2015/07/29 のログ
ご案内:「大浴場」にギルゲイオスさんが現れました。
■ギルゲイオス > はぁ……風呂は心地が良いのである。
疲れが湯に溶けて、消えてゆくようであるな。
(湯船にぷかぷかと浮かぶ、長身の男が一人。
夕方も過ぎた頃合い、バイトで疲れた体を癒し、汗を流しに来た、そんな所である)
■ギルゲイオス > 後は、部屋で一杯やって、ぐっすりと……なんて言いたい所では、あるが。
(天井を見上げたままに、緩くと息を吐き出す)
ミウともあぁ話したが、帰る方法、か。
此方の世界と、我々が元いた世界を繋ぐ。
どうしたモノで、あるかな。
(悩ましげに唸りながら、長い手足を揺らがせて。
それに合わせて、小さな波が水面に広がる)
■ギルゲイオス > 思いつきレベルで出来たら、誰も苦労しないのである。
考えるに、アプローチの方法は三つ。
機械を用いる場合。
異能を用いる場合。
魔術を用いる場合。
(指折り数えて、双眸を細める)
このうち、機械は論外であるな。
我はそういう世界の住人ではないし。
(掌で湯を掻くと、飛沫がちゃぷちゃぷと上がる。
我々では、圧倒的に知識が足りない。
そもそも、単純に機械的技術であれば此方の世界が相当に進んでいる。
出来るモノなら、既に完成していてもおかしくはない)
ご案内:「大浴場」に或蓮 歌月さんが現れました。
■或蓮 歌月 > からり、と戸棚を引き開けながら手におふろセットを持った少年が大浴場に入った。
その目元には、仮面。瞳は藤色である。
「……どうかしたんですか、何か考えてるみたいですけど。
覗きの方法とかですか」
目上と見れば敬語も使う。湯船に入る前には体を流す…
真っ当な少年であった。
■ギルゲイオス > 次に異能であるが、コレは微妙。
我も此方の世界に来て、異能に類する力は得たが。
硬度に習得している訳ではないし。
(湯を顔に浴びると、掌で拭い。
前髪、指を通してかき揚げる)
となれば、やはり一番可能性が高そうなのは、魔術であるか。
――ん?
(最初から分かっていた、と言えばその通りなのだが。
結局の所その結論に至って、さてそこからどうするか、と思案を巡らせ始めた頃合い。
人の気配が現れた方向に、ちょいと視線を向けて)
先に使わせてもらっているのである。
むぅ、覗き、であるか。
それ位気楽な悩みであれば良かったのであるが。
あぁいや、男子には結構重大かの?
(浮かんだまま首をかしげて、何やら割と真剣に考えているようだ)
……しかし、仮面
(風呂で、仮面。
理由があるのかもしれないが、何とも不思議そうに見ている)
■或蓮 歌月 > 「どうも…ご一緒させてもらいます」
先に使わせてもらっている、と言われれば、頭を下げてこう返した。
はっきり言って、仮面をつけていない頃だったら大浴場に来ることなど考えもしなかったし…
こうして、他人と一緒に風呂に入るなんて想像もしなかった。
タオルで腰を隠しながら、縮こまるでもなく自然に歩いて、シャワーの内の一つの前に座った。
行動の範囲が広がっているのを、自分でも感じる。
たぶん、これが自信というやつなんだと思う。
もちろんそれは仮面をつけている間のことで、寮の部屋で一人になって仮面を外した時には――
「きら、気楽…えっ、気楽?男子には重大?」
脳に理解できない言葉を流し込まれて、
カランをひねり湯桶にお湯を注ごうとしていた動作とモノローグが止まった。
僕のことなんてどうでもいい。お風呂でゆったり自己内省するのはこの後だ。
「ちょっと待ってください、僕には貴方が言っている言葉がよく理解できないんですが…異邦人の方、ですか」
割と碌でもない部類に入る判断基準を唱えながら、歌月は湯船に振り返った。
「…………その、男子という物言いはまさか」
湯船に浸かる男の不思議そうな視線と、
歌月の真剣な眼差しがぶつかって絡み合うかもしれない。
そのまま十秒も見つめていれば、異能によって事は明らかになるだろう。
