2015/09/18 のログ
■ヨキ > 「ヨキこそ時間をよく見ておらなんだ……まあよい。
もしこちらが間違えていたとて、笑って許してもらえるくらいの器量と身体は持っておる。
普段の行いの良さからも、やだァヨキ先生ったらおっちょこちょい、で許されるであろう」
(ドヤ顔。伊達に陰で殺人者をやっていない。
さっそくシャワーから注ぐ湯を浴びながら、近付いてくるおこんへ目を向ける。
濡れた前髪を掻き上げて、にやりと口の端を上げる)
「何だ、この湯はそんなサービスがあるのか?羽振りがよいな……なんて。
ふふ、それじゃあ言葉に甘えて、君に洗ってもらうとしようかな」
(正面へ向き直り、鏡越しにおこんを見て笑う。シャンプーを泡立てて、わしわしと髪を洗い始める。
腰に巻いたタオルの下からは、人間の肌色をした犬の尻尾、その先端がひょっこりと覗いていた)
■おこん > たしかに、おぬしならウッカリヨッキで済むかもしれんのう。ワシもじゃけど。
自信持ちすぎじゃろ、まあよいがの。 んふふ、許可しおったな?
(相手の言葉ににやりと笑う。 ヨッキがシャンプーし始めたのを見てから、
自分もボディソープを手に取って、自分の身体に塗り塗りして泡立てる。)
お客様ぁ、それではたーっぷり綺麗にさせてもらうでな…♥
(相手に告げてから、ぐっと身体を近づけて…
泡がたっぷり乗った9本の尻尾が、ヨッキの身体を包むのだ。)
ほれほれ、どうじゃ? 今なら尻尾も洗ってやるぞー?
(両手は開いている。ヨッキが人ならざるものであることの証である尻尾をみて、
目をキラキラさせながら問いかけた。)
■ヨキ > 「フフン。このヨキには自信の他に有らんでな。
君こそそんなあられもない格好をして、他の男の心に邪を芽生えさせんようにな」
(少なくともこのヨキは、おこん考えるところの『ここでおっぱじめる』ということはないらしかった。
柔らかな狐の尻尾に身体を包まれると、一瞬目を丸くして、次いで笑い出す)
「!……ッは、ははは!
異邦人街も真っ青の風俗店だな、ここは。随分と泡立ちのいいブラシだ」
(髪を洗っていた片手を離し、泡にまみれた尻尾の一本をふかふかと揉む)
「何、ヨキの尻尾か。
構わん。たっぷりと綺麗にしてもらわねばなあ」
(言いながら、さっさとタオルを取り払ってしまう。
性差や恥じらいというものは、全く考慮しないらしい。
尻の上辺りから伸びる尻尾が、ぱたり、ぶら、と揺れる)
■おこん > ワシは化け狐じゃぞ? 男どころか女も引っ掛けるわい。
そうでないとワシはどんどん消耗して小さくなってしまうからな。
(化け狐は人と褥を共にすることで、己の存在を強める。
それがなければ段々と弱るのだ。 にやにやしながらヨッキに言葉を返して、
尻尾を動かし始める。 笑った相手にんふん、と鼻を鳴らして。)
そうじゃろそうじゃろ? 九尾狐の尻尾を使った奉仕なぞ、体験したものはあまり…
おるっ…おる…おるるる…こ、これっ、あんまり揉み触るでないぃ…♥
(ヨッキの手が尻尾を揉むと、途端に他の尻尾の動きも鈍くなる。
甘い声で抗議しながら、ぺちと大きな身体を軽く手で叩いた。)
ヨッキの尻尾は不思議な形じゃのう。 嬉しい時は動いたりするのか?
(両手にたっぷり泡を載せて、付け根からもみほぐすようにして洗っていく。
ヨッキを見上げながら問いかけたり「かゆいところはないかのう」と訪ねたり。)
■ヨキ > 「消耗して小さく……というのは、一体どうなるんだね。
さらに幼い姿になるのか?
