2016/06/05 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > ひゃあ…

(傘をたたみながら店内に入る。
 もう梅雨なのだろうか。
 それとも通り雨なのだろうか。
 雫を軽く落とすと、
 カウンター席に腰掛ける)

どれにしようかな…

佐伯貴子 > もうさくらんぼ系メニューがあるのか…

(ウーンと唸りながらメニューを眺める。
 季節限定のものもいいが、
 スタンダードなメニューも捨てがたい。
 甘味を食べるつもりはなく、
 雨宿りのつもりで店に入ったので、
 いつも以上に悩むのであった)

ご案内:「カフェテラス「橘」」に烏丸秀さんが現れました。
烏丸秀 > ふらっとカフェテラスの奥から出てきた男。
貴子の姿を認めると、そっとその正面に座り。
――もちろん、目の前の少女と面識などなく。

「オススメはこのチェリーパイだよ。ここのパイは生地が違うから美味しいんだ」

にこにこと笑いながら話かける。
一人で、しかも雨宿りの少女。
声をかけなければ失礼だろう。

佐伯貴子 > はぁ…チェリーパイか…

(胡散臭げに男を見るが、
 胡散臭い人間型の存在など珍しくもない。
 店員を呼びつけチェリーパイと紅茶を注文する)

私は佐伯貴子。
あなたは?
パイが美味しかったらお礼を言わねばならない。

(そう言ってお冷を一口)

烏丸秀 > 「あ、ボク抹茶ラテと、このさくらんぼのケーキね」

にこにこ笑いながら自分も注文をする。
話しかけて無視されなかったのが嬉しいのか、機嫌良く。

「はじめまして。ボクは烏丸秀。
一介の学生だよ」

頷きながら返す。
あ、絶対美味しいから、とあっけらかんと。

佐伯貴子 > さくらんぼのケーキ…

(相手が見知った顔であれば一口貰いたいところだが、
 あいにく初対面である)

はじめまして、烏丸。
一介の学生でないと困る。
一応風紀委員をやっているのでな。

(真顔でそういっているうちに、チェリーパイと紅茶が運ばれてくる)

烏丸秀 > 「おや、風紀委員」

ちょっと面食らう。
お堅いとは思ったけど、風紀委員とは。

「なるほど、そんな雰囲気だなぁ――あ、チェリーパイ美味しそう」

ボクに気にせずどうぞ、と言いながら。
運ばれてきた抹茶ラテをひとくち。

佐伯貴子 > この学園の風紀委員は…
明るい…のが多いからな…

(言葉を選びつつフォークを取る。
 自分のようなのが少数派である。
 大抵は戦闘系能力を持ったものが志望する)

これは…

(チェリーパイをフォークで切り分け、
 口に運ぶ。
 甘酸っぱさと生地のサクサク感がなんとも言えない。
 これは美味いと言っていいだろう。
 この店で不味いものを食べたことはないが)

ありがとう烏丸。
新しい味に出会うことができた。

烏丸秀 > 「それはよかったよ、貴子ちゃん」

いきなり名前呼びだが、まぁいいだろう。
この男に遠慮というものは、あまりない。

やってきたさくらんぼのケーキをひとくち。
うん、こちらはさくらんぼのすっぱさと生クリームの甘さが溶け合って美味しい。

「ん、そうだよね。風紀委員はなんかこう……直接的? な人が多い印象かなぁ」

なので、烏丸のような無能力者は相手にされない。
相手にしてくるのはもっぱら公安委員である。

佐伯貴子 > メニューを迷うタチなのでな。
アドバイス助かった。

(ノリが軽い男は嫌いではないが、
 簡単には信用しない。
 特に変わった価値観を持ってはいない)

直接的。
それはいいことなんじゃないかな。
親しみやすく、抑止力にもなる。

(そんなことを言いながら、
 パイと紅茶を交互に口に運ぶ)

