2015/07/13 のログ
■桐島 政宗 > 「んまー、燃費ワリィからなぁ。腹に収められるときに収めねぇと。」
「……なにより、喰ってる実感がある。それが大事じゃねぇの?」
この男の身体の事情は特に喋りはしないが。
実際に燃費は悪いのである。燃料を補えば済む話ではあるのだが……
個人的に食べ物を食べないと実感が湧かないらしい。
「男前、なぁ……」
「そりゃあ、ドンパチの世界だったらまだ、普通、なんだろうが」
「ここは普通の世界の、普通の学園だ。」
「内からも外からも色んなモンがやって来るのが普通かどーかと言われるとそりゃあ、ちげぇンだろうが、な?」
「平和な日常的に、ヤの字みてぇなのが彷徨いてたら、そりゃ、ビビるわ、な?」
「……だから、ソレで済んだら、楽なんだよ、ホントにな」
再びうなだれる。結構生徒の目を気にしていたようだ。
「アスティアかぁ、…んまぁ、俺の授業は流石に、とってねぇ、よなぁ」
「俺のは機械使った魔術関係だし、お前みたいなのだと、割りと馴染み薄そうだもんな……」
「一応名乗っとくが、俺は桐島 政宗っつー奴だ。別に好きに呼んでくれたって構わねーよ。」
「話しかけられないよりはよっぽどマシだかんな…。」
■アスティア > 「確かにな。
喰ってる実感がなければ、
悪い!」
はっはっはーと大笑いである。
「妾も燃費わるいからなー一杯たべるぞ。
ちなみに」
そういってるうちに運ばれてくるサラダと定食。
「これは夜食だ。
まー、確かに、普通の世界の普通の学園といわれても、
ピンとこないな。
良くわからんが、大切なのは内面なのにな。
不思議な事を気にするものだ。
ま、少なくとも妾は男前だと思うぞ。」
もぐもぐとたべつつ
なお、ほっぺたに御飯つぶつけてしゃべってます。
「ちなみに妾は魔術はつかえん!
でも、機械については知りたい場合、
授業は受けれるのか?
で、うむ。正宗先生だな!覚えたぞ!」
■桐島 政宗 > 「夜食って、おい、ホントお前の飯どこに消えてんだよ…!」
「運動で消えるのか!?そら恐ろしいわ!!異能とかなら流石に分かんねぇがな…!」
燃費が悪いのは確かそうだが、夜食にかつとじを頼むというのも度胸があるな、と真面目に思う。
寝れるんだろうか、この女子生徒。
「あー、機械工学なら他のセンセも色々やってるからそっちでも構わねー、が……」
と、言いかけて、目の前の少女の顔を見る。
「…別にいいんだがな?良いオンナがおべんとう付けてっと台無しだぞ?」
「ほら、ほっぺにご飯粒がいっぱい、ほらな」
思ったより野生児臭いようだ。本当に、見かけによらないとはこういうことか。
ちったばかし、不安になるが。
「ともかく、俺で良きゃその辺りの講義は開いてっから、時間合うときに取ってくれ、人も少ねぇだろうし、快適だと思うぜ?」
半分皮肉めいた宣伝である。
■アスティア > 「どこに消えてるかだと、無論。」
ぽんっとお腹の辺りを叩いて。
「この腹にだ!
あ、異能はあるが、消えてるのは多分運動だぞ?