はは、ヨキと共に居ればどこまでも際限なくでっかくしてやれるものを」
(背後へ視線を流し、含みを込めた笑みで不敵に笑う。
尻尾の動きが鈍くなり、身体を叩かれると、わざとらしい声であ痛て、と零す)
「はは、済まん済まん。あとでゆっくり触ってやるから」
(ぱ、と手を離す。顔を伏せ、シャワーの湯が背後へ流れないように髪の泡を流してゆく)
「うん?ああ、勿論動くぞ。普段は動かさんようにはしているがな。ほれ、」
(言うが早いか、無毛の尻尾がにゅるりとおこんの手の中で滑り、飛び出す。
泡を散らしながらぱたぱたと二三動かしてみせ、軽く笑いながら再び垂らす)
「……と、こんな具合にな。
人の姿では、まるで前にも後ろにも一物が生えているように見えるでな……あまり人目には晒さんよ。
――痒いところ?ふは。それはもう。全身くまなく痒いぞ。おお痒い」
(洗い上がりの髪を絞り、冗談めかして笑う)
■おこん > そうじゃぞ、もうひと回りぐらい幼くなる。 そのあとは人の姿すら保てぬから、
徐々に狐のようになっていく。 口吻が伸びたり、毛皮に覆われたりじゃな。
まあ化け狐の正体がバレてしまうというのは、つまりは燃料切れなんじゃよ。
たしかにおぬしは力強いでのう。 この前も立てなくなるほどしたはずじゃからな。
(うむ、と頷いてみせる。 ヨッキが尻尾から手を離してくれたので、
肘や関節、膝裏に至るまで、丁寧な尻尾の動きで清めていく。)
ほんとじゃなー、動いた。 ふーむ…たしかに、人の目からすると、
それくらいのしっぽの長さは奇異に見えるかもしれぬな。
どれ、あとでヨッキにいっぱい触れてもらうために、
今頑張っておくとするかのう!
(相手の広い胸板や背中、肩口や首に至るまで、9本の尻尾が這いまわる。
相手の身体を泡だらけにしながら、自分のご満悦の表情で。)
■ヨキ > 「へえ……」
(言いながら、まじまじとおこんの顔を見る)
「……それはそれで可愛いやも知らん、とは思うが、燃料切れは君にはしんどいであろうからな。
姿が保てなくなるよりは、足腰の立たなくなる方が幸せか……なるほどなるほど。承知した」
(あとで何を企んでいるやら、相分かった、と独りごちる。
泡立つ尻尾の動きに気持ち良さそうにしながら、足を上げたり、腕を持ち上げたりして洗われるままにしている。
自分もまたタオルに石鹸を泡立てて、手ずから肌を洗い始める)
「ほれ、せっかく綺麗だった尻尾が、ヨキを洗ってまた汚れたろう?
君のことも洗ってやるぞ」
(幼い子どもを相手にするように、手にした泡の塊をおこんの腹に撫で付ける)
■おこん > まあ人の姿が取れなくなるというだけじゃからのう。 なんじゃヨッキ、
狐なワシを見てみたいと申すか? それなら今度見せてやろう。きっと驚くぞ。
…ヨッキ、何考えとるんじゃ…?
(なんかわかった感じにごちるヨッキに、一瞬危険な物を感じる。
もしかしたら足腰立たないより凄いことをされるかもしれない。
脇やお腹も丁寧に洗ってから、ふー、と満足気に息を吐いて。)
お、なんじゃ、洗ってくれるのか? それではお願いしようかのう。
なに、風呂は助け合いじゃからな。 三助もおるまいて、こうしてするのが一番!
