2016/06/05 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に佐伯貴子さんが現れました。
■佐伯貴子 > ひゃあ…
(傘をたたみながら店内に入る。
もう梅雨なのだろうか。
それとも通り雨なのだろうか。
雫を軽く落とすと、
カウンター席に腰掛ける)
どれにしようかな…
■佐伯貴子 > もうさくらんぼ系メニューがあるのか…
(ウーンと唸りながらメニューを眺める。
季節限定のものもいいが、
スタンダードなメニューも捨てがたい。
甘味を食べるつもりはなく、
雨宿りのつもりで店に入ったので、
いつも以上に悩むのであった)
ご案内:「カフェテラス「橘」」に烏丸秀さんが現れました。
■烏丸秀 > ふらっとカフェテラスの奥から出てきた男。
貴子の姿を認めると、そっとその正面に座り。
――もちろん、目の前の少女と面識などなく。
「オススメはこのチェリーパイだよ。ここのパイは生地が違うから美味しいんだ」
にこにこと笑いながら話かける。
一人で、しかも雨宿りの少女。
声をかけなければ失礼だろう。
■佐伯貴子 > はぁ…チェリーパイか…
(胡散臭げに男を見るが、
胡散臭い人間型の存在など珍しくもない。
店員を呼びつけチェリーパイと紅茶を注文する)
私は佐伯貴子。
あなたは?
パイが美味しかったらお礼を言わねばならない。
(そう言ってお冷を一口)
■烏丸秀 > 「あ、ボク抹茶ラテと、このさくらんぼのケーキね」
にこにこ笑いながら自分も注文をする。
話しかけて無視されなかったのが嬉しいのか、機嫌良く。
「はじめまして。ボクは烏丸秀。
一介の学生だよ」
頷きながら返す。
あ、絶対美味しいから、とあっけらかんと。
■佐伯貴子 > さくらんぼのケーキ…
(相手が見知った顔であれば一口貰いたいところだが、
あいにく初対面である)
はじめまして、烏丸。
一介の学生でないと困る。
一応風紀委員をやっているのでな。
(真顔でそういっているうちに、チェリーパイと紅茶が運ばれてくる)
■烏丸秀 > 「おや、風紀委員」
ちょっと面食らう。
お堅いとは思ったけど、風紀委員とは。
「なるほど、そんな雰囲気だなぁ――あ、チェリーパイ美味しそう」
ボクに気にせずどうぞ、と言いながら。
運ばれてきた抹茶ラテをひとくち。
■佐伯貴子 > この学園の風紀委員は…
明るい…のが多いからな…
(言葉を選びつつフォークを取る。
自分のようなのが少数派である。
大抵は戦闘系能力を持ったものが志望する)
これは…
(チェリーパイをフォークで切り分け、
口に運ぶ。
甘酸っぱさと生地のサクサク感がなんとも言えない。
これは美味いと言っていいだろう。
この店で不味いものを食べたことはないが)
ありがとう烏丸。
新しい味に出会うことができた。
■烏丸秀 > 「それはよかったよ、貴子ちゃん」
いきなり名前呼びだが、まぁいいだろう。
この男に遠慮というものは、あまりない。
やってきたさくらんぼのケーキをひとくち。
うん、こちらはさくらんぼのすっぱさと生クリームの甘さが溶け合って美味しい。
「ん、そうだよね。風紀委員はなんかこう……直接的? な人が多い印象かなぁ」
なので、烏丸のような無能力者は相手にされない。
相手にしてくるのはもっぱら公安委員である。
■佐伯貴子 > メニューを迷うタチなのでな。
アドバイス助かった。
(ノリが軽い男は嫌いではないが、
簡単には信用しない。
特に変わった価値観を持ってはいない)
直接的。
それはいいことなんじゃないかな。
親しみやすく、抑止力にもなる。
(そんなことを言いながら、
パイと紅茶を交互に口に運ぶ)
■烏丸秀 > 「うんうん、困った子は見捨てられないタチでさ。
女の子限定だけど」
くくっと笑うと、パイに目をやり。
――やっぱり、そっちにすればよかったかなぁ、と思いつつ。
「よければパイ、ひとくちくれない?
