2015/06/07 のログ
ご案内:「職員寮食堂」に片翼・茜さんが現れました。
片翼・茜 > 大変な目にあった。と通い慣れた食堂に足を踏み入れながら、茜は思った。というのも、自分が考えていたより遥かに長い期間『停止』していたからだ。
精々数日、長くても数ヶ月だと思っていたら、数年も止まっていたとは……。おかげで失踪扱いになっており、事務室に顔を出したら幽霊をみたように(実際ゾンビだからそう間違っていないが)驚かれた。

片翼・茜 > 幸い寮の部屋はそのままだったので、種々の手続きを終えたあと、身支度を整えてから、肉体の回復のために食堂に寄ったのである。
片翼・茜 > 「カハァー……腹減ったぁ……。」茜が食物を摂取するのは通常の人間のように胃を満たすためではないが、感覚としては似たようなものだし、わざわざ別の語彙にする必要もないので、生前の言葉をそのまま使っている。よろよろと覚束ない足取りで、カウンターへ向かい、メニューを見る。
片翼・茜 > 「あぁー……。すまんが……。」目当てのものが見つからず店員へ声をかける。「カハァー……。生レバー、なくなったのか?」茜の肉体回復には生肉が最も望ましい、それを摂取できる理想的なメニューだったのだが……。
片翼・茜 > 「ああ……何年か前に……禁止に……。そうか……。カハァー……。」顎をだらりと落とし、喉の奥から息を吐き出す、今のは落胆の表現だ。
片翼・茜 > 「じゃあ刺し身定食2人前……大盛りでな……。」刺し身も生の肉ではある。だがあんまり生肉感がないせいか、生レバーほど回復しないのだ。
片翼・茜 > しばらくカウンターで待ち、大盛りの刺し身定食が乗ったトレーを2つ受け取ると、それを両手で持って、適当な席に座る。「いただきます」革手袋に包まれた手で器用に箸を持ち、手を合わせてから食べ始める。
片翼・茜 > 食べるペースは早くないが、全く休憩を挟まず、淡々と食べ続ける。あれよあれよと大持ち二人前を食べ終えると「ごちそうさまでした。」と手を合わせ、トレーを返却して、食堂を立ち去った。
ご案内:「職員寮食堂」から片翼・茜さんが去りました。
ご案内:「職員寮」に天ヶ瀬 大輔さんが現れました。
天ヶ瀬 大輔 > 職員寮を前にして小さな鞄を持った青年がため息をつく。「新しい任務ね……子供の相手は苦手なんだけど」
天ヶ瀬 大輔 > 「まあ良いや。荷物だけ置いてこの島を見て回ろうか。しばらくぶりだから様変わりしてるに違いない」
そう言って青年は寮に荷物を置くと街を見て回るために寮を去るのであった。

ご案内:「職員寮」から天ヶ瀬 大輔さんが去りました。