だが、それすらも待てないほどの火急の事態。
「男子寮大浴場に現れるという伝説の痴女、男の姿で現れて油断させ、
しかし妙に色気のある動作についつい誘われて、『いいぜ、オレはノンケでも食っちまうんだ』と
やる気になったところで女の姿に戻って高笑いしながら窓から消え去るという……!」
支離滅裂なまでに尾ひれのついた噂であった。
■或蓮 歌月 > (この噂を聞いた時、
歌月としては女子寮に現れた自分とシャドウフォックスを足して二で割ったような話だなと思ったものだが、
あの時の自分は[nowhere]を看破されて以降、完全にフェードアウトするまでは使っていなかったから、変身も出来ないし、
窓から消えたのはシャドウフォックスの方だし、
ノンケなのに食われたのは)
■ギルゲイオス > (相手がシャワーの方に行けば、まぁ別に視線で追い掛けるモノでもない。
別段、男子の裸に興味は無いのである。
ただ、我ながら身長は高い方。
風呂場が狭くなっては失礼であり、浮かぶのを辞め、浴槽の底に胡坐をかく)
え、あ、うん?
我なんか変な事言ったであるか?
(物静かそうな雰囲気から一転、急に強くと聞こえた言葉に、思わず軽くと気圧されて。
自分で言った言葉を脳内で再度噛み砕きながら、頭を横に傾ける)
割と見た通り、異邦人である。
ふぅむ……此方の世界の言語で話した心算であったが。
うっかり地元も喋りが出ていたのであろうか。
(閉じていた額にあるもう一つの目を開く。
少なくとも、此方の世界の住人がもつ特徴ではない)
……余り男性に見つめられても、アレなのである
(視線がそっと横に逸れた)
えぇと、うん?えぇと、うん?
(相手が突然言い放った言葉に、理解が及ばず三つの目が丸くとなる)
ま、まずは落ち着くのである。
我どう見ても男……いや喋っている言葉が可笑しくなっておらぬか!?
伝説の痴女が、男の姿で現れて、色気のある動作で誘うのであるか!?
それひっかるのホモだけである!!
(何度考えても理解できてなかったので、とりあえず突っ込みを入れる事にした魔王様)
■ギルゲイオス > あぁいや、バイの方も引っかかる……
そう言う問題じゃない気がするのである。
(どちらにせよ理解できなかった模様)
■或蓮 歌月 > 「いや、どう聞いたって変ですよ、男子学生がお風呂に浮かびながら、
魔術と異能と技術を駆使する、って言ってたら十中の二三十は覗きのことだ
って周りの男子はみんな言ってますよ!?」
不健全な環境へと放り込まれた少年の姿が有った。
真面目な口調だけに、悪い仲間と出逢ってしまったんだな…という印象が強い。
「あっ、でも異邦人ならそうなのかな…文化とか違うって言うし…
いえ、言葉はちゃんと通じてるんですけど、意味がわからないって言えばいいのかな…」
額の3つ目の目に気圧されたか、ちょっと語気が弱くなった。
三年もこの島に居るのに交友関係が狭すぎて、
異邦人といえばなんとなく欲望とかと縁遠い、ちょっと徳の高そうなイメージが抜けていなかったりする。
目の前の男性?もなんとなくしゃべり方が持って回った…
じゃなくて偉そうな…でもなくて、気位が高い感じがする。
「いや、僕もその話は聞いただけで!なんとなくおかしいかなって思ってたんですけど、
ちょっと自分でも確信が持てなかったというか!今まで持っていた常識を打ち砕かれたというか!
……ひゅ、くしゅっ」
ちょっと興奮して話しすぎたのか、汗が冷えてきた。
後ろ手にシャワーの蛇口を探し当ててひねると、暖かさもあって落ち着いてきた。
「……本当に痴女じゃないんですか?でも男子じゃないのに男子寮に居る……
教員の方、とか?」
少年には男子でない男性というものがあまり理解できていなかった。
自分の若さを自覚している男子なんてそう居ないのである。
■ギルゲイオス > 欲望を丸出しにしつつ、異能と魔術の悪用甚だしいであるな!