ボクのケーキも食べていいからさ」
美味しい物は分け合う。
女の子とは。
この男の鉄則のひとつ。
■佐伯貴子 > 困るという程ではなかったが…
(助かったのは本当である。
こういう男はただの女好きで、
隙あらば距離を詰めようとしてくるのだろう。
そう思った)
いいよ。
ほら。
(パイを一口分、ケーキの皿に移した。
手早く。
そして相手のケーキも素早く切り分けて取る)
いただきます…
(ぱくり)
ご案内:「カフェテラス「橘」」に剣山 榊さんが現れました。
■剣山 榊 > 「……」
周囲をきょろきょろと見回しながら入って来る女子生徒
ハッキリ言って少し怪しい、私服らしく黒いスカートとグレーのサマーニットを着用
本来は風紀委員だが、今日は非番らしい
「あっ……」
テーブルの一つに同僚を見つける、あちらがこちらに気づかなければ良いのだが……
「す、ストロベリーパフェを……」
何度か店員に素通りされながらもなんとか注文をする
■烏丸秀 > 「あ……」
残念。
ここで「あーん」にもちこんで、ちょっと困らせようと思ったのだが。
機先を制されてしまった。なかなか手強い。
「貴子ちゃんは、風紀委員だそうだけど。
あんまり実力行使とか、そういう風な事する人には見えないね?」
パイを口に運ぶ。
うん、さくさくとして美味しい。
■佐伯貴子 > (ちらりと入り口のドアに目を走らせる。
来客の確認ではなく雨の強さの確認だ。
どうやら止んでいるようだ。
剣山には気が付かない)
あ…とは?
(それくらいの初歩的な戦法はお見通しである。
しかしそれゆえに男に縁が薄いのであった)
異能と魔術がモノを言う時代だ。
見かけで判断しないほうがいいぞ。
とはいえ、普段は事務仕事をしているから、
私の連絡先を聞いても荒事の助けにならないのは、
一応断っておく。
(さくらんぼのケーキも美味しい。
本来の旬はいつだったか。
そうこうしているうちに、
パイを食べ終わってしまった)
さて、雨もやんだみたいだし、
そろそろ御暇しようかな。
■烏丸秀 > うーん、手強い。
まったく、風紀委員とはいえ、もう少し隙があっても良さそうなものだが。
「ううん、ひとくちの代わりに電話番号、聞こうと思ったんだけど。
先に釘を刺されちゃったなぁ」
やれやれ、と肩を竦める。
お暇という言葉を聴くと、うん、またね、と手を振り。
もう一人の事にはまだ気付いていない様子。
■剣山 榊 > 「……」
出来るだけ気づかれないように佐伯の机を窺う
どうやらもう店を出るようだ
「……ふぅ」
とりあえずバレてないらしくホッとする
自分はあまりこういう場に似つかわしくない(と思っている)ので
あまり見られたくないのだ
■佐伯貴子 > (烏丸の言葉を聞いて、「やっぱり」と思った。
この男はただの女好きだ。
女の敵ではあるが、自分が相手取る敵ではない。
そもそも、本当に荒事は苦手なのだが)
ナンパならもっと工夫するか、
相手を見極めた方がいいと思うぞ。
君のような男が好きな女もいるさ。
ごちそうさま。
さて、また会おう。
(傘を持って席を立ち。
『烏丸の分まで会計を』して店を出た。
貸しにするつもりはない。
借りを作ると面倒だと思ったから。
それだけの単純な理由である)
ご案内:「カフェテラス「橘」」から佐伯貴子さんが去りました。
■烏丸秀 > 「――手強いなぁ」
苦笑しつつ見送る。
やれやれ、相手を見極める、といっても……
(彼女のようなのも、いいよねぇ)
と、頷きつつ。
ケーキをぱくつく。
それはそれとして、甘い物は好きなのだ。
