2015/06/23 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に魔王バラルさんが現れました。
魔王バラル > 「フィッシュアンドチップスとマヨコーンピザとドリンクバー。」

 店員に注文を告げる、紫髪の少女。

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」にリーセ・グリエさんが現れました。
リーセ・グリエ > 「あ、私めは――
 ドリンクバーとデラックスすっぽんパフェでお願いします。」

いつもの執事服ではなくメイド服をきた女が、バラルにあわせるように注文する。

魔王バラル >  
「いつもの服は破かれたのかしら。」

 リーセの変装?を見て取れば、
 取ってきた紅茶を啜りつつ、特に他意のなさそうな声を響かせる。

 そして、ピザをもっきゅもっきゅと頬張るだろう。

リーセ・グリエ > 「いえ、先日あばれた所でございますので、
 まぁ、執事服のほうも右肩からばっさりでしたけども。」

ああ、お可愛らしいと忠誠心が鼻から溢れるのを、
ナプキンでぬぐいつつ。

「まぁ、些少な問題でございます。
 それより最近どうですか?魔王様のほうは。」

魔王バラル >  
「そう。まあいいわ。……正直、今の段階で動く気はしないわね。
 どこもかしこも獅子身中の虫。それが、この島の現状よ。予想よりも酷いものよ。」

 瞑目し、冷たい声で語る。

「混乱に乗じる以前の段階よ。……だからまあ、先ずは地を均す必要あるわね。
 ……命じるわ。公安委員の下にでも潜り込んで、『この島を均しなさい』。
 私はまあ、適当にやるわ。」

リーセ・グリエ > 「――」

まぐまぐとすっぽんパフェを食べつつ。

「また難しい事をおっしゃる。
 ――ですが、まぁ、丁度いいかもしれませんね。
 司法取引として公安に接触。
 捨て駒前提の駒になる変わりに潜り込む。
 まぁ、妥当でしょうかね。
 ――幸い――暴れるのも構いませんが、
 どちらかというとそちら向きですし。
 分かりました。では、接触してみましょうか。」

にっこりと微笑んでそう言う。

「ま、均する気があるのかどうか微妙ですけどね。
 私が、ではなく先方が。」

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に園刃 華霧さんが現れました。
魔王バラル > 「それをどうにかしろと言っているのよ。
 まあ、少しでもマシになれば良いわ。」

 大げさに肩を竦めて見せる。

リーセ・グリエ > 「ま、お任せを。」

携帯をぽちぽち弄りつつ――

「という訳で裏側から真っ当に支援いたしますので、
 必要があればいつでもご連絡下さい。」

園刃 華霧 > 今日も元気だサボりが上手い……いや、旨いか……?
そんなくだらないことを考えながら、立ち寄り所、という名目でファミレスに入る……のだが

「ぁン……?」

中の客に、とても見覚えがある紫髪がいる。
おいおいおいおい、なんでオマエがフツーにファミレスとか居るんだよ。
とはいっても、此処で喧嘩するわけにもいかないしなー……さて、どうするか