いや、我も気持ちは分からなくもないのであるよ?
男であるが故、女性に対するそう言う欲望は否定しないのである。
ただ、真面目な事を考える場合もある、のである!
(仮面を除けばなんとなく真面目そう、な印象もあった、一瞬前までは。
つまり、我が覗きに対して「気楽」と答えたのが理解できなかった、という事か)
そ、そこまでお主にとっては衝撃的な発言だったのであるか。
うぅむ……この世界の男子は、そこまで性に全力疾走なのであるか?
いや、、そうでも無かったような気が……
(年相応の性欲は感じたか、皆が皆ここまでぶっ飛んでいるとは考えにくい。
ならば彼が特別なのか、それとも付き合いの問題か)
伝説のホモが、女の姿で現れて誘う、であればまだ分かるので、あるがな。
この男子寮、ホモとバイばかりなのかと、一瞬疑う所であった……
(ほっと胸をなでおろす。
場合によっては、別のすみかを見つけねばならぬところだった)
あぁ、我は……確かに男子というにはちと微妙かの。
(人間に当てはめれば、二十歳程度。
他の学生に比べれば、ややと歳をとっているように見られても、おかしくはない)
いいや、学生である。
1~2か月程前に、此方の世界に落ちてきての。
流れで入学させてもらった。
一年の――
(バッ、と。
無駄に大仰に両手を広げるポーズをとり。
背後には、暗黒のオーラを揺らめかせる。
なお、無害。お湯が汚染されたりはしない安全仕様)
魔王、ギルゲイオス・ホッドケーテである。
親愛と畏怖を込めて、ギルと呼ぶが良い。
(何時もの自己紹介を告げた)
■或蓮 歌月 > 「異能も魔術も誰かを不幸にするために有るわけじゃない、
何よりも、『出来るのにしない』なんてことで悶々とするために有るわけじゃない――
っていうことですよ、人の受け売りですけど」
さわやかな笑顔を浮かべる仮面。本人の愛読する漫画から拾ったセリフもこんな形では使われたくなかっただろう。
「あ、でも、そうか、別のことを考えてたんだったら邪魔しちゃいましたね、すみません。
特に真面目な考え事だったんなら、ホントにすいません。」
キメ顔の後で、誤解をふっかけて邪魔していたことを謝罪した。
下げる頭にシャワーがあたって、それっぽい雰囲気が出ている。
「え、僕の周りの男子ならだいたいみんな女子に興味津々ですけど……
だから、この寮でホモと……バイ?の人の話は聞いたことないですね。」
向こう三軒両隣、寮内のご近所のことも知らない少年の得意気に語る情報というのもどうなのだろうか。
サークル入りたての万能感というか。
「お、おおお……」
そのポーズを見た瞬間に、少年の喉から感嘆の声が漏れた。
「おおおおおお、オーラ…オーラでてる……」
さっきまでの、ちょっとよくわかんないおじさんが銭湯に入ってる…という感想に綺麗さっぱり手のひらを返して。
「魔王!魔王、ですか!本物!?マジで!?そっか、異邦人で来る人もいるのか!
えーホントに!?ウソだろ、えー……魔王……魔王かー…!」
少年はダークヒーローとか大好きであった。
ことばにならない言葉を繰り返しながら、めっちゃ感動していた。
「ぎ、ギル……さん。」
ゲームとか漫画とかで憧れていた姿がそのまま出てきたようで、今この風呂場さえも何処かの魔王城かなんか何じゃないかと思いながら、
癖で仮面の位置を直しつつ。
「ぼ、僕は…三年のカゲツ、です。よ、よろしくお願いします」
どうにか此処最近に考えついたばかりの自己紹介を返すことが出来た。
■ギルゲイオス > ……異能や魔術で風呂を覗かれた女子は、ちょっと不幸になってる気がしなくもないのであるが。
というか、良いセリフに聞こえるが、一言で表せば『自分の欲望に素直にありたい』ってだけであるよな。
(身もふたもない魔王の突っ込みが襲い掛かる)
いや、別に構わんのである。
真面目、と言ってもまだまだとっかかりさえつかめていない状況。
問題はないのである。
(許す、とばかりに片手をヒラヒラとさせる)
まぁ、そうであろうな。
居ないとは言い切らぬが、大概は女性が良いであろうな。
(個人の嗜好としては、否定しないのであるが。
ウホッ、な環境ではないと再確認)
ふふふふ、ははははは、あーっはっはっはっ
(ノリノリの、悪の三段笑い)
(しかしオジサンとは酷いのである、まだまだそんな歳ではないのである。
120歳が人間的にオジサンなら否定できぬが)
そうである、我は魔王である。
彼方別の世界よりやってきた、魔族の統治者である!!
