか胡散臭げな想像をしていそうな単語を並べ始める。
一体何を想像しているのか。

「ほラ……手にとっテ……パフェは目の前だヨ……」

葛藤する貴子の手にスプーンを、そしてパフェをわざと近づける。
ひょっとしたら、角やら尻尾やらが生えているかのように見えたかもしれない。

佐伯貴子 > そりゃ付かず離れずよりは付いた方がいいさ。
私も色々考えて距離を保ってるから…まあ…

(相手の目を見てから逸らした。
 恋愛相談には適さない相手だと判断したのだった。
 顔に書いてあるかもしれない)

日焼けとか生とか、料理じゃなくなってるぞ…
そしてそうやって想像されると思ったより怖いな。
すみませんでした。

(正直に謝った。いちいち頭まで下げるのがどうでもいいくらいに真面目だった)

うっ…ううううう!

(伸ばした手を真上に上げ)

春限定ストロベリーパフェ一つ追加ッ!

(目をつぶって大声で注文をした)

はぁ…はぁ…悪魔などに負けるものか…

(顔には脂汗が滲んでおり、
 誘惑を断ちきるのがどれだけ困難だったかを示していた)

園刃華霧 > 「あっれ、何、コイツに相談しても無駄、みたいな態度。
 もー、ひっどいナー。こー見えて頼りがいはアルと思うんだけどナー。」

あー傷ついたわー、と欠片も傷ついてなさそうな様子で口にする。
ま、役立たずに思われるのも仕方ない気はしないでもないが。

「まーい―ヤ。じゃあ、弱水の海に沈めてやりたクなったりしたら手伝うヨ。」

と、ダメな一言を付け加える。

「や、そんなマジで謝らなくてモ……
 まあそンな糞真面目なトコが貴子チャンのいーところ、だよネー。」

手をひらひらさせつつ笑う。
真面目だからこそ、こんなダメな奴に真面目に付き合ってくれるんだろうなあ、と思うとちょっと涙が出そうである。

「チッ、意志が強イ……!」

誘惑を振り切った貴子の様子に舌打ちをする。
まるで悪役である。

「まあこれで晴れてパフェの注文ができてよかったネー」

佐伯貴子 > 頼りがい…頼りがいってなんだ…?
あと弱水ってなに…?

(どうやら態度でバレバレだったらしい。
 そして聞いたことのない地名を出されるとすぐ質問する。
 異邦人の多いこの島では積極的に質問しないと、
 間違って解釈するおそれがある)

ついでに謝っておく、園刃に恋愛相談はしない。

(真顔で言うのだった)

チッってなんだ…そもそも、分けて食べようとか、
誘い方は色々あっただろうに…

(日頃の行いは評価に反映される。
 当然のことなので忘れがちだが、自戒もした)

それより君も早く食べろよ。
溶けちゃうと美味しさが減る。

(そう言って、残りの昼食を平らげ、
 続いて出てくるストロベリーパフェも食べるのであった。

 ――会計は別々で)

園刃華霧 > 「ンー……アレよ、アレ。この周りの海って、なーンかアレな水のトコがあるらしいッテ話。
 沈めたラ確実にイケるかなーってサ?」

物騒なことを平然と言い放った。
そういえば、昔の環境では割と普通に使われてた物言いだったが……
コッチではこんな物騒な話はしないか。反省しよう。

「謝られタ。なんか逆に清々しいンだけど。
 まあ、前も言われた気がするシ諦めるカ……」

ショック、という風な感じに肩を落としてみせる。

「いやほラ、食べたそーだッタからサ……
 此処は一つ、後押しをしてあげよーかとネ?」

ケラケラ笑う。
おそらく悪気はないのだろう。

「おっと、そーだったネ。ま、食べ始めれば直ぐになくなるしサ」

そういってさっくりとパフェに手をつけ始めた。
言葉通り、全て平らげるのにそう時間を要しはしなさそうだった。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から佐伯貴子さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から園刃華霧さんが去りました。