2016/01/16 のログ
■蔵田 怡与 > ………。
(雷電は、空中で燃え尽きてしまったらしい。)
(はらはらと、折り紙の燃えた灰が舞うのが、かすかに伺えた。)
…うん。とてもよかった。今の飛行は、上等。
ラバウルの魔王にも比肩する。
…あの人は雷電には乗っていなかったかな。ふふ。
(はあっ、とひときわ大きく息を吐き出し、その場にへたり込む。)
■蔵田 怡与 > (大きく息を吸い、吐く。息を吸い、吐く。しばし、それを繰り返し…)
雷電は……やっぱり、集中力がいる。
強いけど…零みたいに、簡単には、振り回せない。
それに…紫電よりも、馬力がいる。
(いつの間にか汗に濡れていた額を拭う。たった10分にも満たない操作だったが、予想以上に消耗したようだ。)
(立ち上がろうとして、膝を折る。両手を砂浜の濡れた砂に突き、息を整えている。)
■蔵田 怡与 > (顔を上げ、ひとつ、大きく息を吐く。ふわっと、真っ白の息が吐き出される。)
…頭がガンガンする…なんだ…低糖症か…?
あ……忘れてた。
(右腕を持ち上げ、指先に噛ませたメーターの先に、再度携帯端末をかざす。
ピ、と軽い電子音が響き、グラフとタイマーが更新される)
……これは、すごい。こんなに下がるものなのか。
(画面を見てやや面食らったように呻き、女生徒はようやく立ち上がる。)
■蔵田 怡与 > (右腕のバンドとメーターをのろのろと外し、やや乱雑にケースにしまい)
食事でもして帰りたいけど……どうにも、だ。
早く帰って……横になろう。
(言うと、塒に帰るべく、頭を押さえながらフラフラと歩き始めた…)
ご案内:「浜辺」から蔵田 怡与さんが去りました。