「ぁー……お二人さん、ちょっといいかイ?」

魔王バラル > 「そう云うのは要らないわ。
 必要な事は自分でやる。貴方は均す事に専念しなさい。」

 断言して、提案を斬り捨てる。
 す、と紅茶を飲む。

「得意でしょう。そう云うのは。
 ――こんな私の趣味から外れド変態の貴方を置くに値する程には期待しているわ……と、」

 言い終え、マヨコーンピザを手に取った所で、声を掛けられる。
 何処かで見た顔だ。……ああ、あの駅前の時の。
 

「何かしら? 相席なら構わないわよ。」

リーセ・グリエ > 「そうですか。
 じゃあ、ゆったりと休暇の積りでやりますよ。
 ああ、家事の方は当然完璧にこなしておきますので、
 ゆるりとお楽しみを。」

言うべき事をいって、
にこりと華霧の方を向き、

「おや、なんでしょうか、
 お美しい人。私の膝の上が開いていますよ。」

なお、こやつ先日住宅区でやらかした上、
昨夜同じ風紀の人に全部自白して、
捕縛されかけて逃げ出してやがったりする。

「さぁ、さあ……!」

魔王バラル >   
 
 ……リーセに、フォークを投げる。

「今のは忘れていいわよ。」

リーセ・グリエ > 「グワーッ!」

思いっきりフォークが頭に刺さる。

「うう、酷い……」

めそめそとフォークを抜きながら

園刃 華霧 > 「お、じゃア、相席をお願いするかネ……」

バラルの様子に、こいつ覚えてないのか、それとも覚えてて平然としてるのか……と考えつつ

「……あー……うん。とりあえず忘れるワ」

二人のやりとりに呆れつつ、とりあえず空いた席に座る。
いや、膝の上に座ってみるのもちょっと面白そうだったけれど、流石に今はノリだけで行動できない。

魔王バラル > 「で、改めて何の用かしら? この前の風紀委員さん。」

 もっきゅもっきゅとフィッシュアンドチップスを頬張る。
 格好付けた様子は無く、比較的ラフな態度が声の調子や動作から見受けられるだろう。

リーセ・グリエ > 「……」

すりすりと刺さった箇所をなでながら携帯を弄っている

園刃 華霧 > 「はン……覚えてタってワケね。」

相手の物言いにニタリ、と笑う。獣の笑いというやつだ。

「なニ、一応、職務質問ってヤツさ。そっちが答えてくれリャ、簡単にことは済むワケだけどネ。」

こちらもラフな態度で応対する。

リーセ・グリエ > 「何を聞かれるのでしょうかね。」

携帯を弄るのを一切やめない。

魔王バラル > 「楽しそうに笑うじゃない。
 ……で、何が聞きたいのかしら。」

 ピザを完食し、背もたれに身体を預けた。
 ……獣のような、強さの見える笑みにも動じずに飄々とした素振りを見せている。

 聞かれて困る事はあまりないし、聞かれて困るような事を聞いて来るとは思っていない。
 其れ故の、余裕だろう。

園刃 華霧 > 「まー、なニ。基本的なトコから行こうかネ。アタシもこんなのは久々だから、思い出しながラ、だけどサ」

けらけら笑う。まさか、こんな対面して話すことになるとは思わなかったが、これはこれで……面白い。
こうなれば、魔王だろうがなんだろうが、どんと来い、だ。

「っていうか、まズだ。この間、また今度、とか言われたワケだけど。
 アンタの名前とか、聞いて無いわけサ。生徒証とか、見せてもらいたいネ。
 あと……そこで携帯いじってるソレは、アンタの知り合いなのカイ?」

バラルから目を離すことなく……不躾にリーセを指で示す。既にソレ扱いである。

魔王バラル >  
「魔王バラル。バラル=アッカディア=ルーアッハ。
 学生証もあるわよ。本物が。」

 ポケットから学生証を取り出す。
 一見、何処にも可笑しな所はなさそうだ。

 ……園刃から視線を離し、リーセを見て。

「ああ、コレなら変態よ。
 ほら、携帯いじってないでご挨拶しなさい。」

リーセ・グリエ > 「一年のリーセ・グリエ。
 生徒証はこれですよー」

などと投げやりな口調で華霧へと生徒証をなげる。

「ちゃんと確認したら返して下さいね。」

携帯を未だぽちぽちしている

「いえいえ、すみません。
 今丁度いいところなのですよ。
 失礼をして申し訳ないですが。」

園刃 華霧 > 「へーへー、魔王様ネ。ホント、この島なんでもアリだなおい……
 ほい。ドーモ、バラルさん。リーセさん。なるほど、学生さんネ。」

二人分の生徒証を確認する。一応、手間取りつつ端末での確認なんかもしてみる。
……とりあえず、不審そうなところはない。とりあえずは、だが。
こういうの苦手なんだけどなー。心の中で苦笑する。
まあ、これ以上は詮索しても無駄だろうし、生徒証は大人しく返す。