烏丸秀 > 「うんうん、困った子は見捨てられないタチでさ。
女の子限定だけど」

くくっと笑うと、パイに目をやり。
――やっぱり、そっちにすればよかったかなぁ、と思いつつ。

「よければパイ、ひとくちくれない?
ボクのケーキも食べていいからさ」

美味しい物は分け合う。
女の子とは。
この男の鉄則のひとつ。

佐伯貴子 > 困るという程ではなかったが…

(助かったのは本当である。
 こういう男はただの女好きで、
 隙あらば距離を詰めようとしてくるのだろう。
 そう思った)

いいよ。
ほら。

(パイを一口分、ケーキの皿に移した。
 手早く。
 そして相手のケーキも素早く切り分けて取る)

いただきます…

(ぱくり) 

ご案内:「カフェテラス「橘」」に剣山 榊さんが現れました。
剣山 榊 > 「……」

周囲をきょろきょろと見回しながら入って来る女子生徒
ハッキリ言って少し怪しい、私服らしく黒いスカートとグレーのサマーニットを着用
本来は風紀委員だが、今日は非番らしい

「あっ……」

テーブルの一つに同僚を見つける、あちらがこちらに気づかなければ良いのだが……

「す、ストロベリーパフェを……」

何度か店員に素通りされながらもなんとか注文をする

烏丸秀 > 「あ……」

残念。
ここで「あーん」にもちこんで、ちょっと困らせようと思ったのだが。
機先を制されてしまった。なかなか手強い。

「貴子ちゃんは、風紀委員だそうだけど。
あんまり実力行使とか、そういう風な事する人には見えないね?」

パイを口に運ぶ。
うん、さくさくとして美味しい。

佐伯貴子 > (ちらりと入り口のドアに目を走らせる。
 来客の確認ではなく雨の強さの確認だ。
 どうやら止んでいるようだ。
 剣山には気が付かない)



あ…とは?

(それくらいの初歩的な戦法はお見通しである。
 しかしそれゆえに男に縁が薄いのであった)

異能と魔術がモノを言う時代だ。
見かけで判断しないほうがいいぞ。
とはいえ、普段は事務仕事をしているから、
私の連絡先を聞いても荒事の助けにならないのは、
一応断っておく。

(さくらんぼのケーキも美味しい。
 本来の旬はいつだったか。
 そうこうしているうちに、
 パイを食べ終わってしまった)

さて、雨もやんだみたいだし、
そろそろ御暇しようかな。

烏丸秀 > うーん、手強い。
まったく、風紀委員とはいえ、もう少し隙があっても良さそうなものだが。

「ううん、ひとくちの代わりに電話番号、聞こうと思ったんだけど。
先に釘を刺されちゃったなぁ」

やれやれ、と肩を竦める。
お暇という言葉を聴くと、うん、またね、と手を振り。

もう一人の事にはまだ気付いていない様子。

剣山 榊 > 「……」

出来るだけ気づかれないように佐伯の机を窺う
どうやらもう店を出るようだ

「……ふぅ」

とりあえずバレてないらしくホッとする
自分はあまりこういう場に似つかわしくない(と思っている)ので
あまり見られたくないのだ

佐伯貴子 > (烏丸の言葉を聞いて、「やっぱり」と思った。
 この男はただの女好きだ。
 女の敵ではあるが、自分が相手取る敵ではない。
 そもそも、本当に荒事は苦手なのだが)

ナンパならもっと工夫するか、
相手を見極めた方がいいと思うぞ。
君のような男が好きな女もいるさ。
ごちそうさま。
さて、また会おう。

(傘を持って席を立ち。
 『烏丸の分まで会計を』して店を出た。
 貸しにするつもりはない。
 借りを作ると面倒だと思ったから。
 それだけの単純な理由である)

ご案内:「カフェテラス「橘」」から佐伯貴子さんが去りました。
烏丸秀 > 「――手強いなぁ」

苦笑しつつ見送る。
やれやれ、相手を見極める、といっても……

(彼女のようなのも、いいよねぇ)