(柔らかい曲線をえがくお腹に、ヨッキが泡の塊をなでつける。
洗ってもらえるとわかったので大人しくすることにした。)
■ヨキ > 「ほう?それなら心置きなく見せてもらうとしようか。
ヨキは獣の扱いには慣れておるのでな。
ふふふ。君がその姿を保ち、さらに大きくなるのを手助けしてやろう、というだけの話よ。
ヨキの有り余る体力がご婦人の役に立つのなら、一助とならねば男が廃るわい」
(つまりはまあそういう訳である。語調は平然としているが、いろいろやる気らしい。
自分の泡を丁寧に洗い流すと、おこんを手近に招く。
たっぷりの泡を載せたタオルで、くしゃくしゃとおこんの身体を前から後ろから擦ってやる。
いかがわしい風合いは微塵もなく、まるで親子のようですらある)
「卵とニワトリの話じゃあないが……。
君ははじめ、ヒトと狐とどちらの姿だったんだね。
産まれ出でたときには、大人の形をしていたのかな」
■おこん > まあおぬしなら確かにそうじゃろうのう。 まあ大きくなるのもよし、そうならぬもよしじゃ。
少なくとも現状意地のためにも、ぜひともご協力してもらいたいのう。 おお、心地良いわい…
(ヨッキが後ろからタオルで身体を洗ってくれるのが気持ちよくて、うっとりと目を細める。
相手のされるがままに洗われているのは、確かに親子のような仲睦まじさすら見える。)
うむ、ワシのことか。 そうじゃのう。 大人の姿じゃったな、
ワシは化け狐じゃから、最初から化けることが備わっておったのよ。
今のような姿になったのは、封印されてからじゃな。 つまり、
ワシがせくしーで、おとこもおんなも誘うような姿にならぬようにされておる。
(ばんざいして身体を余すところなく洗ってもらいながら、
懐かしい話しじゃのう、と呟いて。)
■ヨキ > 「何ともまあ、いかがわしいフレンドであることだ。我々は。
するする。協力するともさ。ヨキの方とて、百利あって一害もないからな」
(大きな手でわしゃわしゃとタオルを上下し、おこんの背中を洗う)
「ふうん……産まれたときから化生であった、と。
封じられたときには、さる陰陽師に嵌められた、と話していたっけな。
難儀なことだな、その封印した者もよくぞ耐えたものだ。
男も女も誘うような、化け狐を前にして。
……ヨキは果たして、いかなる犬であったことかなあ。
気がついたときにはもう、大きな大人の犬の姿であったから」
(シャワーの湯加減を確かめて、おこんの身体をさっぱりと洗い流す。
自分の顔を手早く洗い上げ、椅子から立ち上がり、おこんと連れ立って湯船に向かう。
爪先立ちに似た、踵のない犬の脚。一歩ずつ確かめるように歩いて、湯に足を差し入れる)
■おこん > お互いがいい思いをするのじゃ、悪いことはあるまい。
ヨッキはワシで楽しむ、ワシは褥をともにして力を蓄える、ということじゃな!
(どこも悪いことはないな!とからから笑いながら、
ヨッキにあらってもらってさっぱりした顔。)
うむ、そうじゃぞ。 結局のところ、化け狐の狡知を人間が上回ったのじゃ。
ワシの魅力が通じなかった、といったらウソになるでな。
細かいことは忘れてしもうたが、うまくやったのは事実じゃのう。
ふむ…おっきいヨッキだったのか。 小さいヨッキも見てみたかったのう。
(二人でシャワーを浴びて綺麗に泡を洗い流してから、一緒にお風呂。
ヨッキの隣に立って、獣独特の足を見て唸る。)
なるほど、こうなっておるんじゃな… 走るのも早そうじゃのう。
(自分みたいに力という力が出せない姿とは違って、相手の足は、
まさに狩猟者としての存在を体現した形だ。 ちょっとうらやましい。)
■ヨキ > 「あっはは。仲良くやってゆけそうではないか。
ヨキほどの気楽な男であれば、君にも使いやすかろう」
(裸の二人、並んで明るく笑う。
すべすべのおこんの腹を、戯れにぽんぽんと軽く叩いた)
「げに恐ろしいは人間、ときたものだ。
……子犬として産まれたんだろうかな、ヨキは。
少なくとも家族が在ったという覚えはないから……、君と同じで、はじめから魔物だったのやも知れん。
もはや探る手立てがないというのも、長寿の不便だな」
(さほど悔しくもなさそうに、平然とした顔。
手摺を掴んで湯船の中に沈むと、はあ、と気の抜けた声を漏らした。
湯船の縁に後頭部を預け、投げ出した長い足の一本を、水面まで持ち上げる)
「ああ、走るのは確かに早くはある。
だがいつも走っている訳にもいかんし……踵がなくては、直立しているのは疲れてしまうんだ。
二本足にも、四本足にも、その形によくぞ理由があるものだと感心する。
ふふ、くれぐれもヨキを怒らすでないぞ。獲物を追い駆けるには自信があるでなあ」
■おこん > ウム、お互い良い思いができるなら、仲良くできよう!
