2016/07/17 のログ
ご案内:「浜辺」に真乃 真さんが現れました。
■真乃 真 > 夏だ!海だ!海水浴だ!
夏季休暇にはまだ早いが海には人がいる!
だってだもう海開きしているからである!(海開き中)ってなってるからである!
焼けるように暑い砂浜を長いタオルと海パンのみサンダルも履かず素足で歩くこの男もその一人である!
「さあ!今年の初泳ぎと行こうじゃないか!」
夏の太陽を全身で受けながらそう宣言する!
今年、一番始めに海に入るのだ!一番始め!ファースト海水浴である!
昂る!気持ちが凄い昂る!
■真乃 真 > 「いや、まあ落ち着いていこう!やっぱり準備体操は大事だ!」
そう、ここで準備体操を怠って大変な事になったら大変である。
というわけで波打ち際で準備体操を始める。
「イッチ、ニイ、サン、シ!」
体操で体を動かすごとにタオルが揺れてその鍛えられた身体を隠したり見せたり!
時折、無駄にカッコいいポーズで固まったりもする!
■真乃 真 > ラジオ体操の動きに独自のアレンジを加えることでカッコよさをいくらか増量した体操もすでに終盤!
身体を解すとか関係のない無駄にカッコいいポーズ集になっていた!
「さてとッ!準備体操も終わったし後は海に入るだけだな!」
このままいけば今年のファースト海水浴(海開き中)はいただきである!
「いやあ!去年は委員会の関係とかで全然海にこれなかったからな!」
しみじみと回想を始める。
うん、去年のこの時期はまだ風紀委員だったからなーとか云々…。
■真乃 真 > ──回想終了
「さあ!だけどもう僕を縛るものなんてない!」
もう全力で泳ぐのみである!
波打ち際から距離を取り、砂浜から出る辺りまで歩く。
太陽の熱で熱されて砂が足の裏を焼くが関係ないとばかりに歩く。
そこからクラウチングスタートのポーズをとって…
「うおおおおおお!」
一気に、一気に海に向かって走る!
人の少ない場所を!ぶつからない場所を!
全力で助走をつけて海に飛び込む算段である!
■真乃 真 > 助走による加速と!海への渇望!そして砂浜の熱さが!今までにない跳躍を生み出した!
恐らく真乃真、史上最速!最高!最長距離の跳躍であった!
全力を持って海に飛び込めば当然それに伴って水も飛ぶ!
しかし!着水地点に人がいないのはもちろんだが、水の飛沫も周りの人間にかからない!
完璧な飛び込み方であった!
「よし!」
拳を握ってガッツポーズをとる一番初めの飛び込みを制すものこそ海を制するのだ!
つまり、これはもう海を制したって言っても過言ではないだろう!
■真乃 真 > 飛び込んだのならもう後は泳ぐだけである!
首のタオルを普段よりもグルグルと巻き付けると沖に向かって泳ぎ始める!
自らの異能とバタフライを組み合わせた独特の泳法である!
異能を併用することにより水の抵抗を抑え消耗無く且つ水棲の亜人もびっくりの異様な速さで泳げるのである。
あれ?もしかして海水浴するのってここじゃなかったんじゃないか?
そんな疑問も泳げば波の流れに流されていく!
そしてその異様な泳ぎ方の男はついには浜辺から見えなくなったのだった。
ご案内:「浜辺」から真乃 真さんが去りました。