2017/09/08 のログ
ご案内:「大浴場」に藤巳 陽菜さんが現れました。
■藤巳 陽菜 > この蛇の下半身を持ってから様々な制限がある。
例えば大浴場を使う時にも必然的にあまり人がいない時間に入る事になる。
陽菜の部屋にもシャワーはついているし普通の人が使う所より広くはなっている
基本的にはそこで、部屋のシャワーで済ませている。
それでも湯船に浸かるという今までの習慣からは逃れられず週に何回かのペースで
この大浴場を利用するのだった。
(人はいないわよね…。)
風呂用の道具が入った籠を手に入口から見渡しても他に人影はない。
最もこの湯気の中だから見逃しているというのもありうるが…。
まあ、一人二人ぐらいなら問題ない。
…この長い身体でもそこまで邪魔にはならないだろうし。
■藤巳 陽菜 > 濡れた浴室を普段より注意深く進む。
この身体での移動は酷なくらいに良く滑る。
…以前も一回、ここで転んでいる。
なんとか、椅子までたどり着けば持ってきた風呂用のカゴからシャンプーを取り出して頭を洗い始める。
「~♪」
(誰もいないのよね…)
この島に来る前に本土の方で流行っていた女性歌手の歌をハミングしたりして…。
陽菜はこの一人っきりの大浴場を存分に謳歌していた。
■藤巳 陽菜 > 上機嫌な様子で髪を洗ってトリートメントまで済ますとそこから一転溜息を吐きながらカゴから取り出したのは
身体を洗う用のタオルとそしてブラシ…それもまるで車のタイヤでも洗うみたいなそんなブラシ。
…まあ、普通に人と特に変わらない手順で上半身を洗えば残っているのはその長い下半身。
「ラミア用の何か履くやつとかあれば絶対に売わよね…。」
…そんな事を呟きながらブラシで蛇の身体を擦る。
その性質上ほぼ土足である為、鱗の隙間はどうしても汚れが溜まりやすい。
「くっ…また身体が伸びた気がするわ。」
そんな事を言いながら尻尾の先までごしごしとかなり無理のある体勢である。
■藤巳 陽菜 > まるで、親の仇でもあるかのように入念に力強く尻尾の先まで洗い終えれば…
後は湯船に浸かるだけ!!
「はぁ~」
大浴場でならこんな身体でもこうやって身体を伸ばして風呂に入ることが出来る。
…元の身体に戻れたらとりあえず実家の風呂に入ろう。思いっ切り長湯してやろう。
そんな些細な夢を思いながら陽菜の入浴はまだ続くのだった。
せめて、身体を洗うのにかかった時間より長くは入らないと!
ご案内:「大浴場」から藤巳 陽菜さんが去りました。