2016/08/09 のログ
ご案内:「ロビー」に鮫汰さんが現れました。
鮫汰 > ロビーです。夜のロビーに、ちっちゃな魚がくつろいでました。
夜更かしな子でもお肌を気にしてベッドでぐっすりな、誰もいない時間です。
具合のいい椅子にふんぞり返って(本当にひっくり返ってるだけなのですけども)、なにやら布を振り回してます。

そうです。

おぱんつです。

鮫汰 > 鮫汰はしばらく前に、八雲咲雪という女の子に同意の誘拐をされました。
その子のお部屋でご飯を貰ったり、遊んでもらったり、寝てたり、それからご飯を食べてたりしました。
あと寝ていました。するとどうでしょう。世の中はもう夏休みなんです。
外を歩く学生服は少なく、私服の眩しい魅惑のマーメイドが水辺でバカンスというわけです。

それにショックを受けた鮫汰は、ついに八雲咲雪のお部屋から脱出を試みました。
内側から鍵開けなど、余裕のヨッピーです。そりゃあ、当たり前です。

しかし、このちっちゃな魚――鮫汰は転んでもただでは起きません。

誘拐されていた時間を埋めるために、八雲咲雪のぱんつを一つ盗んできてしまいました。
迷彩柄がイカス感じの、可愛いおんなのこぱんつです。

鮫汰 > その迷彩パンツというものが今、鮫汰がふりまわしている布の正体なのでした。

「いやー、ロビーもクーラーきいてるとかカイテキだな~」

ぱんつを回すヒレは止まりません。
時々、わーいわーいと嬉しそうにぱんつを高い高いします。
上に投げてはキャッチする、あの動作です。

「……ムッ、なになに?ぱんつさん」

鮫汰は唐突に一人芝居を始めました。

鮫汰 > 「ふんふん、ハムハム、ベーコン……アスパラガス……」

耳らしい耳も無いくせに、耳のありそうな位置にぱんつを当てて話を聞きます。
何か聞こえてるのでしょうか。いいえ、これは一人芝居です。

「ひとりじゃ?さみしい?ほんほん…。なるほど!
 そーだよね、ぱんつさんもいちまいでペラーンはいやだよね~~!」

わかる~!と頷く鮫汰は、ぱんつの分かりを得ました。

「じゃあじゃあ、さめたがおともだちをつれてきてあげるわ!
 え?そんなエンリョしなくても~~。さめたとぱんつさんのナカじゃな~い!」

そう言うが早いか、鮫汰は迷彩柄パンツを丁寧に畳むとその場に置き、
ふわりと宙へ浮かんで暗がりの廊下へ消えていきました…。

ご案内:「ロビー」に音原 結奈さんが現れました。
音原 結奈 >  
「ふんふふーん、ふん……ふん?」

真っ黒なながーい髪のお姉さんです。結奈ちゃんです。
おやつのポテチ片手にロビーに現れました。

「ふんふん……むむっ!?」

食べようかと思ったポテチの袋の口をくるくるっと巻き、ぽてぽてダッシュ!
このぱんつは!!!

「こらー、これ持って出てきた人、こっちに来なさい!」

ぷりぷり怒った様子でお姉さん、大きく声を上げました。

鮫汰 > どのくらい時間が経ったでしょうか。
10分くらい、でしょうか。

迷彩パンツのもとへ、暗がりから鮫汰が戻ってきたではありませんか。

「ぱんつイズら~~~…ぶ……?」

なんということでしょう。
誰もいないと思っていたそこに、黒髪お姉さんがいるではありませんか。
しかもポテチの匂いがかすかにします。食べたいです。
でもでも、今はそれどこではありません。迷彩ぱんつが危機に瀕しています。

「はいはーーい!それ、さめたのー!!!」

思い切りウソをふっとばしながら、鮫汰はお姉さんのところへバビュンと寄っていきました。

音原 結奈 >  
誰のかわからないけど、とりあえずぱんつを回収し、胸の谷間に突っ込む。
誰かに見られちゃ大変です。
そして近寄ってくる謎の生命体を発見!

「とーっ!!!」

バビュンと寄ってくる鮫汰に渾身のドロップキック!!!

