2015/07/21 のログ
ご案内:「職員寮のロビー」にサイエルさんが現れました。
サイエル > さて……とりあえず、帰ってきた。
きっと、あの様子ではちゃんと送ってくれてるだろうし。
声は覚えた。
煙草は……一箱。もうない。
くしゃりと握りつぶして、中央の机の上で
PCを開く。メモを取り出して―― 一息。
新しい煙草をあけながら起動を待つ。

「――重症だな。方向音痴はさすがに直せない」

くつくつと笑いながら。
しかし――

よく生きてるものだと思う。
あとで一応、他の保険医に回しておこう。
だれか通ったらその人に押し付けよう
うん、今日は忙しい。主に、パチと、ほんの少しの夜のお楽しみのために。
軽く煙草をくわえて、日は付けず。
ワードを起動して、纏める。

真面目に仕事をしてる貴重な場面だ

サイエル >  
――ってあれ? ブルースク……

「…………まじで?」

止まった。纏めた資料が吹っ飛んだ。
蒼い画面に早変わり。

「……え、え。勘弁してくださいよせんせぇ……」

ちょっとちょっと。人が久々にやる気を出したらこれ――

……いや、まてよ?

「これはさぼれという天啓では。いやまさしくそうでは?
 それ以外ないのでは? ではではでは?」

がさごそ。リュックをあさって。

「はいありましたー」

酒瓶を机に出して。

「んぐっ……」

くぴくぴくぴ……ここまで30秒。

「いやー、しかたないよねー。吹っ飛んじゃったもんねー
 しかたないしかたない」

まだおの完成である

サイエル >  
――ぁ、でも煙草。吸いたい……

酒瓶を持って窓まで。
がららっと開ける。
暑い、が欲望が優先。負けてはならない。
身体を少し出して火をつける。
じゅぼっと、ともる赤。
じりじりと、筒が焼けていく。

「ふーー……--」

心地よし

サイエル > 「あっつ……」

ネクタイを緩める。
もとから緩いそれを最終的には取って投げる。
すると後ろの椅子に引っかかった。

「はぁ、氷かってくんの忘れた」

こういうときはロックで冷たいのがいいが
あいにくストレートしかできそうにない。

「ま、少しは分かってきたかもな」

だんだん、つかめてきた。
いろいろ。
でもこの生き方を変えるのは遅い。
なにせ、これでいいと自分がもう土台にした。
だからいまさら変えるつもりもない。
が――
そろそろ真面目に

「話さないとまずいねぇ。サボり過ぎ」

やっちまったなぁと、頭をかきつつ

サイエル > ま、いっか。人生は長い。
だらだらと過ごすのが正解だ。

”自分”が出張る番がクライマックスに出てしまえば
それはもう、大変なことになる。
あくまで”予防線であればいいのだ”。
そのための”大人”の権力であり
学生主体のこの島にいる理由だ、きっと。
断じて、サボっているわけではない。

まぁ難しい話かもしれないが……

「見守り続けるが大事ってな。お母さんお父さんも大変だ」

サイエル > 「いや、サボってるんだけどね?」

いろんなサボりが、あるのだと口にして。

「さ、PCおつったから今日は寝よ。ねよねよ!」

大げさに口にして。
PCを閉じて。ゆっくりとその場を後にした

ご案内:「職員寮のロビー」からサイエルさんが去りました。