もう一人にはまだ気付いておらず
■剣山 榊 > 「ほえっ!?」
店員から急に話しかけられて驚いてしまう
どうやら品物が運ばれて来たようだ
「あ、ありがとうございま、す」
思わず軽く上ずる、動揺しまくりである
大丈夫なのか風紀委員
(どうしよう今絶対笑われたよ、やっぱりカフェテラスだなんて来るべきじゃなかったんだ……)
しょんぼりとした雰囲気をまとう [ 0 ](残り枚数0枚)
■烏丸秀 > さて、あたりを見回すと……
ふむ。陰鬱な気配の子が一人。
あれはあれで、なかなか可愛い。
カウンターからカップを持って、榊の前へ。
「こんにちは。
さっきからちらちらこっちを見ていたみたいだけど、何か用?」
一瞬、そんな気配がしただけだが。
ナンパの口実なんぞ、どうでもいいのだ。
前に座っていいかを尋ね。
■剣山 榊 > 「はひっ!?」
いきなり話しかけられ思わず声を上げる
もしやこれは噂に聞いたナンパという奴だろうか
いやしかし自分のような女性に話しかけるモノ好きもいなかろう
もしやダイヤでも売りつけられるか?はたまた怪しげなビデオに……いやいやそれこそ美人に話しかけるだろう
「いや、さっきの女性が知り合いに似ていたので……」
■烏丸秀 > 「ん、貴子ちゃんの事?」
返事も聞かずに目の前の椅子に座る。
どうも場慣れしていない様子。
こういう子にはどんどん押すに限る。
「あの子風紀委員なんだってねぇ。
うん、そんな感じのマジメな子だよね」
よく見ると、やっぱりなかなか可愛い。
ちょっと慣れてない感じがグッドである。
「あ、ボクは烏丸秀。ただの学生。
キミは?」
■剣山 榊 > 「えっ……あ、アタシ?
……剣山 榊」
ボソッと、端的に名前だけ言った
正直あまりこの名前は好きではない、なんだか男っぽいからだ
剣山だなんて名字だけでもゴツイのに……
「で、何の用ですか?」
警戒心丸出しの発言である
■烏丸秀 > 「ふーん、榊ちゃんかぁ」
なるほど、と頷く。
うん、この小動物的な反応、初々しい事この上ない。
「ん、ボク? さくらんぼスイーツ食べに来たんだよね。
パイとケーキ、美味しいよ。
でさぁ、女の子と楽しくケーキ食べたかったんだけど、生憎振られちゃってねぇ」
けらけらと笑いながら話す。
あっけらかんと、こちらは無警戒に。
■剣山 榊 > 「初対面で下の名前呼び捨て……」
ぼそりと呟く、なんだが非常に居心地が悪い
事務的な会話ならともかく、異性との会話はあまりした事がない
「で、なら何でアタシに……
もっとかわいい子いると思いますけど?
ダイアモンドでも売るんですか?幸せになれるツボですか?」
自分に女性的魅力があるとは思っていないタイプである
(中の人の補足:自分が可愛くないって思って悩んでいる女の子は可愛いの法則)
■烏丸秀 > 「え?
いや、キミ可愛いじゃない。
むしろなんで?」
なんで自分がナンパされないと思うのか。
それが烏丸には不思議でしょうがない。
「ほら、世間擦れしてないし、体型もスレンダーで魅力的。
ちょっとお話してみたいと思っても、当然じゃない?」
■剣山 榊 > 「か、かっかかか……かわいい?
あ、アタシが!?」
予想外の返答に動揺を隠せない榊
「う、嘘だっ!」
オヤシロサマがどうとか言うつもりはない
本当に信じられないらしい
■烏丸秀 > 「うーん、参ったな」
やれやれと溜息を吐く。
どうせ目つきとか、歯とか、そういう一部分で自己評価が低いのだろう。
もったいない事この上ない。
「というかさぁ、可愛くなかったら、ボク、話しかけないよ?
