2016/01/03 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に蔵田 怡与さんが現れました。
蔵田 怡与 > お腹が空いた……
蔵田 怡与 > ……
あ。メニュー新しいのが増えてる。
ええと、新しいメニュー全部下さい。それからデザートも全部。
あとドリンクバーも。

(新年早々むちゃくちゃな頼み方をして、料理を待つ)

蔵田 怡与 > (待っている間。分厚い本を席に広げた。表紙の黄ばんだ。古い和綴じの本だ。)
(それをぺらぺらとめくっている。)

蔵田 怡与 > (大して面白くもなさそうに本を読みながら、注文した料理を運ばれてきた傍から片付けていく)
(その間も本からは目を離さず、有り体に言って行儀が悪い…)

蔵田 怡与 > (冬限定メニューの煮込みハンバーグをフォークで突き刺し、二口でほおばる。)

…こえわ…おいひい…かも。

(もごもごと独り言を呟く)

蔵田 怡与 > (片手で本をめくり、メニューを平らげながら空いた皿を積み重ねていく…)

(大きさも形状も関係なく積まれた皿のタワーがぐらぐらと揺れ始める…)

蔵田 怡与 > (手元を見ることもなく重ねた大きなオムライスの皿が、ついに拮抗を崩す!)

(けたたましい音を立てて、皿は床に散らばった…)

蔵田 怡与 > !!

(皿の崩れる音に驚いて慌てて立ち上がり、その拍子に本をグラスにぶつけ、机の上に盛大に水がこぼれる)

あっ、ああ…!

(急いで本だけを高く持ち上げて避難させるが、こぼれたジュースは席に置いた鞄の方へも流れ落ちようとしている)

蔵田 怡与 >

(鞄を必死に手繰り寄せ、濡れることだけは防ごうとするが、その拍子に鞄の口が開き、中に入っていた大量の折り紙が、皿とジュースの広がった床にぶちまけられる)

………
………前もこんなことあった。絶対。

蔵田 怡与 > (慌てて走ってきた店員にごにょごにょと言い訳をしながら、膝を折って折り紙を拾い集め始める)

…鞄も改良しなきゃなぁ。

蔵田 怡与 > (濡れて汚れた折り紙を拾い集める、その背中がやけにしょぼくれている)

……うん。今のは、わたしが悪い。
食べるときに手元を見てなかったから。
でも、本も読みたかったし、仕方ない。

蔵田 怡与 > …食べながら本も読めるような、便利な魔法。
どこかにないかな。
もし勉強できるなら、それを真っ先に覚えたい。

(ブツブツと不穏なことを呟きながら、折り紙を拾い集めている)

蔵田 怡与 > …正月早々、やってしまった。
(あっという間に店員が片づけた床を見て、拾い集めた汚れた折り紙を見下ろすと、それを無造作に鞄に突っ込む)

……退店しろ、とは、言われてないから。
大丈夫。
(再び席につくと、食事を始めた)

蔵田 怡与 > (机の上に乗せられた料理をあらかた食べつくすと、再び本を開く)

(鞄の中から少々汚れたノートを取り出し、左手に持ったペンで、何やら真剣な面持ちで書き込みを始める)

(……右手は器用にホットケーキを切り分けて口に運んでいる)

蔵田 怡与 > 考えることは脳を働かせる。
脳を働かせるということは熱量を消費するということだ。
消費された熱量はどうするか。経口摂取によって補わなくてはいけない。
食事だけは誰も代わりにしてくれないのだ。

(2皿目のホットケーキにフォークを突き刺す)

蔵田 怡与 > ……
………
おいひい。

(幸せそうである)

蔵田 怡与 >
(粉砂糖がちょっとこぼれたノートを雑に手で払い、やはり黙々とペンで書き、ホットケーキを食べる)

……あの、さっきのメニューお代わりください。
(追加の注文も頼む)

蔵田 怡与 > (ノートには飛行機の骨組みと、エンジン構造が描かれている)

ZEKEの増槽は飛行途中に切り離すことを前提として考えても、運動性を維持するために余計な燃料は積めない。
航続力を活かすか一瞬の運動性能…増槽を切り離してゼロファイトに移行するか…方向性を定めておかないと…

あ、さっきのハンバーグももう2皿ください。

蔵田 怡与 > (運ばれてきたハンバーグを食べながら、難しい顔で考え込む)
蔵田 怡与 > ……はぁ。
(ため息をつく。どうにも頭に入らないようで、しきりに本をめくり、些細な部分を執拗に消しゴムで消してはまた描き直し、を繰り返している)

……。
いやいや、ダメだ。何を考え込んでいるんだ。
(自分を叱咤するように頭を振ると、再度ノートに向かう)

蔵田 怡与 > (彼女には自分の異能というものの有用性が今一つ理解できていない。)
(折り紙の紙飛行機をかつての空を切り裂いた勇ましい艦載機に変える…その能力を、どのように使うことが「正解」なのかを考えている…)

こういうものに、正解はない…とは思うけど。
どうなんだろうなぁ…
それを探しに、この学園に来たような気がするんだけど。

蔵田 怡与 > ……まぁ。いいか。

(残った料理をすべて平らげ、机の上を綺麗に…今度は皿を崩さないように片付け、手持ちの道具を鞄にしまう)

…ごちそうさまでした。
(店員に迷惑料として多めに札を握らせ、店を出た)

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から蔵田 怡与さんが去りました。