2016/08/07 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に加賀智 成臣さんが現れました。
加賀智 成臣 > 「…………。」

かりかりとファミレスの隅っこの席で何かを書く青年。
見ればどうやら帳簿のようなものらしい。結構分厚いもののようだ。
傍らにはお冷のグラスがある。空になったグラスからは結露も消え、水だけで随分と粘っているようだ。

「………あ”~。」

だがどうやら暑さに負けたらしく、帳簿をたたんで机に突っ伏す。
体はじっとりと汗ばみ、非常に具合が悪そうだ。

加賀智 成臣 > 「もうちょっとクーラー強くならないかな……もう凍死してもいい……」

物騒なことを言いながら、『不働』と書かれた白いTシャツをバサバサと動かしている。
こんなシャツ、どこで買ったのだろうか?

加賀智 成臣 > 「………。貰いに行くか…」

ふらっと立ち上がり、お冷を貰いに行く。
少しバランスを崩し、ガタイのいい怖そうな男性にぶつかりそうになった。

そして、また席に戻ってきて、帳簿を書き始める。
どうやら図書委員のアンケート調査のまとめのようだが、それを睨みながらペンをくるくると回している。

「入荷希望本調査で受け狙ってエロ本って書く人、何が面白いと思ってるんでしょうかね。」

どうでもいいことでちょっぴり怒っている。

加賀智 成臣 > 「………終わらない。」

アンケート調査の半分ほどで体を椅子にもたれさせ、ぐったりと伸びる。
気だるげに天井を見上げ……

『お客様、あの。』

「……あ、はい。出て行きます。」

よいしょ、とペンと修正液をファイルに挟み込み、席を立ち上がる。
そのままお金を払わず、ファミレスを出て行った。始終水しか飲まずに乗り切る、とても嫌な客である。


「クソ暑い……熱中症で死ねないかなぁ……」

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から加賀智 成臣さんが去りました。