2016/06/26 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に佐伯貴子さんが現れました。
■佐伯貴子 > (休日の午後。
優雅なティータイムではなく、雨宿りである。
傘をたたみながら店に入る)
季節限定メニューはあらかた食べ尽くしてしまったからな…
(適当な席に座ると、
メニューを眺める)
■佐伯貴子 > (雨宿りにここを使うということは、
もっぱら学生街をウロウロしているということである。
大変容以前の世界で言えば、
制服を着た警察官が歩きまわっているようなものだ。
これも治安維持に一役買っているのかもしれない)
あ、すいません、アイスティー一つ。
(とりあえず飲み物を注文する)
ご案内:「カフェテラス「橘」」に神崎聖さんが現れました。
■神崎聖 > そんな最中…。
カフェでパソコンを使っている人物が一人。
キーボードを打つ音が鳴り響く。
パソコン使っている人物は神崎聖と言う人間だ。
見た目は聖女のようにおとしやかに見えるが
実際のところは性悪だ。
タイプ音が若干気になるなら注意してもいいし、しなくてもいい。
■佐伯貴子 > (アイスティーをストローで飲んで一息つくと、
タイプ音が聞こえてくる。
そちらを見れば約1年ぶりに見る顔であった。
夏場になると発生してくるのだろうか。
グラスを片手に席を立ち、神崎の前に立つ)
おい。
もう少し静かにならないか。
そんなに強く打つと耳障りだ。
■神崎聖 > 注意されると…
「おっと、すみませんね。少し夢中になってたもので」
キーボードを打つのはかわりないが、タイプ音は静かになった。
一体何をしてるのか。
「んー?何処かで見たような?」
目の前の貴子の事を覚えてないような素振りをみせる。
「たしか、すこし弄ると面白い人。」
変な覚え方されている。
そしてキーボードのタイプは凄く早い。
■佐伯貴子 > わかってくれればいい。
(そう言うと席に戻ろうとしたが)
…ぐっ。
貴様はまだそうやって他人を茶化しているのか。
友達いるのか?
(その言葉は図星だったので動揺したが、
本気で心配して聞いているのが伝わるだろう)
■神崎聖 > 「いますよ?」
さらりといい放つ。
性悪な部分を知らないで付き合っているのか
性悪な部分を知った上で付き合ってる人がいたりもする。
ある意味同類を呼ぶってやつかもしれない。
キーボードをタイプする手は早いが、
一体何をしてるのか。
「ふー一段落です。」
どうやらなにかしら区切りがついたようだ。
気になるなら聞いてもいいし、聞かなくてもいい。
■佐伯貴子 > そうか…ならいい。
(少し安心したようにストローを咥える)
生徒会の仕事でもやっているのか。
こんな場所でやることではないだろうに。
(何が起きたのかこの神崎は生徒会所属だったような記憶がある)
■神崎聖 > 「仕事もですが、それに趣味もですね。」
趣味とは一体なんなのか。
ちなみに神崎自身は生徒会出身な上に
幹部になったと聞く。最近見かけないのは
その影響なのだろうか?
画面に目が入るなら…
そこには…
【人間の未知の才能を開花させ異能保持者にする】
人によっては興味深いかもしれないし、
悪の所業にも感じるかもしれない。
いわゆる超能力の開発の部類だろう。
■佐伯貴子 > 仕事と趣味を一緒の端末でやるなよ…
(深く溜息をつく。
生徒会からゴシップが出るのも時間の問題かもしれない)
……ハッ。
(画面をちらりと見て冷笑した。
この「他者強化」を持つ身からしてみれば、
6年ほど前には既に見飽きたような文字列だったためだ)
■神崎聖 > 「あ、ゴシップ対策はしっかりしてますよ?」
万が一の事もあるし、もし広まることがあればデータは削除される。
「おや?まるで【こんな実験は既に見飽きたよ。】みたいな感じですね?」
冷笑からなんとなく探ってみようか?
文の続きには
【最初は無差別に投薬による覚醒を試みたが、
確率は少なかった。そこで血液をとり、覚醒率を高めなのを選別し投薬してみた。
成功はしたが、異能に飲まれ暴走するものもいた。
そこで更に選別することにした。】
【また他の方法として脳を強く刺激することで脳の未使用領域を活性化させる方法で覚醒を試みた。結果は失敗した場合は廃人を生む結果になったが、覚醒した場合はいい結果になった。】
まるで研究車のレポートのようだ。
■佐伯貴子 > 穴が開くの前提の仕事って、破綻しているって言わないか…
(ちょっと卒業までこの学園が心配である)
ああ、悪趣味な輩はどこにでもいるんだな。
一体何が楽しいのやら。
(被験体が廃人になるならまだマシである。
異能開発実験は死人が出る。
これまで何万人、あるいはそれ以上が世界中で犠牲になっているだろう。
それでも安定して成功していないのは、
つまりそういうことだ。
ストローからズズズと音がする。
アイスティーがなくなった)
■神崎聖 > 「でも、実際のところゴシップとかないですよ?」
笑顔でそう返す。
【そこで、改良に重ね、確実に異能発現する方法がとられた。
一つは今までの実験からの結果を混ぜて、脳を強く刺激する投薬の開発を試みた。
結果は成功90%が異能発現した。残り10%は異能発現はしなかったが廃人になることはなくなった。】
【また興味深いデータとして、異能発現に失敗した実験体を気まぐれか治療してみたら無事に異能発現したので、これも記録しておこう。】
「まぁ科学者の考えることなんて分かりませんよ。」
そして気になる文
【白銀の髪の深紅の瞳の少女にレア能力を確認。】
目の前の神崎と一致するが…
■佐伯貴子 > 貴様の存在自体がゴシップだ。
(空になったグラスの氷をカラカラと弄ぶ。
目に入った文章は大して意味を持たない。
被害者が出るという悲しい実験が終わったということなのだから。
それが真実ならばだが…ニュースで聞いたことはない)
私には貴様の考えていることのほうが分からない。
(レア能力なら自分もそうである。
世界の何処かにはタイムリープ能力者がいて世界を変革しているのかもしれない。
創造主が顕現して自然の法則を書き換えているかもしれない。
そう言った話に比べれば些細な事だ)
じゃあな、神崎。
せいぜい公安に気をつけろよ。
(そう言うと自分の席から傘と鞄を取り、
会計を済ませて店を出て行く)
ご案内:「カフェテラス「橘」」から佐伯貴子さんが去りました。
■神崎聖 > 「ふふふ…じゃあね。」
見送ると…。
文の続きを見る
【早速、この少女で実験を行う。】
文はそこで途切れている…。
別の文を見ると
【異能を確実に産み出せる研究チームは解散された。
その投薬の開発も中止になっており、禁止にもなっている。
少女を実験しようとした時に、研究チームの何人かが死亡。以降も死んでいくので
この少女の接触を禁止にした。】
「そう、私の考えてることは分かりもしないでしょうね。」
そういってパソコンを閉じ何処かへ行く。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から神崎聖さんが去りました。