感謝をこめた素振りを1万回とか。」
あっけらかんとしすぎである
そして、ほっぺたに御飯粒をしてきされると。
「む、すまない。
一杯ついていたか。ほんとだな。」
もそもそととっていく。
「御飯というのは食べるの難しいものだな。」
よくみると箸は握り箸だし、この女ダメかもしれない。
「ま、ともあれ、了解した。
楽しみだな授業。
剣を振るのが一番好きだが、
機械について知らないとこの世界だと戦えないからな!」
■桐島 政宗 > 「いや、十分ビックリだからな?」
「感謝の素振り一万回とかしたらそりゃあ消えるわな!」
「…むしろ、一万回も素振り出来るってか……。」
スレンダーな体型のエルフ、というだけでその手の男子は大喜びだろうに。
なんだ、この中身の野生児っぷり。残念な美人とかそういう類なのか……。
「ご飯が難しいっつーか……」
手元の握り箸を見て、察する。やはり箸は難しい、よな。という顔をする。
「箸は難しいよな、文化で慣れてねぇと、綺麗に使いこなすのってさ」
「俺かて昔、箸の使い方が悪りぃ、ってのが原因で親父にシメられたしなー……」
と、言ってから気づく。あ、やばい話をしかけてる。
「あ、これはオフレコな?ぶっちゃけ実家の話しても面白かぁねーだろうし、」
「健全な生徒がビビっちまう。……だから、秘密で、な?」
必死に隠そうとするが、隠し通せるかは疑問である。
■アスティア > 「そりゃあ、できるとも。
出来るだろう。
ああ、でも、異能の検査した時に、
ひょっとしてその怪力が異能ですかねぇ?
とか言われたな。
残念ながら生まれつきだが。」
その代わり魔術が使えないときたと笑う。
エルフとは一体。
「ま、エルフの中でも妾はちょっと異端だからなー。
他のやつらでそれが出来るのは確かに見たことないな。」
うんと、一つ頷いて。
「ふむ。
この握り方間違っているのか?」
なんて首をかしげて聞きつつ、
箸の使い方が悪いって締められたときくと。
「なるほど。正宗先生は、
いい所の出なのだな。」
等と神妙に頷く。
マナーなんていうのは貴族とかそういった人達が気にする事だ。
■桐島 政宗 > 「魔術の素養の代わりに身体能力に全振りしちまったんじゃねぇの?」
「神様も仏様も、たまにツマミを間違えるこたぁあるだろーし」
「それで、異端って言われるのはなんとなーく分かる気もすっけどな?」
「それでも俺ァお前がお前であって、生まれも否定されるべきことじゃねぇ、とは思ってるぜ」
「俺から言わしゃあ、異端じゃねぇよ、人間だって得意不得意があるもんじゃねぇか。」
「種族が変わったって同じだろ?」
ちー、とアイスコーヒー(ブラック)を飲む。
一般的なイメージからすれば、目の前の女子生徒はエルフとしては異端だろうと、思うけれど。
だからといって異端扱いする気も起きなかった。
変な騒動起こさず真面目に受けてくれるなら、俺の前じゃ平等に『生徒』なのだから。
…という、考えである。
「確かに握り方としては良かねーな。結構よく見かける間違い方だけども。」
「しっかし、良いところ…なぁ。」
「俺のウチは良いか悪いって言われたら世間的には『悪リィ』トコだぜ?」
「流石に表の世間様にご迷惑おかけするわけにゃいかねぇから、厳しかったのは事実だがよ」
……残念ながら。貴族でも何でも無く。
本物の世界の出身なのである。ようするにヤの字。
■アスティア > 「だろうなー。
まぁ、妾は妾の好きなように400年ほど生きてきたし、
もう元の世界に戻る気ないし、
ここの世界の御飯美味しいしで、
もう万々歳なのは確かだな。」
うん、と一つ頷いて。
「おお、それにしても、
その言葉は何か近いのを聴いた事あるぞ。
えーとなんだったかな。
十人万事塞翁が馬だったか。」
何か違うかと首を傾げる。
まぁいいか、とすぐにもぐもぐとサラダを食べ始めるが。
「まぁ、このハシーとかいうの凄い難しくてなー。
これでようやくだったんだが、奥が深いな。
それにしても、悪い所だったのか。
ま、それでも、問題あるまい。