「確かに確認したヨ。しかしまあ、魔王サンまでこんな島の学生をしてるなんてネー。何しに来たのサ。
 あと、変態は……いや、ウン。まあいいか……」

リーセ・グリエ > 「よし。交渉成立しました。」

パチンと携帯を閉じる。

「問題ないだなんて手が早いですね。
 ええ。
 ありがとうございます。」

生徒証を受け取りつつ、

「まぁ、いいかだなんて私に気があるんですね。」

魔王バラル > 「目的? 常世島の征服よ。」

 さも当然の様に、言ってのける。
 ……少し間を置いて、だけど、と、続け。

「この島の征服が目的だったけど。荒れ果て過ぎてダメね、正直。
 均されるまでは悪い事しても意味がなさそうだもの。」

園刃 華霧 > 「征服とネ。でっかクでたナ、おい……一応、アタシの身分は分かって言って……るンだろうナ」

やれやれ、と肩をすくめる。魔王なんて御大層な名前を背負ってるんだし、無駄にビクつかれてもなんか寂しい物はある。

「……へエ? そりゃ面白いご意見ダ。つまり、なにカ。魔王様が征服するには資格が足りないって感じかネ?」

ほう?と少し興味深げに問いかける。

「……あと、ところデ。ソコの変態は、なにカ。女好きなのかネ?あとM気質なノ?」

ついでに思わず聞いた。

リーセ・グリエ > 「はい。女性好きでM気質でショタですが何か。」

さらりと認めた。
パフェ食べます?と差し出しつつ

魔王バラル > 「分かってても分かってなくとも言うわよ。
 ファミレスで暴れるような風紀委員ならたかが知れているもの。」

 そう云うのも多いけど、と、皮肉交じりに付け加える。
 意見に、興味ありげに食いつけば――

「資格と言うか、荒れ放題じゃない。まるで悪い事があるのがするのが当たり前。当たり前をしても征服にはならないもの。
 ――おまけに風紀も公安も落第街も獅子身中の虫を飼っている。荒れ地過ぎて手入れが先よ。」

園刃 華霧 > 「まー、確かにその通り。アタシだってこんなトコで暴れたくないシ、
 大体、折角の飯処が潰したら風紀の評判モ悪くなるッテもんサ。
 だから、こんなところにいてほしくないんだけどナー。其のための巡回でもあるんだシさー。仕事増やさないでくれヨ。」

半ば冗談めかせていたが、割と本音であった。島の征服を企む悪の魔王が、こんなところでのうのうと飯を食うな。
いや、なんかちょっと面白いけど。面白いけど!なんか矮小化される感じもあって嫌だ。

「ふ、ン……まさか、魔王様に正論を吐かれるとハ思わなかったネ。
 まあ、風紀に限っちゃまだマシなほーだと思うヨ。いや確かにアタシみたいな不良品も混ざっちゃいるけどサ。
 んで。魔王さまとしては、征服しがいのある島になるまで待つおつもりデ?」

それなら、ある意味ものすごく安全なシロモノになるだろう。なにしろ腐敗なんてそう簡単に収まるものじゃない。
かつて、ソレに挑んだ悲しい馬鹿もいたわけだが……

「……ショタかヨ!」

そして、なんだか思わずリーセに突っ込んだ。噂の男の娘ってやつか?

リーセ・グリエ > 「あ、失敬。ショタコンの方です。
 2文字ほど足りませんでしたね。
 両方ちゃんとありますから安心して下さい。」

何が、とはいわない。

「ま、そういう訳ですので、
 魔王様。
 無事入り込む事は入り込めましたよ。
 ので、私は私の役目を果たしますね。」

まぁ、完全に均する事ができるかはともかく、
これで幾分かマシにしないといけませんね。
と考えつつ。

魔王バラル >  
「あら、正規学生がご飯を食べては悪いかしら?
 ――そうね、こんな所に居れない時が来るのを待つわ。
 均されてくれれば、素晴らしい所には違いないもの。だから頑張って頂戴。

 それに、商売の上がった魔王なんてただの小娘よ。両性だけど。」

 はっ、と、鼻で一つ笑う。
 皮肉と自嘲の混じったような、表情だろうか。

「正論の一つも吐けない魔王なんてただの乱暴者よ。そう思わないかしら?
 私は乱暴者を選ぶ事はあっても、乱暴者しか出来ない存在ではないわよ。
 乱暴者になる意味がないなら、尚更選ばない。少女の方がマシ。
 ……とりあえず、優良品が不良品と言うのは良くないわね。」

魔王バラル >  
「そうね。お疲れ様。
 後は適切適当に動いて頂戴。」

 ――注文した食事は全て終えた。一息をつく。

園刃 華霧 > 「まあ、正論が吐けようが吐けなかろうが……ただの正規学生なら別に問題ないンだけどネー。出来ればただの少女でいて欲しいヨ。
 だケド……魔王サマ、初顔合わせの時にしたコトは流石に忘れちゃい無いだロ?」

