2016/05/28 のログ
ご案内:「ロビー」にフルート(RK-4610)さんが現れました。
■フルート(RK-4610) > きぃと玄関の戸が軽くきしむ音を立ててひらく。
現れたのはふりふりのエプロンドレスにぴんと立ったホワイトプリムの女性。
そう どこからどう見てもメイドさんである。
男子寮であるにもかかわらずどこ吹く風と悠々ロビーを横切っていく。
本来あるはずの警備だとか認証だとかそういったものもいっさい働いていないようであった。
前でそろえた手にはふくらんだエコバック。
どうやら買い物帰りのようである。
ご案内:「ロビー」にカミューさんが現れました。
■フルート(RK-4610) >
「晩は塩ラーメン。お夜食に残り汁を使って雑炊……」
などともにょもにょ言っている。
考え事をしているようにみえるが
一冊の本―――机から落ちたのだろう微妙に見づらい位置にある が視界の端にはいると首を急激に回し注視する。
ぐりんと言う動きが聞こえてきそうな動きにつられて銀色の神が舞った。
「…………照合率85% ご主人様の物に間違いありません」
そう言いきびすを返すとそのまま本を拾い上げた。
■カミュー > メイドさんの帰還に続いて、女騎士(見た目)も男子寮に帰ってくる。
一体この地はどうなってしまったのか。
「さてただいまでござる…あれ。」
あのときだけかと思ったら当たり前のようにロビーにいるメイドさんに目を丸くして。
さらにはその手にある本に目をやる。
見覚えがあるけど、なぜ彼女はその本をロビーで手に取っているのだろう…。
凄く疑問そうな顔でそちらを見ていた。
「…あの。」
■フルート(RK-4610) > 隠すつもりもないので本の表紙も何も見放題だったろう
「はい。カミュー様。なんでしょうか」
と本をエコバックにしまいながら応えた。
この方はご主人様のご学友。お名前はカミュー様
即座にメモリーから該当者がヒットする。
■カミュー > あれ、自己紹介しましたっけ…と首をかしげながら思いつつも
エコバックにしまわれる本を指差して、尋ねる。
「…見覚えがあるのでござるが、やはりそれはあの少年の持ち物でござるか。
しかし一応ここ男子寮なのでござるが、もしや住み着いて…?」
彼女の持つバックの中身を見て、まさにメイドかまるで新妻だと思う。
しかしこう、カミュー自身が言えることではないが男子寮の健全性のためにはいいのだろうか…と、怪訝そうな顔をした。
■フルート(RK-4610) > 「はい。染み折り目の位置から間違いなくご主人様の物と推察されます。」
鞄の中身をちらりと覗くのを見て見やすいように開いてみせる。
材料を見るに塩野菜ラーメンにいくつかの買い置き。
冠木の食生活まで加味したチョイスである。
出汁も一から取るようでなんともいじらしいというかほほえましい。
エロ本さえ入ってなければであるが。
「はい。現在、私の位置づけはご主人様の所有物となりますので
住居は?と問われればここ常世学園男子寮となります」
ざんねんながら怪訝な顔に対応するほどの機微はまだ育っていなかったようである。
■カミュー > 「凄い記憶力でござるな…あ、もしやゴーレムか自動人形の類か?」
推察内容、そして所有物と言う言葉から己の馴染み深い概念で彼女の正体を推測する。
しかしバックの中身をみるかぎりずいぶんと高性能なようだ。
「健気でござる…。」
だがその正体がなんであろうと、外見上は麗しいメイド服の少女。
健全な男子には毒となるだろう。というかこの手料理とかばれたら嫉妬の対象ではないだろうか。
あの少年の無事を祈るばかりである。この場面もある意味危険だ。
誰か来てしまったりしないだろうか…つい周囲に気を配ってみたり。
「大体の事情は推察されたが、あー。
外見女性のお主がそう言う服装でこの建物をうろつくと、余計なトラブルの種にはならないでござるか?」
すでにトラブル起こっていないか、と言う意味も含めて尋ね。
■フルート(RK-4610) >
「もうしわけありません。それ以上は禁則事項に抵触するためお答えできません」
そう言ってぺこりと頭を下げる。
「この兵装は正規装備品となっております。
また男子寮への入館許可は受領済みです。問題ありません」
微妙にあさっての方向への回答。
何とも言いがたい。
逆にキョロキョロとまわりを伺う姿を不思議に思い
「カミュー様。どうなさいましたか?」
と訪ねる。
どう見ても挙動不審である。
■カミュー > 「その誤魔化しかたではほとんど答えているようなものだが、あいわかったでござる。
…武装もしているのでござるか。」
ぱっとみどこぞのガトリングのようにごつい装備はしていなかったのではないだろうか。
カミュー自身は特にそういうメイドを見たことがあるわけでも…いや商店街とか何処かで見たかもしれないが、
そのメイドスカートの下に凶悪装備を隠しているのかとついまじまじとその全身を眺めてしまう。