教育がしっかりしてるなら、
少なくとも政宗先生には立派な所ではないか。」
うん、と大きく頷く。なお、このエルフ。
もし本当の所を知っても。
よし、手合わせしにいきたい とか言い出しかねない。
■桐島 政宗 > 「…よく知ってんな、故事成語」
「人生万事塞翁が馬、とはまー、言い得て妙ってトコか」
「飛ばされた先が天国だっつーことはよく聞くわな。」
「元の世界が戦乱の世界で、此方に来て平和を満喫してるってのも聞くし。」
「お前が此方の世界で帰りたいとかで苦しんでない側だってのは、良いコトかも、知れねぇ」
「俺としては友好的に暮らしてくれるヤツは歓迎すっから、な」
うんうんと頷く。
チャカ持ってドンパチしてた頃だって、確かに無くは、無い。
が、今は正道で、日の当たる所で、教師をしてる。
それなら、日の当たる世界での平和を望むのが、普通じゃねぇか、と思っているらしい。
「教育としては立派、なンだろうけど、なぁ」
「…それでも、一般家庭って言えやしねぇから、難しいンだよ」
「確かに『良い』ウチかもしれねぇが、そういう悪リィ『箔』がついてっと、」
「そのイメージから、抜け出し切るのは、大変なんだよな」
「……ほんと、教師やれてるのが、不思議なくれぇだよ」
本当のことは、言えない。実家に招待したら間違いなく実家が大喜びしてしまう。マズイ。
■アスティア > 「うむ。面白いよな。故事成語。
まぁ、まだまだ難しくて読めなかったり、
上手く使えないんだがな。」
これから頑張るって勢いである。
勢いは大切だ。
だが、上手く使えるようになるのは何時の日か。
さっきも人生万事塞翁が馬と十人十色がごっちゃになってたし。
「ま、皆仲良くがいいっていう奴だな。
教師やれてるのが不思議な事もないと思うが、
そうだな。」
確かに傭兵連中、私も含めてだが、
教師にするなんて狂気の沙汰な所がある、あるが……
「ま、悪い箔がついてなお、という事は、
それだけここはまだまだ危険な場所、
それを理解させ、理解しているからなのかもしれないな。」
ふっ、と落第街のことを思い返しつつ
■桐島 政宗 > なんとなく、言いたそうなことを察し、制する。
「あー……何処のことか言いたいのは分かっけど」
「『教師としては』薦めたくないからな、あの場所は」
「……無い場所に行って、亡き者にされるとか、教師的にゃ、困んだよ」
「お前みたいにちゃんと『強い』のなら、ある程度、信頼に値すんだろうか……」
「それでも、『駄目』とは言っときてぇよ」
「……生徒が危害加えられるのは、嫌だ」
はー、と長い息を吐き、
「悪リィな、辛気臭セェ話しちまって。」
「皆全員がニコニコ仲良く出来っかどうか、って言われたら理想論だけども、な?」
「仲良く出来るのが俺は一番だと思うンだよ」
「戦争狂みたいに火種ドンパチ楽しいぜヒャッハー!とか」
「……あんな精神に到れる気は、しねぇよ」
と、そのスジからすれば、弱気にも取れるような言葉と、謝罪が飛び出した。
故事成語の件は……
……後で国語の教師にも一応アテをつけておくべきだろうか。
間違ってる気はしたんだけれど、そこまで重大な間違いでも無かったし。
■アスティア > 「寧ろすすめてはダメだろう。
そうならない為の抑止力でもあるのではないか?
政宗先生は。
――そして優しく、正しく先生だな。
尊敬するぞ」
とニカッと笑って。
「気にする事はないさ。
そういうのは義務だろう。
ま、妾は――
精々楽しませてもらうくらい、か。」
――闘うことは楽しい、
だが、超えてはならぬ一線も知っている。
ゆえに、
超えてはならぬ一線を越えぬ限りの戦いを求めよう。
「ま、なんだな。
折角授業受けたり、教えをこうたりできるのに、
容易く死ぬのはもったいないな!」
だから大丈夫だ、と言うかのごとく胸をはる。
胸ないけど。
■桐島 政宗 > 「…いや、いいんだけど、尊敬、ねー……」
「まだ良く出来たセンセならいっぱい居るだろ?」
