2016/05/17 のログ
松渓つばめ > ふにゅりとした感触に、意外を感じながら、でも少々違和感もある。
自分の唇の周りについた味だけ、かと思ってた。
それならちょっとだけ口づけして離れるのに。これはお互い考えてたことのすれ違い?まさか本気にしちゃった?
「――っ」
生憎カウント可能なキスなんてしたことない訳で。どうしたものかと0.4秒。
神経が彼女の柔らかさに集中してしまっていたからか、自分の口の中に残ったお酒に気がついて……
(おかしいな、なんでオカシクなりそうな心と冷静な心が一緒で)
そうしたら冷静な方が説明してくれた。愛とか恋とかのカテゴリとは別のいとおしさだから大丈夫だと。
体はどうすれば良いのかわかってて、さっきよりも渋みと甘みが強い、一言で言えば濃厚なのを、差し出してた。舌と一緒に。

言乃葉夕陽 > 口の中で受け取る……別な感触も一緒に

少女にはちょっと濃い大人の味だったようだ、くらくらする……

零さないように飲むにはと、ふらふらな頭のなか考えるのは…少し舌ごと吸い取ってしまえばいいんだって思いついた。

「……ん……っ」こくんと、お酒と、甘い液体を吸い取って喉に流し込む、ちょっとむせるようなお酒なのに 不思議とすんなりと飲めた。

1秒……短いようで長い口移しの後、そっと離れた。
薄目を開けると、途端に現実が流れ込んでくる。

目の前のつややかな唇、ぽーっとしてしまうような甘い誘惑。

少しの間ぽんやりと甘い余韻に浸ってしまうでしょうか

松渓つばめ > 引かぬ媚びぬ顧みぬが信条でも呆けてしまう、それほどまでに――
離れた彼女の余韻が消えきらないうちにもう一度、今度はちゅっと音をさせ。

「んっふ、『美味しかった』」
つばめが言うということは、指しているのはお酒じゃなくって。
ほんの数秒前のことなのにどうしてこうも名残惜しいのか。

冷静な部分で、大分酔ってるけど取り返しのつかないオチにはならないだろうと思う。
「明日はガッコだよね~」とよしなしごとを漏らしながら、体重を、預け、ますよ、行きますよ大丈夫ですね引っ張ったら倒れますけど支えられますね?と言う具合にゆっくりと

言乃葉夕陽 > 二度目の……今度は奪われました、はっきりと

「大人の味……だったかなぁ、なんて……あはは……」
指していたのは果たしてお酒だったのか、それとも……
ほんの数秒の事だったのに、それでも……

体重を受け止める、後ろには背もたれがあった……大丈夫だ、ヘマして頭から落ちることなんてない

「そう、だね……また明日も学校だ……」
やや力の抜けた返事、とろんと甘い声
密着してる……つばめちゃんがぽかぽか暖かい。

もっと近づきたいと背中に手を回して温もりを享受する、こんなに暖かったのって……お母さん以来だなって。
なんとなく、そう思った

松渓つばめ > 彼女が思っていたことが、少し自分に伝わったのかも。
そんな風に脳内第三者委員会が結論づけた。
「あたしさー、誰かとこーやってるの初めてかもしれない」
だから、そうして返す。
勿論現実には抱きしめられたことはあるのだけれど、記憶の中に無いのだから。
頬を肩口に寄せると、女の子の香りがつばめの鼻腔をくすぐって、ああお酒よりもいい匂いだなあなんて。

「あったかいねぇ」後から来るタイプだったのかも。自分のバランスがわからなくなってきて、落っこちないようにしがみつく。
つばめより背の高い少女は、けれどつばめより軽い。骨の質から違うから。
自分をリュックサックに見立てて、お腹で背負って(?)もらうように抱きしめてく。

「お風呂ったら溺れるねぇ」どうでも良さそうに、幸せそうに、彼女の鎖骨にささやいて。

言乃葉夕陽 > 「お母さん以外だと…‥私も初めてかも……」

段々と楽しいのか嬉しいのか幸せなのか……そんな感情がごちゃまぜになって

「つばめは……ううん……」
この子は今はとても甘えさせて……そして私も甘えちゃおう、そう思った。

ずり落ちてしまわないように膝の上に引き寄せる、
小さな身体に合わないくらいの重さだったけど……頑張って引き寄せて
自然と肩ぐらいの位置に頭が来ると思う

「溺れちゃいそうだねぇ……ふたりしてぶくぶくと……ふふ……」
少しだけ、抱きしめる強さが強くなった。

松渓つばめ > 甘えさせてくれてる。それなら遠慮しない。
「溺れてもいっかな――んん、いい香りするねぇ」
匂いの事言うのはちょっとえっちかなって考えたりもするけれど、

『取り返しのつかないような事する子』じゃないのだ。だから……
でも、その先にはイマイチ飛躍できない。ネットがどうーって話を思い出す。
考えが取り留めも無くなって来たのかもしれない。
「ネットで買ったの?この香り好き……ね、酔い覚めて……おふろったらちょっとちょうだい?あたしにも付けて?」
ふんわりとした髪が揺れて、くびをくすぐって、くすぐったいだろうなっていうのは自分でもわかってるけど
ちょっとくらい良いよね?と

言乃葉夕陽 > あれ……おかしいな……香りのするものなんてつけてないのに……?
……まさかね、うん、まさか……

一瞬、ネット上の膨大な記事のうちの一つが……脳裏に蘇る
それと同時に、言葉にしちゃっていた

「いいよ、寝て覚めて……お風呂に入ったら、ちょっとあげる。」

ひとつ、嘘をついた
本当は香りの素なんてつけていないのに。

髪がこそばゆい、でも跳ね除けたくなく……その髪の香りを少し堪能した
とても良い匂いがする。

「だから今は、心地よく……おやすみしちゃお……?」

とても素敵な香りの中、意識をゆっくりと沈めていく

松渓つばめ > 「ホント?へへー、嬉しいな、知ってる?香水ってこの辺につけると香り立ちやすいから少しが良いんだって。知ってるか、知ってるよね」
相手の身体を示す手段が、ない。腕は夕陽ちゃんを抱きしめてしまっているから。

それなら仕方ないよね、って、ちょうどホネのつなぎ目になってるような辺りを自分の唇で示す。

「あとは、背中とか、腕とかー。夕陽ちゃんなら許しちゃうかも、なんて」
不思議なことを言ってるうちに、ほやんほやんと心が散っていく。
なんだろう、タンポポの綿毛かな?
「ん、きれいだねぇ」

ご案内:「部屋」から松渓つばめさんが去りました。
言乃葉夕陽 > 次に目が覚める時は……

きっと………。

ご案内:「部屋」から言乃葉夕陽さんが去りました。