2015/06/01 のログ
ご案内:「職員寮@エントランス」に照夜さんが現れました。
照夜 > 職員寮のエントランスにあるソファにすわり、本を読んでいる。
特にやることが無く、暇そうな顔をしている。
本には『古事記』と書いてあった。

照夜 > ぺら、と一枚めくる。
よんでいる箇所は少彦名の話。
どういう神様だったかを思い出すために読んでいるが、あまりにも話の量が少なく、知識になりえない。

照夜 > 「やっぱり、風土記のほうがいいのか?
後は古事記伝か。古事記伝のほうがいいかもしれないな」
今度買ってこよう、と思いつつぱたんと本を閉じる。

照夜 > 「さて、どうするか」
んー、と背伸びをし、虚空を見上げる。
部屋にもどって資料をつくるか、どこかにいってみるか。

ご案内:「職員寮@エントランス」に雪城 括流さんが現れました。
雪城 括流 > 「たまにはこちらにも…。」
ひょこっと制服姿の少女が職員寮の入り口から顔を覗かせる。
きょろきょろしていたならば目線があうかもしれない。

「…照夜せんせ?」

照夜 > ふと気配がして、そちらを見る。
そこにいた制服姿の女性を見て生徒か、と判断するが
「君は…あ、いや。貴女は……」
胸元の札をみて立場を理解し、言葉を言い直す。
が、残念ながら名前は出てこない。

雪城 括流 > 「雪城 括流です。くくるせんせいって呼んでくれれば。」
自己紹介をしつつ、胸ごと名札を見せ付けるようにして。

相手の様子を伺うと、少し頬に指を当てたあと…

「暇、なんですか?」

照夜 > 「くくる先生ですね。同じ教職員、どうぞよろしくおねがいします」
笑みを浮かべ、返事をする。

「ええ、ちょっと暇でして。
何をやろうかとなやんでいたところです」
ははは、と乾いた笑いをする。

雪城 括流 > その笑みをじー、っと意味ありげにひととき見つめたあと、視線を周囲に送り。

「なやんでいたところですか。…その本、ちょっと見てもいいですか?」
古事記、と書かれた本に目を留める。

照夜 > 「……?構いませんが」
意味ありげな視線と本に興味をもっていることに疑問符を浮かべつつ。
立ち上がって、括流に近づいて本を渡そうとする。

雪城 括流 > 「あ、ありがとうございます。」

渡される本に手をするりと上げて受け取ると、ぺらぺら…と捲る。
しばらくうん、うん…と頷いていたようだが…。

「…うん、よくわからない。」
本を閉じて、さらりとそう発言する。
古語であれば読めなかったのか…それとも理解が及ばなかったのかもしれない…。

照夜 > わからないの発言に小さく笑う。
字は古語で書かれたものゆえにたぶん難しかったのだろう。
「なにか、調べ事ですか?」

雪城 括流 > 本を両手で持って返すように差出し、受け取ってもらえるのを待つ。
「そうですね…照夜せんせに興味があって。
…て言ったら、勘違いします?」

目を微かに細め、少しだけ口の端を上げるような、笑い方。

「そちらこそ、こんな本を置いて何か調べ物だったんじゃないですか。
でも暇だったんですよね…そうだ、一緒に常世神社にでも行きませんか?だって、それこの地の神話ですよね。」
先ほど見た本を指差した。

照夜 > 差し出された本を受け取る。
括流の言葉には思わず笑い、
「あなたのような人に興味を持たれるとは、光栄ですね。
自分のような凡人のどこがよかったのかはわかりませんが」
と、返した。

「常世神社、ですか。
別に構いませんが…」
外はもう夜だ。
あまり夜の神社にいくのは好ましくないのだが
「そうですね、よろしければいってみますか?」

雪城 括流 > 「そう…かな?…凡人にしてはいろいろと噂が…。」
呟く声は小声で、相手の自嘲する言葉に少しだけ首を捻る。

「あ…、困るようならまた今度でも。
ただ、もしかしたらそちらも興味があったりするんじゃないかな、と思って。」
一旦区切る様子に、断ってもいいことを付け加えながら。

照夜 > 「……噂?なにか変な噂が流れてるんですか?」
小声でも聞こえてきた言葉に、なにか変なことをしただろうかと過去を思い出す。

「そうですね…、できればまた今度のほうがよろしいかと。
夜に神社にいくのは、あまりよろしくないんですよ。
特にこんな場所ですと、何があるかわかりませんから」
言葉に甘えるよう、申し訳なく誘いを断る。

雪城 括流 > 「ああ、いえ。他愛も無いものですし…普通に流れているわけでも。聞こえちゃったかな。」
愛想笑いをして見せて、両手を振って否定する。口を開いたときに異様に長い牙がちらりと立ち上がるのが見えた。

「そうですか。一人で神社に行くの、ちょっと怖いんですよね。
特に理由は無いんですけど、そう、なんとなく。だから今度、またお願いします。」
苦笑して、近づいた距離を少し離れた。

照夜 > 見えた牙に一瞬だけ視線をやり、すぐに括流の目を見る。
「まぁ、教師に噂はつきものでしょう。
こんな場所ですから、大概のことは流されるでしょうけど。
意外とくくる先生にも噂がたくさんあるかもしれませんね」
くっくっく、と人をからかうような笑い。

「大丈夫ですよ、神社が苦手って言う人はそれなりにいますし、知っていますから。
また時間があれば一緒にいきましょう」
離れた分の距離をつめることは無く、誘いには快く約束する。

雪城 括流 > 相手の視線を捉えて口元を押さえ、目を瞬かせる。
「真面目一辺倒かと思ったら、そんな言葉も言えるんですね。」
ちょっとだけ軽くにらむような視線を向けて。

「そのときはよろしく。その苦手と言う人にも会ってみたいですね、気が合いそうですし。
あ、掲示を貼りに来たんだった。では、これで失礼します。」
委員会のお知らせ…みたいな掲示物を片手に、ぱたぱた…と職員寮の奥へ向かっていく。

照夜 > 「ええ、お仕事お疲れ様です。
また今度ご一緒しましょうね」
にこにこしながら、括流が走り去るのを見届ける。
後姿を見る照夜の顔は、とても楽しそうに。

雪城 括流 > 背中にかけられる声に軽く振り返って手を振ると、何かのジェスチャーをしながら角の向こうに消えていった。
ご案内:「職員寮@エントランス」から雪城 括流さんが去りました。
照夜 > 「……」
ふぅ、とため息をつく。
疲れたような、緊張したような。そんなため息。
(ああいうのは、苦手だな)
自分より格上の相手に平常心を装うのは心労が溜まる。

照夜 > 「っん~、さて」
ぐっと背伸びをする。
一応暇もつぶせたところでいい時間だ。
「今日はもう部屋にもどるか」

ご案内:「職員寮@エントランス」から照夜さんが去りました。