尊敬と言う言葉に困惑している。流石に、そういう感覚はあまり向けられないのだろうか。
「……悪か、ねぇけど」
ボリボリと頭を掻いた。
「楽しむ範囲ッつーのも重要なこったな。楽しみで他人に迷惑かけちゃあ、オシマイだ」
「その辺りも踏まえて、あそこで自治をやってくれてるのとか居ると、」
「俺ァ、後ろ暗かろうが、『良いヤツ』だとは、思うな」
「……過激な違反部活の連中と比べら、よっぽど善人だ」
「あんま、良くない言葉だろうけど、な」
治安が悪くても、治安を守る為に動いてくれる人間、というのは尊敬に値すると思う。
ただ、これは教師的にあまり褒めて良い言葉とは思わなかったというのも事実で。
「…そーそー。そう簡単にポックリされちゃあ、教える側も困んだよな!」
「だからこそ、健全な学生を守るのも、俺のシゴトだと思ってんだ」
薄い胸を張る女子生徒に、そう答える。
■アスティア > 「そうだな。素晴らしい教師は何名か知っているが。
かといって、かといってだ。」
ぐぐっと身を乗り出して間近で目を覗き込もうとするだろう。
「――尊敬に値する教師である事にはかわりあるまい。
一人だけが尊敬に値する教師であるなんて事はないのだから。」
な?と笑って首をかしげて元の位置に戻るだろうか。
「と言う訳で、頼りにしている、
政宗先生。
先生ならきっと――
力無き生徒の全てというわけにはいかんだろうが、
その手の届く限りは救えると思うから、な。」
サラダも定食もほぼ食べ終えて、
残った味噌スープをすするのである。
■桐島 政宗 > 流石に間近で覗き込まれると動揺するだろうか。
「……お、おう」
「けど、まぁ……そだなァ。」
「俺をそれの"内"に含めてくれるてーのは、気恥ずかしいモンだよ」
やっぱり、照れてる。慣れてないんだろうな、というのは見て取れる。
「頼りにされんなら、応えるのが男ってヤツだな!」
ドン、と胸を叩く。よく聞けば人間的な音にしては少し可笑しいが、
耳が余程良くなければ気づかないくらいかも、しれない。
「手が届く範疇なら、俺が力になるわ。」
「舐めた真似してくれてんなら教育指導も、必要だかンな。」
「…やっぱり『生徒』が一番、大事だし」
■アスティア > 「はっはっは。
ま、政宗先生はもっと自信もっていいと思うぞ」
なんて笑って。
「よっ、男の中の男!」
とはやし立てる。
本心から。
金属音のようなものがするなら多分、
鎧でも着込んでるのかと見当違いの憶測で誤解したままスルーするだろう。
「生徒を思う、その心だけは、
忘れないよう。
なんていうまでもなかったな。
はっはっは。」
そういって飲み終わった味噌スープをことりとおいて。
「ご馳走様でした、
いやー美味かった。
ここの飯は美味しいな!」
■桐島 政宗 > 囃し立てられても、やっぱり慣れてないのか困惑している。
「いや、そこまで、言われンのは割りに合わねェよ……」
「もちっと、何かしてから、言われるべきコトだろ?それ」
「まだ、男としちゃ、未完成で。ずーっとこの先も、未完成なんだと思うぜ、俺って生き物は」
「……だって、本当に、完成しちまったら、これ以上、どうすんだよ?」
「そこで終わっちまうじゃねェか」
と、言うのが彼の本心でもあるように、思えた。
「そりゃー、何よりだわ。ウマイ飯をきちんと食えるってのも大事だからな?」
「流石に一週間以上素うどんを経験すると、ウマさが分かると思う」
…この教師、素うどん経験者だった。
■アスティア > 「そりゃそうだとも。
生きている限り完成なんてありえんよ。
だがな、
生き様が素敵だ、尊敬できるなんていうのは、
そこまでいわれるべきことである。
未完成だからどうした。
ここで私一人に尊敬されて完成するほど、
政宗先生の完成形なんて――
安いものではないだろう。」
ふっ、と笑う。
――完成なんて夢のまた夢。
もし完成があるとすれば、
それは死した時……くらいだろう。
少なくともアスティアはそうかんがえる。
そして、だ
「素うどんか、あれも美味しいな!
私好きだぞ!
