2015/08/13 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」にやなぎさんが現れました。
やなぎ > 遅い夜。軍服の青年が一人ぼけーっとプリンを食べている。


昨夜は風紀委員の生徒に会い、
女学生銃撃事件、その犯人であるシインの情報を教えた。

これで少佐は捕まってしまうのだろうか。

情報とえば人に聞いたものばかりで、
本人からはただ、結末を待てと告げられたきりだった。

途方にくれていた。

やなぎ > どこかでいろいろ起こっているのも知らず、
自ら出向くこともせず、
"共犯者"の自分はこうして甘味を口にしている。
暗い気分で食すプリンは味がしなかった。

「あの先生には悪いことをしたなぁ…」

シインから、被害者の入院する病院の場所を探し報告しろと命ぜられ。
ある教師に何気なくを装って場所を聞きだし、それをシインに告げたのだ。

…そしてその後、病院で襲撃事件があった。

やなぎ > 酷く後悔した。あの時少佐への信頼など捨て置けばよかったのだと。
それでも当時は何も分からずじまいだった。
しかし、"知らないから仕方ない"とは思いたくはなかった。
己の無力さを呪った。強く強く呪った。
相手の善意で教えてくれたものを、
襲撃という形、結果につなげてしまったから。

――自分が誘導した。だから"共犯者"と言われても仕方ない。

だけれどこれは誰にも言えない。言いたくない。
利用されていたと告げて逃げたくもない。
どうすることもできない。だからずっと後悔しよう。
これは自分の罪だ。



味はしなくとも腹は減る。
すっかり空になった皿をどかし、次のメニューを選んだ。

やなぎ > ―こりゃ、ただの後悔するだけでなにもしないNEETだな。

まるごと野菜サラダを頼みつつ、そんな自分を嘲笑う。
…何だか本当に可笑しな笑いがこみあげてきた。

「ほんとに落ちこぼれだなぁ。」

一通り病んで悶々と考えて、結局答えはここに行きついた。

後悔して、反省して、生きて行こう。
人より劣ってるのは重々わかっているのだから、
今からでも、遅くても、努力していけばいい。


メニューをまた手にとり、景気づけとばかりにいろいろ頼みだした。

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」からやなぎさんが去りました。