そこの店員さんに聞いてみてもいいけど。
ボク、可愛い子にしか話かけないから」
既に常連であり、ここをねぐらにしている烏丸。
店員からもすっかりマークされている。
■剣山 榊 > 「ほ、本当、なの?」
赤く染まった顔を隠すため、両手で顔を覆う
指の隙間からこっそりと様子をうかがいながら言った
「どうしよう、始めて言われたかも……」
女子同士の会話では言われる事も多いが
男性から言われるとなるとなんともむず痒い
色語彙沙汰に興味はあれど、自分とは無縁と思っていたので驚きだ
■烏丸秀 > 「本当だよ」
しれっと言い放つ。
本当に思って、本当に面と向かって言うのが、こいつのタチの悪い所である。
「というか、背丈といいスタイルといい、どう見てもモデル体型じゃない。
いいなぁ、ちょっとかっこいい系か、もしくは肌を見せるタイプのドレスとか似合いそうだよね。
ちょっと着てみる気ない?」
ぺらぺらと彼女を褒めまくる。
くどいようだが、こいつは本気でそう思っている。
少なくとも、お世辞を言う男でだけはない。
■剣山 榊 > 「うぅ~……」
思わず机に突っ伏してしまう
スタイル自体は時折褒められていたが
こうやってベタ褒めされるのは初めてだ
脳がオーバーヒートを起こしているのか
今にも湯気が立ち上りそうな勢いだ
「ちょっと、まって、ください……」
落ちつくのにいっぱいいっぱいだ
■烏丸秀 > 「うーん、キミも自分を低く見積もってるタイプかぁ」
ふぅ、と溜息を吐く。
世の中には、自分の価値を分かっていない女の子が多すぎる。
自分の価値を分かっていない男(高く見積もりすぎ)も多すぎるのだが。
「ね、もうちょっと自信を持とうよ。
折角だからさ、ボクも自信に満ちた、キミの笑顔を見てみたいなぁ」
言って、少しだけ顔を近づける。
自然に距離を近づけるのは、この男の得意とする所だ。
■剣山 榊 > 「えっ、ええ……」
急に言われても笑顔なんて……
あまり笑わないタイプ故にうまく反応できない
「えと、こう……かなぁ……?」
ぎこちなくはにかむ、これはこれでかわいいかもしれない
やや上級者向けかもしれないが
■烏丸秀 > 「うーん……」
まじまじと見やる。
ぎこちないはにかみだが、やはり不自然さが目立つか。
烏丸は少し乗り出しながらじーっと見つめ……
「……ぷっ」
思わず噴出した。
失礼な男である。
■剣山 榊 > 「え?や、やっぱり変だった?」
烏丸の反応に不安を隠せない榊
と、同時に小~中学生時代の嫌な記憶がよみがえる
男子からは度々いじめられた事もあるため
こういった思い出が多めだ
「うう……」
どんよりとしたオーラ、再び
■烏丸秀 > 「あはは、ごめんごめん」
笑いながら烏丸は彼女の顔を覗き込む。
うん、やっぱり暗い顔はよくない。
「ふふ、自然で居たほうがいいかな、キミは。
それとも、ボクが笑わせてあげればいいのかな」
にこにこと、さらに距離を詰め。
■剣山 榊 > 「えと……それってどういう……」
心臓は今までにない程バクバクと言っている
顔は真っ赤、あまりの事に思考がついて行けてない
どうしよう、私はただパフェを食べに来ただけなのに
ナンパっぽい事をされて迫られている……
■烏丸秀 > 「ん、また今度会ってもいいか、って事だよ」
うんうん、これこれ。
最近手強い子多すぎだよね。
やっぱり、こういう初心な反応する子だって居て良い筈なんだよ、うん。
「よければ、連絡先、教えて。
あ、これ、ボクのスマホの番号とメルアド」
そそくさとメモを渡しつつ
■剣山 榊 > 「あ、えと、はひ……」
もはやコクコクと頷く事しか出来ない
スマホを取り出して連絡先をナプキンに書きうつした
「あ、そう言えば名前は……?」