365日素うどんでも生きられる。
なーに、一週間以上木の根かじる生活すれば、
もっと変わるさ。
ま、私のいた世界、素うどんも神の国の食べ物になるレベルだからな!」
このエルフの世界の食レベルは底辺以下だった。
■桐島 政宗 > ぶふぅと黒い液体(※コーヒーです)を吹き出す。
とっさに別の方向を向いたが、流石に店員に頭を下げざるを得ない。
「げふっ、げふっ……いや、その どんだけ食文化が未発達なんだよ……けほっ」
噎せたらしい。
「ああ、悪リィ、汚しちまって、必要そうならその分も付けっから」
気にしなくていいですよー、と言いながら吹いてくれる店員も菩薩か何かに見える。
だが、とても申し訳ない。
「素うどん以下って、おい、うどんって悪くいやぁ小麦粉の塊だぞ!?」
「木の根齧るとかハイレベル過ぎて俺ァ、付いていけそうにねーよ!?」
■アスティア > 「うん?そんなに驚くことか?
生のじゃがいもとか、
塩漬けにした肉に塩胡椒大量にふって焼いた高級料理とかだが。」
この話をするのは始めてではないが、
魔境にもほどがある。
「ま、木の根は本当に食料が無い時だな。
飢饉とか。
この世界だと、チューセーの英国辺りだったか。
あそこに近いらしい。」
■桐島 政宗 > 「……ちげぇねぇな」
「現代のブリテン様も相当食文化はアレだって聞くけどな」
「日本が恵まれすぎてんだよ、その辺りは……」
にしても、中世ブリテン並みって。そりゃあ、ここは天国だ。
「生のじゃがいもって、場合によっちゃ、危険物じゃねぇか?」
「じゃがたらの芽とか、緑になったのとか、その辺りは、結構なモンだって聞いたことくらいなら、あるぜ?」
そして、さりげなーく、彼女の分の伝票もまとめる。
まだ、金がある方だから、二人分なら余裕だろう。
■アスティア > 「うむ。毒はあるが、毒素は抜く魔法あったりするしな。
私は使えんが、
私は胃袋も頑丈だ。」
少しくらいなら大丈夫だと頷いて。
「ま、そして今や和食が一番好きと、
こういうことだな。うむ。」
纏められたのはふっと気づいたのか、
「いいのか?」
と一言だけ聞くだろう。
■桐島 政宗 > 「別に構やしねーって。こんな俺みたいなのに付き合ってくれた礼だと思ってくれりゃあ、ソレでいい」
呆れた顔で、そう応える。
良いのか?と言われて追加するなら知らんが、ソレも含めるにゃ十分な時間だと思う。
「胃袋頑丈っていっても、まー、生きるために喰って死んじまうのは、駄目じゃねーかな。」
「元も子もねーよ、少しくらいが命取りになるかも知れねぇんだから」
トントン、と伝票をまとめる。
気づけば、目の前の教師も食べ終わったらしい。
■アスティア > 「ま、腐っても森の民という事だな。
それでも、大切な食料だからな。」
命取りになるかもしれない。
だが、それ以上に食べ物は大切で、
自分は森の民なのだ。
「森の恵みで命奪われる事はないさ。」
なんて笑って。
「では、折角なのでご馳走になる事にしよう。
ご馳走様、
ありがとう政宗先生。」
おごりに対して礼をするだろう。
おごってもらったんだもの。
■桐島 政宗 > 「んじゃあ、俺ァこの辺りで先に帰る……が。」
「……夜道には気をつけとけよ?」
「アスティア、お前の見てくれは十分美人なんだから、後ろから変態に襲われても知らねぇんだからな?」
ふるふると伝票を持ちながら席を立ち、会計に向かう。
「おう、良いってこった。俺の礼だからな?」
奢る事に、慣れすぎても居ないが、割りと、やることはある。
と、言っても。教師になる前の話だが。
■アスティア > 「心配するな。」
危険など承知の上。
むしろどんとこいなのだが、
その言葉は胸に秘めて。
「政宗先生こそお気をつけて。
おやすみなさい、だ。
妾も少ししたら出るとも。
それでは、また。」
手を振って見送るだろう
■桐島 政宗 > 「おう、また何処かで、な?」
背中を向けたまま、手を上げて返礼とする。
余談だが、ちゃんと迷惑を掛けてしまった店員さんに詫びを入れながら帰ったそうな。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から桐島 政宗さんが去りました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」からアスティアさんが去りました。