2016/06/17 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に烏丸秀さんが現れました。
烏丸秀 > 「はぁぁ……」

ぐったりとしながらカフェテラスの席に突っ伏す。
いつも通りの抹茶ラテと本日のオススメケーキが出てきた。
店員、分かってる。

「こっちは分からないなぁ」

例の薬と、『ディアボロス・ウィルス』という単語。
さっぱりである。

情報は集まった。集まった、が。
落第街の情報である。どれもこれも眉唾だ。
ロクなものがありゃしない。

所詮は落第街と学生街の狭間で生きるのが烏丸だ。
常人よりかはマシだが、それでも落第街の奥深くまでは探れない。

烏丸秀 > 「どうするかなぁ」

抹茶ラテを啜りながら考える。
とはいえ、手はひとつ。
研究区に持ち込むくらいだ。

高くつくし確証も無いが、仕方ない。
口が堅くて世間に興味がない、アレな科学者は何人か見繕ってある。
そこにでも持ち込むか。

「うーん……」

ご案内:「カフェテラス「橘」」に松渓つばめさんが現れました。
松渓つばめ > 特濃ブラックアイスコーヒーという、無闇なオーダーが通るのはこの店くらいだ。だから気に入っているわけで。
ですが。
「例によって、混んでる訳で」相席になるのも、わりと何時も通りではある。

見れはそこら中に『いや、知り合いじゃなさそうね』っていう席ができてることもあるくらいで。
「どっかあるかな。外は辛そうだし――」

烏丸秀 > 「うーん……ん?」

と、ここで。
なかなかかわいい子が席が足りなくてふらふらしている。

よし、薬に関しては一時中断。
今、きめた。

「良ければどうぞ」

少女に声をかける。

松渓つばめ > 適当なOL風味の女性の斜め横にでも……と思っていた所(多忙な社会人は割とすぐいなくなるのだ)、お誘いの声。
――微妙に面白いカッコの青年だ。
娘は男性女性気にするタイプではないし、良ければと言ってもらったので相席しても嫌がられるようなことは無いだろう。うん。

「ん、いーの?待ち合わせしてたんじゃない?」
彼の先ほどまでの仕草からそう読み取ったのだが合っているだろうか。
しかし、遠慮無くガリッと椅子を引いて。

烏丸秀 > 「んー、そうだね。キミのような子を待ってた、というのが待ち合わせにあたるなら」

けらけらと笑いながら、うんうんと頷き。

いわゆる健康的な美少女だ。
烏丸的にはそれでオールオーケー。

「あ、何頼む?
オススメは今日のケーキだよ」

松渓つばめ > 座ってみると、いきなり軽いセリフ。
「アッハ、なんだ女の子待ちだったかー」
ヤラレターとばかりに手をワーッと。時々耳にするけど本当にあるんだー。
「オススメ?何オゴリー?オニーサンすごいね。あたし遠慮しないよ?」
しかし頼んだのはすこーし大きめのシュークリーム。「イヤあんまり甘ったるいのは苦手でさ」なんて言い訳したりして。

烏丸秀 > 「あはは、ノリのいい子は好きだし、奢ってあげるよ」

ついでに飲み物も頼む?
などと言いつつ。

「うん、シュークリームも美味しそう。
……あ、きた」

苺のタルト、本日のオススメ
いただきまーすと言いつつフォークをいれ

松渓つばめ > 「へへ、儲けた。ありがとねン」ノリなのか、ちょっと照れてるのか。でもま、
「うーーん、やっぱ激ニガのコーヒーにしっとりさっぱりの甘さ合うわー」と、自分のチョイスに自画自賛。

「ふう」と少し喉に潤いが戻った頃、
「そーいえばお兄さ……」と言いかけて。
「えと、あたしのことは『つばめ』って呼んで。まつたに、つばめ。で、さ。お兄さんて学生?ワリとそんな感じだけど」
くぴ、ともう一口。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に一樺 千夏さんが現れました。
烏丸秀 > 「うん、よろしくねつばめ」

遠慮なく呼び捨てにする。
この馴れ馴れしさもまた、この男らしい所である。

「うん、そうだよ。ボクは烏丸秀。しがない学生」

にっこり笑いながら告げる。
苺のタルトと抹茶ラテを口に運び、一息吐くと。

「つばめも勿論学生だよね。ここにはよく来るの?」

松渓つばめ > 呼び捨ては、割と好きだ。「うん、よろしく」と笑いかけて。

「そーね、結構来るかな。でも、いつ来てもこーやって混んでてさ。
だからテキトーな所に座らせてもらうワケ。本気でギュウギュウ満席だったらほら、持ち帰りだけどね」
と、蓋とストローがついた、イカスミのようなコーヒーのカップを軽く振る。

「で、ま、さっきはお兄さんムッツカシー顔してたから、声かけんのは止めたんだけどね。なんか悩んでたの?」
おとと、とフォークからこぼれかけたクリームを急いで口に運び。

