2015/07/19 のログ
ご案内:「ロビー」に設楽 透さんが現れました。
■設楽 透 > 「ふう。」
「まさかこんなに時間が掛かるとはね、」
「流石の僕でもこれは想定外だったな……。」
【深夜を過ぎて早朝も近い男子寮】
【両手いっぱいに荷物を抱える男の姿があった】
■設楽 透 > 【静かに、】
【そーっと、】
【他の寮生を起こさない様にスリッパに履き替える】
【普段履いている靴と同じ様に、スリッパも特注の物を使っている】
「思い立って動いてみたわけだけど」
「まさか試験期間どころか、」
「海開きまで逃すとはね。僕としたことが、うっかりだよ。」
【静かな男子寮ロビー】
【自室まで戻る前に少し立ち寄ってみたが、】
【思った通り誰も居ないようだ】
■設楽 透 > 「………。」
【無人のロビーを眺め】
【ふと荷物を―真っ白なビニル袋―をその場に置いた】
【中には古今東西あらゆるご当地カップ麺が詰まっている】
「これだけ集めるために本土まで行ってたって知られたら、」
「また怒られちゃうかな。」
「まあ、それも一興だね。甘んじて怒られよう。」
■設楽 透 > 【カップ麺群の中から一つ、『徳島アゴだしラーメン』と書かれた物を取り上げると】
【「やあ。可愛い後輩の皆へお土産だよ」とだけ書かれたメモ用紙を貼り付け、】
【控えめに鼻歌を奏でながら自室へと歩いて行った】
【途中、イタズラ半分に他の部屋の壁を通り抜けて行ったりしたのは、】
【また別の話】
ご案内:「ロビー」から設楽 透さんが去りました。