(ワハハ!って並んで二人で明るく笑う。 同じ事をしてると、
たしかに親子みたいな雰囲気すらあるところだ。
いかッ腹も軽く叩かれるし。)
何、もう少しすればおぬしもそういったことは気にしなくなる。
過去のことなど、一ヶ月前も、100年前も、1000年前も同じじゃ。
思い出せなければ、全ては気にする必要もないことよ。
ワシらはここにある、今もあり続ける…それだけの話しじゃからのー。
(水面からにゅっと突き出るヨッキの足を見ながら答える。
人間とは違い、ひとならざるものは寿命に多様性がある。
200年、300年、それより生きる存在もいるのだ。
当然、過去への思いの寄せ方も異なるのである。)
なるほどのう。 ヨッキを怒らせたりなどせぬぞ。
怒らせたら……後が怖いからのう!
(いひひ、といじわるっぽく笑う。 きっと”おしおき”は、
とってもハードなはずだ。 足腰が立たないレベルじゃ済まないヤツに違いない。)
■ヨキ > 「過去を気にしなかったのは……むしろ今まで、完全に獣だったときの方さ。
人間の姿を取って、人間として暮らすようになってから……はじめて過去について、考えを巡らすようになったんだ。
だからヨキは、自分が獣としてどれだけ生きたかも、どうやって生まれたかも覚えてこなかった」
(湯の下で自らの腹を撫でる。
その肌には何もない。母親から生まれた証――へそすらなく、薄い筋肉に覆われてつるりとしている)
「獲物を探り当て、効率よく食べ、渇きを潤し、暑さ寒さを凌ぐ方法……そういうことばかりしか、必要がなかったからな。
ヨキはまだヒトになりたての、子どものようなものであるからな。
途方もないことや、解決しようのないことばかり想像してしまう、ティーンエイジャーなのさ」
(歯を見せて、悪戯っぽく笑う。
ざばりと音を立てておこんの隣に座り直し、傾いだ頭を甘えるように相手へ寄せる。
あとが怖いと笑うおこんに、浴場いっぱいに明るく軽やかな笑い声を響かせた)
「それではヨキを愛しておくれ。可愛がっておくれ。
そうしたらヨキも、ずうっとおこんと共に居てやるから」
■おこん > なるほどのう。 お主は…そうか、存在が変容すると、そのようになるのかもしれぬ。
(獣から人に成ったヨッキと、化け狐として、すなわち人の似姿を最初から取れた自分。
差があるのは当然のことなのだ。 おへそがあるべき部分を、ヨッキが撫でるのと同じように撫でる。
なるほど、確かに相手にはないし、自分には(もちろん人間の真似だろうが)ある。)
てぃーんえいじゃーか。それはよいのう、青い果実が食べ放題なんじゃな!
なんじゃー、甘えん坊じゃのう! ほれ、存分に甘えてよいぞ。
(少しだけ頭を寄せるヨッキをそっと受け止める。 なるほど、
外見は確かに大きいが、まだ若いのかもしれない。)
うむ、いくらでも可愛がってやる。 ワシもおぬしも、すぐには死なぬ。
たっぷりと時間を掛けて、お互いの仲を深めようではないか。
(ヨッキの言葉に答えてから、二人でゆっくりとお風呂の時間を過ごすのでした。)
■ヨキ > 「言葉でものを考えるというのは……回りくどく、そして楽しい。
ふふ、ヨキには母も、娘も、姉も妹も……恋人もないのでな。
気楽なものよ。気楽なヨキの隣には、おこんのように気楽な女が在るのが好い」
(頭を受け止められて、くすくすと笑い声を漏らす。
心地良さそうに目を伏せて、小さな腕の中に収まる)
「……甘えさせてくれて有難う、おこん。
風呂から上がったら、今度はヨキが君を甘やかす番さ」
(密やかに、秘め事めかして笑う。
しばしの間ゆっくりと、幸せに満ちた顔で湯とおこんに身を委ねる)
ご案内:「大風呂@職員寮」からヨキさんが去りました。
ご案内:「大風呂@職員寮」からおこんさんが去りました。