「いや… その様子だと確かに許可はとっているだろう、と思うのでござるが。
書面での許可と実際の行動における環境への配慮は別物だ。
拙者は事情を多少なりとも知っているから気にしないでござるが、男子寮という環境において今のおぬしの格好は異物なのでござる。」
様子を伺うのを半ばでやめ、そう説教するように語り掛ける。
「…しかし、ご主人様の趣味からして変えるわけにもいかんでござるか。」
だが余計な配慮が炸裂した。
■フルート(RK-4610) >
「はい、いついかなる時も戦闘に参加できるよう最低限の武装が義務づけられております」
そういうとキンという音と共に背後から肩の上を回り込むようにして
ナイフが二本、回転しながら出現する。
それをつかみ取り掌に置くようにしてみせる。
「このようになっております」
刃渡りが20cmほどの直刀両刃のナイフ。
メイドさんには似合わぬ無骨さである。
しかし、異物などと言われても目の前を見る限りなんとも言いがたい
そんな顔をする。
「はい。私の一存で装備の変更を行うことは大変難しいです」
別にご主人様の趣味だからと言うわけでもないのだが
どちらにせよ変えるのは難しいことにかわりないのでそこは触れないでおいた。
■カミュー > 「ああ、ナイフでござるか。
それくらいなら大丈夫だと思うでござるよ。カービンライフルでも持っているのかと。」
山吹君に襲い掛かるシットー仮面たち。それを無表情でなぎ倒す彼女。
そんな光景を思い浮かべる必要はなくなったようで、カミューはほっとする。
物騒なので出したナイフはしまってもらえるように言うと、
とりあえずメイドさんの対策に話を戻した。
「やはり衣装の変更は難しいでござるか…。」
事情を知らないカミューはご主人様の命令でも受けたのかなどと脳裏で勘違いしたりしつつ。
この場合手っ取り早いのは…前例に倣うことだ。つまり。
「もし、男子寮の誰かに絡まれたら『私は男で、』…ええと、ご主人様の名前はなんだったかでござるか。
とりあえず『○○様の個人的な従者でございます。』とでも言うのが無難だと、あどばいすしておくでござるよ!」
物騒な爆弾をぽーい。
■フルート(RK-4610) >
しまってくれと言われればエプロンドレスのリボンが伸び、ナイフをつかむといそいそとしまうだろう。
スカートが揺れるのを見るに隠しているのはスカートの中と思われる。
ただのナイフではないのだがここではせんなきことである。
出てきた提案によくわからないが納得し
「なるほど。ご助言痛み入ります。」
ぺこりと頭を下げた。
「実は私は女装しているだけでご主人様にそう命令されているのです」
そしてすぐさま応用までして見せる。
最新のAIはすごい
ご案内:「ロビー」に山吹 冠木さんが現れました。
■山吹 冠木 > 「……ん?」
取りかかっていた作業が形になったので、
気分転換にと寮のロビーに降りてみれば……
何やら、以前見た取り合わせの二人が話し合っていた。
「フルートに……」
名前は何だったか。目の前の騎士姿の少年に声を掛けようとして
『私は女装しているだけでご主人様にそう命じられているのです』
予想外に過ぎる言葉に盛大にずっこけた
■カミュー > 「…知性化衣装(インテリジェンス・リボン)?」
マジックアイテム…いや、この学園の技術であれば科学の産物の可能性もあるだろう。
そう考え、カミュー自身の衣装と同じようなものかと勝手に納得してしまい…山吹くんへの冤罪は晴れた。
「うむ、優秀でござるな。
女装ということであれば他の生徒もそうそう…おや?」
山吹くんの登場にそちらのほうを振り返る。
そしてなぜか…なぜか、ついある言葉が口から出た。
「…ご主人様?」
まあまだ名前知らないししょうがないよね。
■フルート(RK-4610) > 「ただいまもどりました主人様」
そう言ってぺこりと頭を下げる。
何もないところで転げる冠木を見るに不思議に思うばかりである。
「今日の晩ご飯はご要望にありました塩ラーメンです。
お夜食もかんがえております」
そう言って手を差し出すだろう。
■山吹 冠木 > 「あ、あ、お、おかえり? あと、ありがとう……」
何から聞いたら良いか分からないが、
差し出された手を……機械のようだなあ。と半ば呆然としつつ握りつつ何とか立ち上がる。
「えーと……今さらだけど、俺の名前は山吹 冠木だから……
その、ご主人様じゃないから、な?」
目の前の少年に苦笑いを向けつつ、二人を交互に見やる。
「……で、だ。なんで女装してるなんて話になったんだ?」
■カミュー > 「ご要望だったのでござるか…。
いつのまにか馴染んでいる…。」
山吹くんとしてはもうメイドさんがいることを受け入れていると悟り(誤解かはともかく)
なんとなく半眼になってしまうカミュー。
「そういえば挨拶がまだでござったな。新入生でござろう?
