2017/08/05 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に幡ヶ谷赤志さんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から幡ヶ谷赤志さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に幡ヶ谷赤志さんが現れました。
■幡ヶ谷赤志 > 外のオープン席に座り、鼻歌の一つも歌う。
上機嫌だ。
なにせ手の中にはレジ前から取ってきたマッチがある。
喫煙者のためのものであろうそれを、灰皿の上でもてあそぶ。
箱を開け。
箱を閉じる。
マッチが箱とこすれる音と、その匂い。
軽くこすれば火のつくそれを、指の間で狂々と回す。
■幡ヶ谷赤志 > マッチが好きだった。
ライターより好きかもしれない。
消耗品であり、それでいて着火の最小単位であるそれに愛しさすら感じる。
指先一つこすれば火の一つも起こせる異能がある者がいて。
でもこういう着火アイテムがまだこういう形で存在していることも面白いし。
何よりマッチは火遊びの象徴にしか思えず、異能を得る前の記憶を呼び起こして、
まあ単純に好きなのだろうと思う。
だから上機嫌だ。
手の中に玩具があるのだから。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から幡ヶ谷赤志さんが去りました。