命中いかんにかかわらず、思いっきり地面にぶっ倒れる結奈ちゃん。
そしてがばっと立ち上がり、鮫汰の頭をワイルドにわしづかみしにかかります。

鮫汰 > お姉さんの足裏は鮫汰の顔を綺麗にとらえてました。

「ほんべばカスザメッッ!!」

ゴムボールのようにぼよんと壁までふっとんで、
さらにさらに、お姉さんのもとまで回転を加えて戻ってきます。
顔面が完全に陥没していますが、まあ喋る時にはもとのお顔のはずです。

21cmの鮫汰はお姉さんにつかみあげられ、ひれをぷりぷりピチピチ振っていました。

「ふも、もが、もー!ぴゃんぷ!ぱぁんつぅ~~~!!!」

音原 結奈 >  
「お前だなっ、こないだ女の子の下着を盗んだの!
 前盗んだ子の分も返しなさい!」

みしみし、細腕なのに意外と握力が強いです。
料理人は重い鍋やフライパンも扱えるのです。

そして今回の件で、この子がぱんつ強盗の犯人と確信!
敏腕刑事結奈ちゃんの目はごまかせない!

鮫汰 > お姉さんの指が、鮫汰の顔に浸透…じゃないですね、これは貫通します。
気を抜いていた鮫汰の顔面防御は出来たてのお豆腐のようなものです。
簡単にプッスリンコしてしまった顔のまま、じたばた暴れます。

「ちがいますし~!おすし~!
 さめたはきょうまでずーっと、おへやにいたの!でもおそとサマーバケーション!!
 だから(パンツと)おはなしして、いっしょにおそとにでることにしたの!!」

こないだっていつよ!!あしたか?!!と騒いでます。
おねえさん、指は大丈夫でしょうか。

音原 結奈 >  
「うそつきは泥棒の始まり!
 そしてお前は下着泥棒!
 つまり嘘をついているな!」

掴んだまま、逆の手の指でずびし!と額を突きます。
ていうかもしかしたら貫くかもしれません。
そして完璧な理論武装、これでお縄を頂戴するしかない!

「まずこの下着は誰の!
 ちゃんと持ち主のところに返すよ!」

お姉さん、料理でぬるぬるしたものやにゅるにゅるしたものには慣れています。
指が貫通していっても全然気に留めません。
こいつは強敵だってやつです。

鮫汰 > 「ウソじゃないもん!やくもさゆき(八雲咲雪)ってコのとこにいたもん!
 なんならいっしょにいってもいいもん!さめた、ここのゴハンおいしかったもん!!
 あとポテチたべたい!!ジュースのみたい!!」

ぶりんぐぶいんぐと鮫汰が揺れます。
しかし、お姉さんのアイアンクローは決まったままです。
これはフジドラゴンやチョウシューパワーも危うきフィンガーです。

「どろぼーじゃなーいー!さめたはさめた!さめたなの!
 おぱんつかえして!めいさいおぱんつ!!」

そう暴れる鮫汰から、黄色の可愛いパンツや白でレースな勝負ぱんつが落ちて来ます。

音原 結奈 >  
「思いっきり泥棒じゃん!!!」

両手で鮫汰をがっちりホールドし、渾身の右膝ニースマッシュ!!!
それを5連発、毒針フィニッシュ!!!

「そのやくもちゃんのやつだね!
 そっちの下着はどこから取ってきたの!
 言いなさい、さもないと……」

ふふふ、と悪い顔をします。
正直に言わないと、調理鍋に突っ込まれるより恐ろしいことが待っているに違いない!

鮫汰 > 「ネブカッッ!!」

おおっと、怒涛のニースマッシュです。
そして毒針――え?毒針?これ凶器ではありませんか?レフリー、どういうことでしょうか。
ピクピクしていた鮫汰ですが、おねえさんが顔を迫らせた瞬間にどろりと……