拙者は五年生のカミュー・アズーリンでござる。カミューと呼んでもらえると嬉しい。
そしてそっちのメイドさんの名前も聞いていいでござるか。」
にかっと笑って手を差し出す。握手をということのようだ。
その手を差し出した姿勢のまま、メイドさんのほうにも顔を向けて。
そして、女装の話になれば。
「一応いっておくでござるが、男子寮でメイドさんと狭い部屋の屋根の下二人、となるとどうかと思うでござるよ。
あれ以来ここにいるということは、同居しているのでござろう?」
とひとこと。
■フルート(RK-4610) > 冠木を助け起こすとそのままつつーと後につく。
主の前には立たない
メイ道である。
「私はフルートです」
そういって改めて頭を下げた。
■山吹 冠木 > 何故半眼で見られているか理由をなんとなく察しつつ、
差し出された手を軽く握り返す。
「前も会ったけど、改めてよろしく、せんぱ……カミュー。
手伝って貰ってるというか、かなり頼ってるな……」
実際、出来ないと自己申告している部分以外では、
フルートの技能はまさに完璧と言っていいだろう。
その道のプロではない自分にさえそう感じられるのだから。
だが、それとこれとは別であろう。
男子寮である以上は……と言われれば、考慮すべきことだ。
「……それについては申し開きのしようがない。
俺がなあなあにしてたことだからな。すまなかった」
状況が慌ただしかったことに甘えていたと言えば、
それ以外に言い様はないだろう。
■カミュー > 「フルートでござるか。いい名だ。
拙者しばしば留守にもするが、これからも男子寮に住むのならよろしくにござる。」
貴族らしく、うむと言う様に頷いて応える。
こちらには人形かつ従者、ということもあり手は差し出さない。
「うむ、先輩でもござる。
寮や島の案内程度のことならいれば多少は任せろにござるよ。
…そうでなければわざわざ従者をつける必要もないでござろうな。」
従者が居れば頼るのは当たり前のように首肯し。
このあたりは逆に頼らねば従者に失礼と言う価値観があるようだった。
カミュー自身はそう言う窮屈さを嫌ってここにいるわけでもあり。
「いや、責めるほど山吹殿に責任があるわけではござらん。彼女も書面上は手続き済みらしいでござる。
ただ周囲の評判を考えると言い訳のひとつくらいは考えておく必要があると思った次第で…
その結論が拙者のように、とりあえず彼女を男だと言ってしまうことでござるよ。」
気にするな、というように肩をぽんぽんと…カミューの身長はそこまで高くないのでちょっと背伸びして叩く。
そしてふと、余計なことを思い出して。
「あ、そういえば山吹殿の持ち物をフルートがバックに入れていたでござるよ。」
と教えながら、メイドのほうを見た。
■フルート(RK-4610) > 「はい。あらためてよろしくおねがいいたします」
そう言いながらも冠木の後についたままたたずむ。
なんとも慎ましいものである。
それからバックに入れたものといわれれば
みなすか?とでもいうように首を傾げながらエコバックの口をひらいてみせる
中には晩ご飯の材料にいくらかの買い置き
それから メイドもののエロ本 が入っていた。
メイドさん(のエロ本)は晴れて持ち主の元まで帰ってきたのである。
■山吹 冠木 > 名前に対するカミューの様子に、少し嬉しいものがある。
「……ありがとな、先輩。
生活委員の仕事だけじゃわからない時もあるから、その時は頼む」
肩を軽く叩かれつつ、しかし提案されたことに悩みが1つ。
「……それさ。俺がフルートを趣味で女装させてるってことになるんじゃないか……?」
世間の評価として、メイドの女の子におんぶにだっこなのと、
メイドの格好をさせた男の子におんぶにだっこなのは、どちらが良いのか。
否、この2つに正解はあるのだろうか。
「それに……ん? 持ち物?」
いいかけて、開かれたバックの中身に視線を走らせ……
ああ、今夜はラーメンていってたななんて和やかな気持ちは、
そこに鎮座したメイドさんのえっちな本に薙ぎ払われた。