ヘラヘラと笑うようにしゃべっているが、眼は笑っていない。
こちとら、アレで色々と迷惑を被ったんだからな。

「ハ、魔王サマが暴れるに相応しい場所を作るために真面目に勤労奉仕しろッテ?ごジョーダンって話だよナー。
 アタシは不真面目に、この島の楽しさを求めさせてもらいたいネ。」

矛盾極まりない話だ。まあ、どうあろうと不真面目に真面目に働くのが自分だから、どうせブレてない話なのだが。

「……ってか、どっちも両性かヨ!魔族って両生類か!」

リーセ・グリエ > 「まぁ、所属する組織は違う事になりますが、
 お互い仕事をして頑張りましょうでいいのではないかと。
 厄介事なんて魔王様が動かずとも、
 この島山ほどあるじゃないですか。」

なお、こいつも起こした口である。

「まー、魔族が両性多いのは仕方ないとは思いますがね。」

魔王バラル >  
「忘れてないわよ。……引っ捕らえるなら付いていくけれど。
 状況証拠と証言以外に残したものもあまりないわ。徒労に終わるでしょうね。」

 肩をすくめて溜息。
 その後、笑ってみせる。

「ふふ。それなら楽しさを求めて、顔合わせの事など忘れているでしょうに。
 こう言う矛盾極まりないものを何て言ったかしら。確か、ツンデレ?」

リーセ・グリエ > 「ツンデレでございますね。」

しれっと同意した。

園刃 華霧 > 「キチンと想定済みってワケね……流石、魔王サマ。へーへー、おっしゃるとーりでございますヨ」

実際、相手のいう通りだ。今は、「おそらく」といった事項の積み重ねしか、この相手の罪を決める方法がない。
つまり、此処で捕らえても意味は無いのは自分でも分かっている。
ならば、何故話題にしたか。恨み事の一つも言わなければ気がすまないからだ。

「ンー……アタシはツンデレってより、近所の気安すぎて恋愛対象って思ってなかった幼なじみタイプで行きたいトコだけどネー。
 いや、アタシだって忘れたいケドさ。恨みってのは深いモンなのヨ。
 そっちの起こした騒動で、アタシが報告書いくつ書かなきゃいけなかったと思ってるのサ。
 久々に楽できなかったンだぞ」

思い出しただけで疲れる、とげっそりした顔をする。

「……まー、厄介事が多いのは否定しないヨ。だから、一個でも減ったほうが幸せだロ?違うかネ。」

リーセに真顔でいう。

リーセ・グリエ > 「私の幸せは魔王様の幸せですので、
 なんとも。
 あ、でも、女の子の幸せの為に頑張るのは構いませんね。
 ま、ともあれ――
 私が厄介事をこれ以上起こす事はありませんよ。」

少なくとも当面はとは飲み込んで。

「その点は安心して下さいな。」

魔王バラル > 「なら、然るべき時にその恨みを私に向けてくれる事を期待しましょう?
 恨みを向けられるのは乱暴者の特権ね。――誰も刃向かわなければゲームを楽しめないもの。
 と言っても、貴方は恨み事だけで済ませそうでもあるね。……でもそれで済まさない者も居るわ。
 この島にも、恨みの応酬は少なくなさそうね。何がとは、言わないけれど。」

 不敵に笑い、席を立つ。
 そのまま歩いて、去るだろう。

「……私はそろそろ行くとしましょう。
 ああ、安心なさい。私とリーセの伝票はしっかり持っていくから、そのまま居座っても問題ないわよ。」

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から魔王バラルさんが去りました。
園刃 華霧 > 「あー……」

なんとなく見えてきた。要するに、この変態様は、真性のアレなわけだ。
メイド服とか着てるのも、まあ従者とかそういう感じの扱いなんだろう。

「……アンタも大変だナ。」

何故か、ポツッと去りゆく魔王に向けて言った。

リーセ・グリエ > 「お疲れ様でした、魔王様。
 ――ふふ。」

頭を下げて見送る。

リーセ・グリエ > 「去っていく魔王様の姿も美しい、
 そうは思いませんかマドモアゼル。」

鼻から忠誠心があふれてるが気にせずそんな事を。

園刃 華霧 > 「……ハ。出来れば、面倒ごとはやりたくナイんだヨ。アタシが面白いと思う此処が崩れなきゃ、ネ。」

やれやれ、と肩をすくめて

「でも、そのうち喧嘩する羽目になンのかナー……あー、メンドくさー……
 ……って、あー。おイ。とりあエず、鼻血ふケ。テーブルが汚れル」

リーセに突っ込んだ。
コイツの傾向と扱いはなんとなくわかってきた。面白いっちゃ面白い

リーセ・グリエ > 「おっと失敬。」

鼻血を拭いて、テーブルも吹きつつ、

「という訳で、
 本日付で、罪を告白し、
 司法取引で公安預かりとなりましたリーセです。
 畑は違いますが、色々協力することはあるでしょうし、
 その時はよろしくお願いします。」