(相手がものすごく乗り気な様子、此方も気が良くなって、それっぽい口上を浴室内に響かせた)
なんであるか?
(瞬きを数度、相手の様子を眺めつつ)
カゲツ、であるか。
よろしく頼むのである。
しかし、三年であるか。此方の世界に倣えば、カゲツの方が先輩であるな。
(ちょっとばかし考えるように、顎に人差し指を当てる)
■或蓮 歌月 > 「……だから、できるだけ相手には気づかれてはいけない……全く、難しいですよね」
膝の上に肘を置いて、両手を組みながら。少年は悔恨を込めて語る。
その意味で、前回の女子寮遠征の聖戦は失敗だったと歌月は思っている。
紳士を保ち、仲間へも幸せを分け合う。どっちもやらなきゃならないのがラブライナーの辛いところだ。違った。教授。教授(プロフェッサー)です。
「あ、そうだったんですか。
…それじゃ、お互い難しいことですけど、なんとか真面目に考えていかなきゃですね。」
後悔は尽きない。でも、それでも前を向いて行きたい。
そんな強い意志を仮面の瞳と握りしめた指に込めて、お互いに頑張ろうと、少年はそう告げていた。
「凄い…やっぱり別の世界から!」
浴室内に響き渡る笑い声に、こちらも身を震わせて。
「この世界を侵略して!」
「邪魔する人間どもを蹴散らし!時には有能な部下として引き入れ!」
「光の当たらぬ土地に住む魔族に太陽を与えようという偉大なる野望を成就させようとしている第一歩が此処に!」
「そうか、真面目な考え事ってそういうことだったんですか……!」
組んでいた手を開くと、膝を打って自らのひらめきを賞賛した。
「いえいえ、先輩なんてそんな、偉大な魔王さまにそう呼ばれるのは……」
「……なんだか魔王として先輩みたいじゃないですか?」
目を逸らしてちょっとニヤつきながら呟く少年、現在中学3年生の、その胸の奥の一年前に卒業したはずの何かが駆動し始めていた。
その地上侵略の物語の中で自分の果たす役割とは!いや裏ボス!?
『先輩……いやカゲツよ、やはり我と貴様とは戦う運命(さだめ)にあったようであるな…』
的な!的な!
