2015/09/06 のログ
ご案内:「職員寮」に天ヶ瀬さんが現れました。
■天ヶ瀬 > 「二学期が始まってしまった……」
ロビーの中に有る喫煙室で天ヶ瀬は一人物思いに耽る。
もうすぐ子供たちは実習に入る。
財団のエージェントとして実戦を経験することもありうるだろう。
そんな時自分は彼らを守れるのだろうか?
結局また自分だけ生き残るのではないか、と。
憂鬱が煙になって口から静かに漏れていた。
■天ヶ瀬 > 『あーあ、死にてえよ……』
――――と思う時もある。
だが彼は自らが巨大な組織の歯車であり、さして優秀でないことも知っている。
自分より優秀な人間など幾らでも居た。
この先も幾らでも現れる。
そういう人間達を見送る嫌な星の下に生まれてしまった。
それが自分に与えられた命の代償なのだ。
■天ヶ瀬 > 「――――よしっ」
一頻り考えをまとめてから彼は立ち上がる。
まずは出来る範囲で生徒たちを守ろう。
彼は個々の生徒たちへの指導計画を細やかに策定すべく、自室へと帰っていくのであった。
ご案内:「職員寮」から天ヶ瀬さんが去りました。