2016/05/10 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 制服を着た学生がここでノートを広げていたら勉強してると思うだろう。
その、ノートの中身を見ずその生徒の憂鬱そうな表情を見ればそうとしか見えないほどだろう。

『超・極秘!特訓メモッ!⑧』

表紙に大きくそう書く殴られたノート。それに目を落とし甘いコーヒーを口に運ぶ。
さて、どうすれば強くなれるのだろうか?

真乃 真 > 人を助けるのに基本的には強さは不要だというのが真乃真の考え方ではあるが
それでも、少しでも力がある方が多くの人を助けられる。

そして、思い出されるは先日の地下闘技場での戦闘。
あれはボロの雑巾のように酷い負けようだった。
こっちは体中バッキバキなのし対して相手は殆んど無傷。
今でも、少し左脇腹が痛む気がするほどである。

「さて、どうしたものかな…。」

開かれたノートのページにはお世辞にも上手ではない何故か異様に耳がとがって右腕がやけにでかい
人っぽい絵が描かれている。クルクルと手に持ったペンを回しながらその絵を見る。

真乃 真 > その絵に対して矢印を向けて様々なコメントが書かれている。
右腕、大きい、堅い、痛い。左腕、こっちも堅い。身長、大きい。etc…

「やっぱり、攻撃力が足りてない気がする。」

真は首に巻いているタオルとポーズを変える異能を戦闘に用いる。
いくら金属のような堅さがあるとはいえ布は布。普通の人間以上の防御力がある相手にはどうしても効果が薄い。
自分の異能にしたってそうだ。発動すれば相手の隙を突きやすいがどうしても勢いが死ぬ。
どちらかといえば守り、躱し、長引かせ相手に退いてもらう戦闘スタイルである。
それはともかく。

「…ケーキ遅いな。」

真乃 真 > 課題:攻撃力アップ。サラサラとノートに書き込む。

「さて、どうすれば攻撃力あがるのかな…。」

甘いコーヒーを口に運びながら考える。
風紀委員にいた時先輩から教わった『風紀式格闘柔術ー異邦人街風味ー』を
自分なりアレンジした『真乃流風紀式格闘柔術ー異邦人街風味ー異能添え』を完成させるとか…

「うーん…。」

駄目だ、これは相手との体格差がある程度近くなければ使えない。
もし、悪の巨大ロボットとか来たら戦えない…!

「保留…かな。」

ご案内:「カフェテラス「橘」」に松渓つばめさんが現れました。
松渓つばめ > 「よっすあんちゃん、7ヶ月ぶり?繁盛してる?そりゃよかったじゃない、わたし?ちょっと野暮用、ああアイスコーヒーちょうだいな、いつもの特濃ブラックで!」

七ヶ月ぶりはいつものとか関係ない?こりゃまた一本――など。声がカウンターから届く届く。
周囲数人のお客は『たまにいるんだよなあ……』という顔をしているが、
少女、声そのものは普通に悪くないので『やれやれ』レベルの迷惑感だ。

松渓つばめ > 「それにしても相変わらずコーヒー高いわよね、まけてよ、高くない?
おかわり欲しけりゃホット飲め?けちー」

Lサイズで頼んだらしい。盆ではなく掌で運び、立ったままストローを口につけ、
けっこ混んでますね。座れそうな席は……おや?

真乃 真 > 「駄目だ糖分が…。頭に糖分が糖分が足りない…。」

砂糖をじゃりじゃり言いそうなぐらいに入れたカフェオレを飲んでおきながらそんなことを言う。

「うーん。おや…」

必死に考えていると、席を探していそうな相手がいる。
真乃アイは困ってる人を見逃さない!

「相席で良かったらここに座るかい?」

やけに黒いコーヒーを持った女子にそう声をかけた。

松渓つばめ > こく、と喉を鳴らして。「やや、お兄さん気が利くじゃない。遠慮無く席もらっちゃおうかな」
屈託なく笑いかけ歩をすすめる。

実は声がかかる数瞬前からそこへ行こうと決定済みであった、が、それは秘密。
スキー場のレストランじゃないんだから。
途中ちらとノートに目が行く。トン、とコーヒーを置いて椅子を引いた。
「ありがとねー、ちょっと外席は暑くてどーしようかと思ってたところ」