そういって、握手のつもりか右手を差し出した

園刃 華霧 > 「……ぁン?」

流石に面食らった。コイツ何言ってんだ?公安?島の征服を狙ってる奴の配下が?馬鹿なんじゃないのか?
……ああ、いや。そうか。あの魔王のことだ。公安を叩きなおすとか、そういうことでも考えてるのか。
魔王にそんな配慮っていうか手配されてるこの学園ってどうなんだろうな……
あと、コイツが馬鹿なのは多分間違ってないから、そこは訂正しなくていいな。

「ほー、そりゃまタ……なるほド、さっきの携帯いじりはソレだったわけダ。
 しっかしまあ、公安ねェ……まさか第二とかじゃないだろーナ。」

差し出された手をしげしげと見つめ……さあ、どうするかな、と考える。
此処でなんか危害を加えてくるような馬鹿はしないだろうからして、後の問題は……まあ、確かめてみるか。
考えた末、一応手をとった。

リーセ・グリエ > 「おや、実にいい手をしてますね。」

等といいつつ普通に握手をする。

「残念ながら違いますね。
 私は残念ながら荒事は非常に苦手なのですよ。
 荒事になった場合の対処方法はもっていても、
 私個人が非常に脆弱でして。
 貴女と殴り合いをしても負ける自信がありますよ。」

いけしゃーしゃーと情けない事を正直に告白した。

「ま、私は事務方の人間、という事です。
 手続きも私が全部しましたしね。」

園刃 華霧 > 「褒められるほど大層な手はしてないヨ。
 ていうか、そんナ弱いのかヨ。どんな魔族ダ。シブトいだけとかカ!」
最早ノリツッコミ状態である。
気質的にはそういうののほうが向いているから、まあ仕方ない。

「ま、そンで……ふーん……事務方、ねエ……まあ、いいサ。
 せーぜー、『頑張って』くれヨ。面倒事が減るようにネ。」

握手握手

リーセ・グリエ > 「ええ、精々がんばりますよ。
 まぁ、どこまで出来るかは分かりませんがね。
 どうにも一枚岩ではないようですし。
 あ、しぶとさには自信がありますね。
 Gよりもすごーいとか言われたことありますよ。」

全然褒められない事をいってそっと手を離す。

「というか、私が事務方ってそんなに妙ですかね?」

なんというか、テストで100点取るタイプの馬鹿である。
こやつ。

園刃 華霧 > 「公安は……まあ、他の組織だから正確なトコは知らないケドね。
 まー、色々アルみたいだナ。アタシみたいな馬鹿にはわからンけど。
 ……と、そうだナ。リーセは鉄砲玉感があル。」

ざっくりと斬って捨ててみた。自称G並といってるんだし、肉壁とかもってこいじゃないか?
そのまま死んでこい、的なやつだ。

リーセ・グリエ > 「まぁ、実際そういう使い方もできなくはないですけど……」

実際可能である。

「私、戦闘系の異能も魔術も全くありませんよ?」

首をかしげてそういいきった。

園刃 華霧 > 「それなラそれで、使いようはあるってモンさ。アタシだって、別に能力自体は戦闘用ってワケでもないしネ」

ま、馬鹿と鋏は使いよう……ってわけだ。
まあ、それは実際使う奴が考えればいいわけだから、今アタシが考えることでもないけどな、とも思う。
そもそも、コイツを好き好んで使う奴がいるのかっていう話もある。
上手く載せれば上手く使えそうでは有るが。