そう、どろりと溶けました。
例えるならば、自然薯。あのすりおろした瞬間の粘り強いどろっどろのアレです。
とろろ状に溶けた鮫汰がデロデロと床に落ち始めました。

音原 結奈 >  
「……はっ、死んじゃった!」

どろどろになったので、なんとか集めてみようかな、と思ったけど、やっぱりダメだったのですぐ諦めました。

「むー、もっとお仕置きしてから、風紀委員さんに通報するはずだったのに……
 しかたない、この下着をと」

鮫汰の回収したぱんつを全部拾いました。
これをみんなに聞いて返して回らなきゃいけません。
これは大変なお仕事です。

「……ま、でもいっか。
 あとやくもちゃんには、あの子はダメだよーって教えなきゃ」

ぷりぷり怒りながら、通路に行ってしまいました。
ポテチは置きっぱなしです。

鮫汰 > どろどろしていた鮫汰が緩やかに集まり、小さな鮫汰を形成していきます。
おねえさんは気づくでしょうか、とてもひそやかな鳴き声に…。

それはさみゃあさみゃあとささやきながら、ポテチへ向かって行きます。
おぱんつよりも、目の前のポテチのが気になってしょーがないのです。
うまく持っていけたら、帰りのコンビニでジンジャエールと昆布を買ってもいいかもしれません。
おぱんつは、また貰いに行けばいいのですから。

音原 結奈 >  
 
 
 
 
 
「とーーーーっっっ!!!!!」

お姉さん帰ってきた!!!
どっから持ってきたのか、平たくて広い板を持ってる!!!
それで綺麗に上から押し潰す!

多分外に漏れそうな気がする。

鮫汰 > そばやうどんを打つ時のような板がフライングしてきました。
ちびっちゃい鮫汰の山はひとたまりもありません。

「さみゃあ~~~~~!!!」

ぷち、ビショアッ。
そんな音と共に、こまかい鮫汰が潰れてしまいました。
ペンキの入った水風船を割った様な有様です。

しかし、鮫汰もここでやられっぱなしというわけにはいきません。
潰れて液状になった鮫汰はなんと、おねえさんのスカートへ。
おぱんつゲットだぜ!をしにいったようです。かなり素早いです。

音原 結奈 >  
「むっ、こしゃくな!!!」

やっつけた!と思いきや!
鮫汰がスカートの中に!
このままでは生おぱんつが大変だ!

などということはありません。
何故なら結奈ちゃん。

のーぱんです。

鮫汰 > 「あっ!!」

このするっとした感じは……つやつやお肌!
おぱんつのひっかかりがありません。なんて破廉恥なんでしょう。
いいぞいいぞ、ではあるのですが。

「このおねーちゃん、おぱんつはいてない~~~!!!」

めっちゃでっかい声でそれを言うと、そのまま服の中をもぞもぞと上がり始めました。
じゃあもう、ブラジャーさんを貰って行こう。そうしよう。
そんな決意を感じる這い上がりです。

音原 結奈 >  
「わぁぁ!
 なんてことを!」

あぶない!
胸の間に挟んだおぱんつだけは死守せねば!

もぞもぞ這い上がってくる鮫汰から逃がすために、鮫汰が盗んできた下着をがっちり回収!!!

そして生ブラジャーに迫る危機!

などということはありません。
何故なら結奈ちゃん。

のーぶらです。

鮫汰 > 「さっ、さみゃ…??」

このもちもちしたものは……ナチュラルおっぱいではありませんか。
どうしたことでしょう。このおねーさん、大事なものは一つも身につけておりません。
なんというノーパン戦術!鮫汰は感慨深くおっぱいの感触に頷きました。

「ノーパンノーブラで、ポテチをもってたのか……」

そう言うと、鮫汰はスゥッと眼を閉じて――

寝てしまいました。
おねえさんの服にはいったまま、です。

音原 結奈 >  
「ふわわ……
 えっ、何で寝ちゃうの……?」

色々困ったものです。
Hカップおっぱいを堪能されるのもまぁアレですが、そこで寝られるのもだいぶ困った。

んっしょんっしょと胸の中から鮫汰をとりだします。ぽこん。

「とりあえず風紀委員さんに通報しとこっと」

携帯端末を取り出し、風紀委員の事務所にお電話します。
鮫汰を風紀委員に引き渡したら、回収したおぱんつは責任もってみんなの場所に返しにいきましょう。

鮫汰 > ぷぴー、ぷぴー。
のんきな寝息がたっています。
すっかり夢の中なのか、鼻ちょうちんまでふくらまし始めました。

眼が覚めたら、風紀員さんによってまったく知らないところにいるとは思いもせず。

ご案内:「ロビー」から鮫汰さんが去りました。
ご案内:「ロビー」から音原 結奈さんが去りました。