と、頷きつつ。
ケーキをぱくつく。
それはそれとして、甘い物は好きなのだ。

もう一人にはまだ気付いておらず

剣山 榊 > 「ほえっ!?」

店員から急に話しかけられて驚いてしまう
どうやら品物が運ばれて来たようだ

「あ、ありがとうございま、す」

思わず軽く上ずる、動揺しまくりである
大丈夫なのか風紀委員

(どうしよう今絶対笑われたよ、やっぱりカフェテラスだなんて来るべきじゃなかったんだ……)

しょんぼりとした雰囲気をまとう
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烏丸秀 > さて、あたりを見回すと……
ふむ。陰鬱な気配の子が一人。
あれはあれで、なかなか可愛い。

カウンターからカップを持って、榊の前へ。

「こんにちは。
さっきからちらちらこっちを見ていたみたいだけど、何か用?」

一瞬、そんな気配がしただけだが。
ナンパの口実なんぞ、どうでもいいのだ。
前に座っていいかを尋ね。

剣山 榊 > 「はひっ!?」

いきなり話しかけられ思わず声を上げる
もしやこれは噂に聞いたナンパという奴だろうか
いやしかし自分のような女性に話しかけるモノ好きもいなかろう
もしやダイヤでも売りつけられるか?はたまた怪しげなビデオに……いやいやそれこそ美人に話しかけるだろう

「いや、さっきの女性が知り合いに似ていたので……」

烏丸秀 > 「ん、貴子ちゃんの事?」

返事も聞かずに目の前の椅子に座る。
どうも場慣れしていない様子。
こういう子にはどんどん押すに限る。

「あの子風紀委員なんだってねぇ。
うん、そんな感じのマジメな子だよね」

よく見ると、やっぱりなかなか可愛い。
ちょっと慣れてない感じがグッドである。

「あ、ボクは烏丸秀。ただの学生。
キミは?」

剣山 榊 > 「えっ……あ、アタシ?
 ……剣山 榊」

ボソッと、端的に名前だけ言った
正直あまりこの名前は好きではない、なんだか男っぽいからだ
剣山だなんて名字だけでもゴツイのに……

「で、何の用ですか?」

警戒心丸出しの発言である

烏丸秀 > 「ふーん、榊ちゃんかぁ」

なるほど、と頷く。
うん、この小動物的な反応、初々しい事この上ない。

「ん、ボク? さくらんぼスイーツ食べに来たんだよね。
パイとケーキ、美味しいよ。
でさぁ、女の子と楽しくケーキ食べたかったんだけど、生憎振られちゃってねぇ」

けらけらと笑いながら話す。
あっけらかんと、こちらは無警戒に。

剣山 榊 > 「初対面で下の名前呼び捨て……」

ぼそりと呟く、なんだが非常に居心地が悪い
事務的な会話ならともかく、異性との会話はあまりした事がない

「で、なら何でアタシに……
 もっとかわいい子いると思いますけど?
 ダイアモンドでも売るんですか?幸せになれるツボですか?」

自分に女性的魅力があるとは思っていないタイプである

(中の人の補足:自分が可愛くないって思って悩んでいる女の子は可愛いの法則)