真乃 真 > 「ああ、勿論遠慮なんていらないとも!困ったときはお互い様だからね!
 自分の家のようにくつろげばいいさ!」

笑顔に対して笑顔で返して机の真ん中に出していたノートを自分の方に寄せる。 
この店に対して何の遠慮も無くそんな事を言う。

「ああ、確かに今日は暑いからね。僕も冷たいものにしとけば良かったな。」

ケーキと一緒に飲むことが前提だったからこれにしたけども単体で飲み干すことになるなら。
冷たい方にしとけば良かった。

松渓つばめ > 「もちろんいつも自分のウチ同然に過ごさせてもらってるわ、後はオフロとベッド完備なら完璧なんだけどね」
冗談混じり。

口に含んだコーヒーはえらく苦いが、スッキリと意識を覚醒させてくれる。
甘味に同年代の子程興味を持たない彼女の好きな味だ。
「でも熱いやつだとお代わり自由じゃない?と、そういえば何か真面目な顔してたけど。
宿題?」
コゼット先生の魔法レポート明後日までだっけなあと思い出しつつ、第一印象について問いかける。

真乃 真 > 「そう、だから熱い方が居座る分にはいいんだけどね。」

最後の一口とカップの底に溜まった溶けきってない砂糖を流し込み店員にお代わりを頼む。

「ああ、これはどうやったら僕は強くなれるかなって考えていたのさ。
 宿題というよりは課題だよね。」

変な絵と課題:攻撃力アップ。という言葉が書かれたノートを見せる。

「とりあえず、この人に勝てるくらいにはなりたいね。」

ノートに書かれたアンバランスな右腕の人を見ながらそんなことを言う。

松渓つばめ > 『攻撃力アップ』かぁ……と、まっすぐな心が記されたノートを見て思う。
思ったことは口から出るのが良い所でもあり悪い所でもあるが、大体悪い方に振れる。

「何々、ケンカして負けたの?落第街とか、異邦人街でも繰り出さない限り
最近は事件少ないって学校で聞いたんだけど。 お兄さんそのクチ?」

お兄さん、と呼んでから名前を知らない事に気がついた。
まぁ折を見て名乗ろう、うん。

「けっこー凶悪なツラしてるようにみえるんだけどさ」
この絵の男に挑まれた、ではなく、挑んだ、だとしたら目の前の少年は中々の豪傑か?

真乃 真 > 「そういうことになるかな?いや、僕はただちょと人助けをしようとしただけなんだけどね。」

あの日について思い出す。
地下闘技場に挑んだことは特に言わない。

「いや、三人倒したところで挑まれたんだよ。『ふ…あいつを倒すとは中々やるな!だが私も同じと思うなよ!』
 みたいなこと言いながら。僕はボロボロに負けたんだけど相手が治療費とかは出してくれたんだよ。」

…この絵の相手が女性であることは言わない…特徴はとらえてると思うんだ。
こぶしを握り締め宣言する。

「…次は僕が修理代を払ってやる!」

松渓つばめ > 彼が話す間コーヒーを飲みながら、視線を外さない。
セリフの邪魔はしないアピール。うんうん、と相槌をうつのみ。

「で、リベンジマッチのために体鍛えたり戦いが上手くなったりしたいってこと?」
それに適した人間は知っている。もう一口。

「じゃあ、あたしとやる?」
頬杖をついて、少し上にある眼を見、笑うでもなく挑発するでもなく、娘はただただ平坦に聞いた。

真乃 真 > 「その通りだね。でも、体を鍛えるよりは戦い方を上手くする方がいいかもしれないな。」

体は普段から鍛えているし、普通に鍛えてこれ以上強くするのは難しいだろう。
どちらかといえば戦い方を作る方がいいだろう。

「やる?やるってここで!?今から!?」

店長から明らかに嫌な視線が飛んできた気がする。

「そりゃ、経験が積めるのはありがたいけどここでは不味いよね!」

店長の視線が緩くなる。ここでなければいいようだった。

松渓つばめ > 「ここで戦闘訓練なんかしたら出禁じゃない」
さすがにおかしかったのか頬が手から滑り落ちた。少し楽しそうに笑っている。
ニライカナイは学校から近く、演習場なら少し歩けば着く、ことを思い出してもらった。

「どうする?別の日でもいいけど」
プラカップの中身を半分程揺らしながら。