この再会に涙がながれそうだ。間違いなく感動ではないが
■カミュー > 「うん、頼まれよう。
フルートも…といいたいところでござるが、わからないことはなさそうな顔をしているでござるな。」
二人に頷いて、さっそくの悩みに応えを返す。
「先ほどの様子を見る限りただのメイド服ではなさそうだし、
彼女自身の事情ということにしておけばいいと思うでござるよ。」
武装を見る限りただのメイドでもなさそうだが、というのは知っているか分からないため黙っておく。
いや、教えておいたほうが事故の危険性は…いやでも…とちょっと悩んでいるような様子が表情にでてしまうかもしれないが。
「…拙者にはあまりわからないでござるが、なんともいえない表情をするでござるな…。
…ええと、とりあえず気分を洗い流すために風呂でもどうでござるか。」
哀れそうな表情でその様子を確かめて、風呂へと誘う。
裸の付き合いにひとっ風呂浴びれば多少のことは忘れられる…かもしれない、ということだろう。
まあ、カミューでなければ妥当な判断だ。カミューでなければ。
■フルート(RK-4610) >
「私に代謝はございませんのでお風呂は不要です
お気遣い痛み入ります。
どうぞご主人様と二人でおくつろぎください」
彼女の部品のいくつかに生体部品がつかわれてないこともないが基本的にはコストを考えて取り替え式である。
故に代謝という物が存在しない。
なのでお風呂などという物は相当汚れでもしない限り不要である。
だいたい塗れ布巾でふく程度で事足りてしまうのだ。
まあ、背中を流せと言われれば付き従うのだろうが。
「それでは私はお先に失礼いたします」
ぺこりとあたまをさげそのまま部屋に向かおうとするだろう。
■山吹 冠木 > 「……とりあえず、一度話してみるよ。ありがとな、カミュー」
何かしら二人で話していた時にあったようだが……
本人が応えることもあるだろうしな、とぼんやりと考える。
代謝がないというフルートの言葉に、そう言えば充電してたななどと考えて……
風呂? という言葉に反応する。
「あ、いや、えーと……その、悪い。風呂は慣れてなくて、な」
思わずしどろもどろになってしまう。
田舎というよりも半ば自然に埋もれつつある里から出てきた
山吹にとっては、銭湯や集団で風呂に入る経験が乏しく……
気恥ずかしさもあってか、大浴場を利用するのは専ら一人の時を狙って、という状況であった。
そんな彼にしてみれば、気さくとはいえ出会ってまだ少しの相手と風呂に入るのは、些か難易度が高いようである。
■カミュー > 「そうでござるか?
ではまた、風呂は山吹殿が寮に慣れた時にでも。多少は気も紛れたようでござるしな。」
微笑んで…少女の微笑だ。
気を悪くしたような様子も無く、山吹くんの答えによかったというように返事をする。
「では拙者は帰ってきたばっかりだから、風呂に入ってくることにするでござる。
またでござるよ、二人とも。」
軽く手を上げて別れを述べると。
しゅるっとだらしなくタイを外して胸元を開け、その白い肌をジャケットの隙間からわずかに覗かせながら…
カミューは自身の部屋へ着替えと入浴の準備に向かうため、そちらの方向へ歩き出したのだった。
■フルート(RK-4610) > みればフルートもとことこと先を歩いていることだろう。
小走りになれば追いつける程度。
ゆっくりと優雅に歩いて行く。
■山吹 冠木 > 「……ありがとな。また」
その様子に、軽く頭を下げる。
微笑みには人柄が出るというが……なるほど、優しい笑みである。
服を緩めながら浴場へと向かうカミューを見送ってから、
フルートの後を追って歩き出すだろう。
色々話さないといけないこともあるし……とりあえず、荷物を運びの手伝いくらいはしないといけないだろう。
一部の中身は置いておいて
ご案内:「ロビー」からカミューさんが去りました。
ご案内:「ロビー」から山吹 冠木さんが去りました。
ご案内:「ロビー」からフルート(RK-4610)さんが去りました。