リーセ・グリエ > 「精々放り込んだら広範囲に大混乱起こせるくらいじゃないですかね。」

しれっとそんな事をいった。

「ま、私は――
 そうですねぇ。
 どうたとえましょうか。」

ううんとゆっくりと考えるポーズをとって。

「ちょっと愛情が行き過ぎるけど、 
 忠誠心の高い裏方ですかね。」

園刃 華霧 > 「ウン、大体分かル。」

さらっと返した。短い付き合いだが、魔王に対しては絶対的な忠誠心……っていうか、なんか邪なアレがありそうなのはよく分かる。
まあソコに関して裏切ることはないだろう。

「ま……とりあえズ。新しい職場で迷惑かけるなヨ?」

リーセ・グリエ > 「さて。私の愛をとめる事はできませんが。」

にっこり笑って――

「仕事には一切の手は抜きませんよ。
 そこだけはご安心下さい。
 きちんと仕事をせねば魔王様に殺されてしまいます。
 まぁ、それも嬉しいのですが。」

はたして、“迷惑”と“結果”。
結果がはるかに上回る迷惑の場合、
どう判断されるのだろうか。

園刃 華霧 > 「あと、大丈夫カモ知れないけド、これだけはいっておク。
 無闇矢鱈と手を出したりすンなヨ?暴行罪で取り締まり、とかしたくないシ。」

へーへー、と適当に流しながら最後に謎の忠告をする。
まあなんだかんだで平気そうな気もするんだが、釘を指しても悪くはないだろう。
コイツが問題を起こしたら、責任は何処に行くのかわかったもんじゃないし

リーセ・グリエ > 「する訳ないじゃないですか。
 ここで犯罪行為したら流石に司法取引の意味がないですしね。
 ――ま、精々口説いたり、
 お願いするだけですよ。」

なお、十分セクハラであるのだが――
同性によるセクハラってどうなん?って問題が先にくる。

園刃 華霧 > 「おー……それナラ、まーいい、カ……
 んじゃ、コレで聞きたいことはオシマイ、だナ。
 おつかれサン。」

ひらひらと手を振りつつ、肩をすくめる。自分も大分疲れた。真面目っぽいお仕事は面倒くさいのだ。
こういうのは他の風紀の仕事だろう。……うん。

リーセ・グリエ > 「ええ。それでは、また。」

ひらりと手を振る

「次はデートしたいですね。」

園刃 華霧 > 「おとといきやがれ、とかいったラ、本気でおとといに来そうな気がするから……マトモになったら考えてやル、とでも言っておくヨ。」

まあそうなったら、デートの意味がなくなる、のであるが。
面白そうだから、言うだけ言ってみた。

「ぁー……つかれたー……」

リーセ・グリエ > 「ふふ――」

意味深な笑みを浮かべ、パフェを平らげ、
ゆったりとその場を後にするのであった。

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」からリーセ・グリエさんが去りました。
園刃 華霧 > 「あー……景気悪……悪ィ……今日は、注文ナシ……また来るヨ……」

店員にそう告げて……そのまま出て行った。

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から園刃 華霧さんが去りました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に朱堂 緑さんが現れました。
朱堂 緑 > ぼちぼち試験日も近づいてきた今日この頃。
夕暮れの篠突く驟雨から逃れるように、男はそこにいた。
隅のボックス席に一人で陣取り、教科書とノートの山の中でペンをひた走らせる。
男は今日も今日とて課題に追われていた。

朱堂 緑 > 本当は図書館に行きたいのだが、先日、図書館で少しばかり騒ぎを起こしてしまったのでどうにも気まずいのである。
それに、図書館は飲食禁止だが当然ファミレスでそんなことはありえない。
リーズナブルな値段で好きなだけコーヒーが飲めると思えば此処も悪くない作業スペースである。
店員からの冷たい視線を無視することができるなら、だが。

朱堂 緑 > 男はそのあたり無頓着なので、当然ながら無視して既にお替り自由のコーヒーだけで5時間以上居座っていた。
呼ばなければ店員がお替りのコーヒーを持ってきてくれなくなって久しいが、些事である。
そんなことより今は課題なのだ。

朱堂 緑 > 図書館から借りてきた資料だけでなんとかなるものを、今は優先して片付けている。
それだっていつ終わるか知れないほどの量だが、嘆いたところでどうなるわけでもない。
ペンを一度置いて、とっくに冷めたコーヒーを啜りながら、教科書を眺める。
左手一本しか使えないので飲みながら作業などはできないのだ。
何をするにも一度物をおかなければならない。
慣れてはいるが、それだって時間がないときは少々鬱陶しくはある。