烏丸秀 > 「あ、分かっちゃった?
あー、見られてたかー、いい男は辛いなー」

再びけらけらと笑う。
まぁ、確かに難しい事なわけだが。

「いや、ね。それが友達が病気でさー。
その治し方を探してたとこ。
あ、ボクの恋の病の治し方もね。こっちはつばめならバッチシ♪」

意外と重い事なのだが、それは悟らせないように、軽口を挟む。
ナンパに私情は持ち込まない主義なのだ。
抹茶ラテを一口。実は砂糖はほとんど入ってない。

松渓つばめ > 「あー病気か。それってフツーの学生にわかるもんなんだ」
となると、マァ言うほどの大問題ではないのだろう。
超問題だったとしたら、ヘタに首突っ込むのはよろしくない。
にしても面白いセリフ回しをするもんだ、と思う。さては頻繁に女の子口説いてますな?
「あたしでバッチシぃ?そりゃ何とも重病。その友達より専門治療がいるんじゃない?ホケン効かないし」
ケケケという感じの笑み。お高くとまってるというよりは、ルックスその他をちゃんと理解している者の返答だった。

「そーそ。いい男はちゃんと見られてる事理解しなさいよねー」ですって。

烏丸秀 > 「まぁねぇ、ほら、こんな島だし?
研究者に任せてたら何時になるか……あ、おねーさん、抹茶ラテおかわり」

普段ならおねーさんのスマイルとかいう所だが、ナンパ中にほかの女の子に粉をかけるのは厳禁。
すぐにつばめの方に向き直り。

「いやいや、恋に保険は効かないでしょ。
そんな臆病じゃ、すぐ誰かに掻っ攫われちゃうよ。つばめ、可愛いし」

合わせてこちらも悪戯っぽく笑う。
うん、これだ。なんか最近やたら面倒な女の子とばっかり関わっているが、ナンパは本来こうあるべきだ。

「怖い怖い。
でも、つばめもよく見られてそうだよねぇ」

松渓つばめ > 「あたしも、何時ものもー一杯、このお兄さんのツケで」ツケ、の使い方を微妙に間違いながら。
でも考える。
「誰かに掻っ攫われちゃうかー。……そうかなぁ~?」
自分の事大好きでいてくれるあの子を一瞬だけ、想って。

「ん、あたしの事見てくれてる子いるんだけど、掻っ攫われたらヤダなあ」

烏丸秀 > 「おや、かれ……」

と、言いかけて考える。
見てくれる『子』。
子というからには、彼氏とは考えにくい。つばめならもうちょっと違う言い方をするだろう。

という事は、弟的な子か、それとも女の子か……

「おやぁ、そりゃ困るなぁ。
ボクが掻っ攫えないじゃない」

やれやれと肩をすくめる。
ちなみに50%くらいは本気で言っている。たちの悪い事に。

松渓つばめ > 「ありゃゴメンだった?なーんか流れでフッちゃった感じ」
合わせて肩を。ご丁寧に首も小さく左右。

「と、いってもあたし、格好良い男の人はソレハソレで好きだけどね」
と、いらんカミングアウトではあるものの、ある意味50%の本気だ。
「てゆか、結構成功するもんなの?」ちょっと素朴な疑問。

烏丸秀 > 「んー? それは、実際に付き合ったり一夜のお相手になったりって意味で?
だったらぜーんぜん」

あっけらかんと否定してみせる。
まぁ、だからといって問題ではない。

「でも、ボクの目的は可愛い子とおしゃべりする事だもの。
その意味では毎回成功してるよ」

実際、烏丸は『縁』を拡げているのだ。
そうして巡り巡った縁は、いずれ烏丸の下に幸運を運んでくる。
不運もばっちり運んでくるのだが。

松渓つばめ > 「一夜の――って。そこまでは言ってないってば」
ませた話を振ったような気分になって、少し慌てた。
話題に全くタブーの無い青年なんだろう。自分も少々そっち寄りではあるものの、何も憚らず言うワケではなかった。
「はは、そしたら今日はさしずめ4倍大成功ってトコロ?」自分でもちょっと言い過ぎかな、とは思うけれど、
「まぁあたし的にも2倍成功くらいかな」だから良いのです。

そろそろ、飲み終わるだろうか。
……というか物凄く濃いコーヒーを中で2本は、胃に悪いぞ!
「ぷは。……へへ。オゴリありがとね。
そろそろ行くわ――秀も良くここに来るんだっけ?」
明らかに再会を期待しての物言いで。

烏丸秀 > 「うん、そこのおねーさん達には顔、売れまくり」

くすくす笑いながら、彼女を見送る。
再会はこちらも望む所だ。
彼女のような子なら、何時間話しても飽きないだろう。

「またね、つばめ」

松渓つばめ > 「そっか、そしたらまた会えるね。
むしろ学生ならガッコで……?」と、少しだけ考えて。

「またね秀。今度はその友達も連れてきてよ。ビョーキっての治したら遊び行くとか、さ」
と、手を振って去っていくのでしょう。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から松渓つばめさんが去りました。
烏丸秀 > 両手に花か、それもいいなぁ。
などと益体も無い事を考えながら。
烏丸も立ち上がり、彼女の分も会計を済ませ、カフェを去っていく。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から烏丸秀さんが去りました。