2016/03/04 のログ
ご案内:「大浴場」にシェリルさんが現れました。
シェリル > …~♪~♪

(母国語ならぬ母星語で、何らかの唄を口ずさみながら湯船に浸かる半機人少女。
防水のおかげで入浴することができる。
しかし、見た目のせいで遠目には着衣泳に見えるかもしれない)

~♪…?

(深夜なだけあって、自分以外はいないものだと思っていたが、誰かが入って来たことでそちらに目を向け)

十六夜棗 > ……鼻歌?それに猫耳?

予想外の状況に固まっている場合じゃなかった、寒い。
居た先客の方に頭下げつつまず桶にお湯を汲んで肩から背中にかける。

……しまった。
声をかけそこねてタイミングが掴めない。

一回頭からお湯を被ってもう一度先客を見る。

「変わったデザインね……。」

チューブつきの水着に見える部分にポツリと漏らし。

シェリル > (相手が固まっている理由がわからず、此方もきょとんとして。
やがて相手が頭を下げると、ぺこり、と一礼し)

…ああ、確かにこの辺じゃ見ないですね。
デザインなんて気にしたこともなかったですが…

(機械化されて以来体の一部なので、気にすることもなく数年生きてきた。
浴槽の中では膝とスカートの電光が光り、水を照らしている)

十六夜棗 > 普通に理解できる言語で返って来た事で、先ほどの歌が鼻歌で別の言語と言う可能性が思い浮かばなくなった。
それはともかく。

「…この世界ではなく、ですか?」

猫耳をみて、まず異世界人と想定。
浴槽の中が明るく見える気もするけれど、そこに触れると長くなりそうなので先に髪を洗うことにし、シャンプーを手につけて髪をわしわしと手櫛で鋤洗い。

シェリル > 世界…っていうより、「星」です。
この星に来たのはついこの前ですよ。

(その話し方は若干アクセントがおかしいかもしれないが、それよりもノイズの入った声質の方が目立つかもしれない)

《うわ、傷だらけじゃない…》

(背中と腕の傷が目につき。
一瞬、心配そうに表情をゆがめた)

十六夜棗 > 「星、え、星?」

目を白黒させて思考停止。
声にしてもそれを裏付けていると言えばそうかも知れないけど、思考が追いつくまで時間が掛かった。

「……宇宙じ、異星人、いるのね……
……どうかしたかしら?」

視線と表情の変化に気付くには、髪を洗いながらでは色々足りず。
宇宙開発が発展した世界から地球に来るまでの間のワープ航法中に世界移動、等と異世界の異星人説を考えていた。

シェリル > ええ、違う星です。
この星の人から見れば、異星人になりますね。

(この星では異星人が珍しいのだろう、という考えは確信に変わった。
初対面の人々に毎度驚かれるのには、特に嫌悪感は抱いていないようだった)

ああ…その傷、大丈夫ですか…?

(どうかしたのかと尋ねられ、傷に目を向けたまま)

十六夜棗 > 「……成程。
因みに、お一人で?」

場を繋ぐつもりであまり考えずに一言追加。
一度髪を洗い流し、石鹸をタオルにつけて体を擦り始めて。

「傷?ああ、授業でついたものですから、戦闘系、護身系の授業を履修するなら恐らく慣れますよ。」

背中の傷については少なくとも、初対面の人には言うものではないし、腕の方と特には言わないけれどなんでもないように言って。

シェリル > はい、この学園に来た時に独り暮らしも始めたんです。
親は二人とも仕事なので、簡単に引っ越そうとしても都合がありますから。

(別に寂しそうな様子は見せずに。
傷の詳細を聞けば、ほっとしたように)

よかった…、事故とかじゃないんですね。それに、授業でついたんなら私も慣れそうです。

(どうやら、護身系の授業は取り始めているらしい)

十六夜棗 > 「……一応、聞いても良くない話だったらそう言って、と前置きするけれど。
星単位での引越しなのかしら。」

物凄くスケールの大きな話を聞いている予感に、嫌な汗がこめかみに滲む。
まさかと思いながらも、前置きして緊張した顔を向け、身体を洗い流す。

「……痛みに慣れるのも良し悪しだけれど。」

そろそろ湯船に浸かろうと、泡が残ってないかもう一度頭からお湯を被って、湯船へ。

シェリル > (予期せぬ問いかけに、思わず笑いがこぼれる)

えっ?いや、そんな映画みたいなことないですよ!
私達の星では、他の星に留学するのがメジャーになってるってだけです。
まあ、そう思うのも無理はないですけどね…

(痛みか…と少し考え込み)

痛みなら、大丈夫かもしれません。

(特に付け加えず、それだけ言って)

十六夜棗 > 「それもまた、スケールが大きい話なのよね……
留学する距離じゃないわよ。」

そのレベルの科学力であれば様々な技術が凄まじい事になっているのではないか、と想像を巡らせる。

「まぁ、痛みを受けない立ち回りを身につけられレ…――っ!?」

大分前から見逃していた浴槽の中の雷光。
湯船に足を踏み入れた時に電流、或いは残滓を感じて反射的に電流操作の魔術を短詠唱で。
そして反射的故自分が濡れている事と湯船に足を踏み入れている事を計算から外してしまった結果操作をミスって自滅し、気絶する事に――目覚めるのは早くとも数時間後になるか。
その間の扱いは彼女次第。

シェリル > でもこの星でも、近い将来そうなるかもしれないですよ?

(確信があるわけではないが、技術の発展を自分の星で目の当たりにしてきた身としては、なんとなくそんな気がした)

!?…え、入ってないのにのぼせた…!?

(自分のせいだとはまるで思っていなかった)

えーっと…とりあえず…
こんなとこで寝てたらしょうがないし…

(両腕で抱きかかえ、更衣室の扇風機の前へ。
洗面台の椅子を移動させて、そこに座らせ、バスタオルをかけておく。
のぼせただけなら、これで回復するはずだが…。)

ご案内:「大浴場」から十六夜棗さんが去りました。
ご案内:「大浴場」からシェリルさんが去りました。