■ギルゲイオス > 気付かれなければという話でも……まぁいいのである。
場合によっては相応の因果を受ける事になるであろうが、
それも運命である。
心して、励むがよい。
(女子やら風紀やらにぼっこにされる事もあるだろうが、やむなし。
願わくば、彼の情熱が暴走しすぎないことを祈るばかりである)
うぅーむ……
(期待に乗って、調子をこきすぎたあげく、本当の事を話にくくなった魔王様の姿は此方。
もっともらしく頷くふりをして、ちょっとばかし考える間を作る)
だがしかし、この世界、人間もであるが異邦人も多い。
急いては例え魔王であっても、叩き潰されるのが道理である。
故に、事は慎重に進めねばならぬ。
まずはこの世界に紛れ込み、勢力を拡大し、隙を伺わねばならぬ。
よって、我が子供と遊んでいたり、バイトしていても不思議に思ってはいけないのである。
そしてこの野望を、他者へと気軽に話してはいけないのである。
(彼の夢を壊してしまわないように、それっぽく誤魔化しておく事にした魔王様。
良いのであるな?と付け加えれば、三つの目で彼を見やる)
と口では言いつつ、凄く楽しげに見えるのであるな。
(喉元で小さく笑みを浮かべると、肩をちょいと揺らし)
(入学して何年、という大学形式で。
中学とかそう言う区切りは無いと思っていたのであるが、まぁ細かい事はいいのである)
ほう、先輩魔王であるか。
ならば、先魔王を倒し、我が覇道を成就するのも、魔王としての務めであるな。
(再びと、真っ黒いオーラが漂い始める。
やっぱり無害であるが)
■或蓮 歌月 > 「こんなに熱中できること、初めてですから。全力の全身全霊で励んでいきます。」
あるいは、そういう罰を受ける事も含めて…一つの経験なのかもしれない。
一夏のかけがえのない経験、そう、一昨日の晩に有ったことを思い出そうとするとどうしてか、
今こうして浴びているシャワーの音がフラッシュバックしてきて……
寒い。こんなに熱いお湯をかぶっているはずなのに背筋が寒い。体を掻き抱くようにしてもなんとなく寒い。
「な、なるほど……場合によっては勇者の異邦人とか居そうですよね、確かに。
むしろ魔王であるがゆえに危険そうというか……
ああ、だからこそこの世界で違和感なく振る舞わなくちゃならないんですね!
のどかで平和な人間たちの生活に溶け込み、然るべき時に牙を剥く……
確かに魔王っぽい!駆け寄ってきた子どもたちとかを冷たく突き飛ばす日が来るんですね!」
三つの目と仮面の奥の瞳が交差する。
そう、この話は今この場だけの秘密……少年は選ばれてしまったのだ…
先代の魔王として……超えるべき壁として…ッ!
「そして今この場で僕を倒してしまえば、この秘密は外に漏れることはない…」
クックックッ、とかなんとか、仮面を押さえながら、体を反らすような奇妙なポーズで立ち上がる少年。
「いいだろう!自らの野望のために覇道を行くその気概、まさに魔王に相応しい!」
「だがその増上慢!貴様の実力に見合ったものかどうか!」
「この僕が!確かめてやるッ!」
指先をびしッと突きつけるポーズはむしろ『見ているなッ』って感じであるが……
「っくしゅん。」
先ほど感じた悪寒が取れない。
「これはもしかして、風邪とか……」
「うーん、湯船に入るのはまた今度にします……」
シャワーの蛇口をキュキュっとひねって。タオルを再び腰に巻く。
「それじゃ、お先に失礼します、ギルさん。
……地上侵略、がんばってくださいね。僕も頑張りますから!」
■ギルゲイオス > まぁ、何事であっても、熱意を持って行える事が見つかったなら良かった。
……の、である、かなぁ
(彼の情熱は、きっと本物なのであろう。
それを褒めるべきなのか、止めるべきなのか。
魔王様に答えは出ず、そっと遠い目をした)
魔王とって勇者は天敵であるからな。
強力無比な魔王であれど、世界が定めた『お約束』を覆すのは難しいのである。
(うむうむと、神妙に頷いて)
そ、そうであるな。
そう言う時が来たら、そういう事もあるかも、知れぬで、ある、かな……
(我ながら全く想像できない光景ではあるのだけれど。
なんとも歯切れの悪い感じに、返事をする)
はっはっは、という訳で!
死 ぬ が 良 い !
のである!
(などと派手なポーズをとってみるが、風呂場である。
そして全裸である。
傍から見たらただの変態である)
おっと、そうであるか。
少々入る前に、長話しすぎたであるな。
風邪は早めに休んで、早めに治すのが良いのである。
(ヒラヒラと手を振り)
お、おう
カゲツも頑張るのである。
(微かな罪悪感を抱えながら、彼の姿を見送って)
…………大丈夫である、よ、な?
(口止めもしたし、妙な事にはならない、と思うが。
と思浮かべる事しばし。
彼の姿が消えてから、自分も風呂から上がるとしよう)
ご案内:「大浴場」から或蓮 歌月さんが去りました。
ご案内:「大浴場」からギルゲイオスさんが去りました。