烏丸秀 > 「え?
いや、キミ可愛いじゃない。
むしろなんで?」

なんで自分がナンパされないと思うのか。
それが烏丸には不思議でしょうがない。

「ほら、世間擦れしてないし、体型もスレンダーで魅力的。
ちょっとお話してみたいと思っても、当然じゃない?」

剣山 榊 > 「か、かっかかか……かわいい?
 あ、アタシが!?」

予想外の返答に動揺を隠せない榊

「う、嘘だっ!」

オヤシロサマがどうとか言うつもりはない
本当に信じられないらしい

烏丸秀 > 「うーん、参ったな」

やれやれと溜息を吐く。
どうせ目つきとか、歯とか、そういう一部分で自己評価が低いのだろう。
もったいない事この上ない。

「というかさぁ、可愛くなかったら、ボク、話しかけないよ?
そこの店員さんに聞いてみてもいいけど。
ボク、可愛い子にしか話かけないから」

既に常連であり、ここをねぐらにしている烏丸。
店員からもすっかりマークされている。

剣山 榊 > 「ほ、本当、なの?」

赤く染まった顔を隠すため、両手で顔を覆う
指の隙間からこっそりと様子をうかがいながら言った

「どうしよう、始めて言われたかも……」

女子同士の会話では言われる事も多いが
男性から言われるとなるとなんともむず痒い
色語彙沙汰に興味はあれど、自分とは無縁と思っていたので驚きだ

烏丸秀 > 「本当だよ」

しれっと言い放つ。
本当に思って、本当に面と向かって言うのが、こいつのタチの悪い所である。

「というか、背丈といいスタイルといい、どう見てもモデル体型じゃない。
いいなぁ、ちょっとかっこいい系か、もしくは肌を見せるタイプのドレスとか似合いそうだよね。
ちょっと着てみる気ない?」

ぺらぺらと彼女を褒めまくる。
くどいようだが、こいつは本気でそう思っている。
少なくとも、お世辞を言う男でだけはない。

剣山 榊 > 「うぅ~……」

思わず机に突っ伏してしまう
スタイル自体は時折褒められていたが
こうやってベタ褒めされるのは初めてだ
脳がオーバーヒートを起こしているのか
今にも湯気が立ち上りそうな勢いだ

「ちょっと、まって、ください……」

落ちつくのにいっぱいいっぱいだ

烏丸秀 > 「うーん、キミも自分を低く見積もってるタイプかぁ」

ふぅ、と溜息を吐く。
世の中には、自分の価値を分かっていない女の子が多すぎる。
自分の価値を分かっていない男(高く見積もりすぎ)も多すぎるのだが。

「ね、もうちょっと自信を持とうよ。
折角だからさ、ボクも自信に満ちた、キミの笑顔を見てみたいなぁ」

言って、少しだけ顔を近づける。
自然に距離を近づけるのは、この男の得意とする所だ。

剣山 榊 > 「えっ、ええ……」

急に言われても笑顔なんて……
あまり笑わないタイプ故にうまく反応できない

「えと、こう……かなぁ……?」

ぎこちなくはにかむ、これはこれでかわいいかもしれない
やや上級者向けかもしれないが

烏丸秀 > 「うーん……」

まじまじと見やる。
ぎこちないはにかみだが、やはり不自然さが目立つか。
烏丸は少し乗り出しながらじーっと見つめ……

「……ぷっ」

思わず噴出した。
失礼な男である。

剣山 榊 > 「え?や、やっぱり変だった?」

烏丸の反応に不安を隠せない榊
と、同時に小~中学生時代の嫌な記憶がよみがえる
男子からは度々いじめられた事もあるため
こういった思い出が多めだ

「うう……」

どんよりとしたオーラ、再び

烏丸秀 > 「あはは、ごめんごめん」

笑いながら烏丸は彼女の顔を覗き込む。
うん、やっぱり暗い顔はよくない。

「ふふ、自然で居たほうがいいかな、キミは。
それとも、ボクが笑わせてあげればいいのかな」

にこにこと、さらに距離を詰め。

剣山 榊 > 「えと……それってどういう……」

心臓は今までにない程バクバクと言っている
顔は真っ赤、あまりの事に思考がついて行けてない
どうしよう、私はただパフェを食べに来ただけなのに
ナンパっぽい事をされて迫られている……

烏丸秀 > 「ん、また今度会ってもいいか、って事だよ」

うんうん、これこれ。
最近手強い子多すぎだよね。
やっぱり、こういう初心な反応する子だって居て良い筈なんだよ、うん。

「よければ、連絡先、教えて。
あ、これ、ボクのスマホの番号とメルアド」

そそくさとメモを渡しつつ

剣山 榊 > 「あ、えと、はひ……」

もはやコクコクと頷く事しか出来ない
スマホを取り出して連絡先をナプキンに書きうつした

「あ、そう言えば名前は……?」