2016/08/27 のログ
ご案内:「浜辺」に阿曇留以さんが現れました。
ご案内:「浜辺」に南雲 海斗さんが現れました。
■阿曇留以 > 女子更衣室で水着に着替えた留以。
パレオを巻いて太ももを隠しつつ、浜辺へと歩いてくる。
今日は知り合いの泳ぎ特訓、ということで水着に着替えたわけだ。
「ん~、いい天気ね~。
今日の海も暖かそう~」
■南雲 海斗 > 「え、えっと……おかしくない、かな?」
恥ずかしそうに男子更衣室から出てくる少年。
もじもじと身を隠しつつ、留衣を見上げて問いかける。
ちなみに、至って普通の水着である。
■阿曇留以 > 更衣室から出てきた海斗をみる。
あまり水着を着たことが無いのだろうか。
自信なさげに問いかけてくる彼に笑みをもって答える。
「えぇ、全然おかしくないわ。
似合ってるわよ、海斗くん」
よしよし、と彼の頭を撫でようとする。
■南雲 海斗 > 「ん……よかった。お姉ちゃんも綺麗だよ」
撫でられて笑顔になりながら、少し赤くなりつつ留以の水着を褒める。
スタイルが良く、美人である留以の水着姿は……海斗としても、かなりドキドキしてしまうものでもあるのだが。
■阿曇留以 > 「あらあら、ありがとう海斗くん~。
今年はちょっと頑張ったから、そういってくれると嬉しいわぁ~」
綺麗といわれて嬉しそうな顔。
地元ではもっと肌の隠れた水着を着ていたかもしれない。
海斗を撫でるのをやめ、よっこいしょと荷物を持ち
「それじゃあ、日焼け止めとか塗ったら早速泳いでみましょうか。
今日はびしびしいくから、覚悟してね~」
■南雲 海斗 > 「そうなんだ……」
ぽーっとしつつ、今年は頑張ったという言葉を頭の中で考える。
という事は、昔はもっと別の水着だったのだろうか。どんなのだろう。
所詮子供、レパートリーは多くないが……いろんな水着の留以を想像して……。
「……!! ぼ、ボクが持つよ!」
顔を赤くしてイメージを振り切り、慌てて荷物を持とうとする。
男なんだし、これくらいは、と。
「うん、がんばる!」
びしびしいく、という言葉には、やる気に満ちた言葉を返す。
今日で、しっかり泳げるようにならないと!
■阿曇留以 > 慌てて手荷物を持ってくれようとする海斗には、お言葉に甘えて手荷物を持ってもらう。
とはいっても、日よけ用パラソルとクーラーボックスと、諸々ぐらいだが。
「ふふっ、元気いっぱいね~。
海斗くんは、あんまり泳いだことないんだったっけ?
水が怖いとか、そういうのはない?」
肌を焼くような暑さの中、浜辺を歩いて手ごろな場所まで移動する。
■南雲 海斗 > 大した量じゃないが、それでも持たせるのは悪い気がした。
何とか抱えつつ、質問に答える。
「うん、あんまり……近くに海とかなかったから、ほとんど初めて」
暑いなあ、と思いつつ、留以の後ろをとてとて。
最近はもう口調も最初から崩れて、完全にお姉ちゃんに甘えている状態だ。
■阿曇留以 > 「そう……、じゃあ最初は海に慣れるのが優先かしら……。
川とかとも全然違うし、ちょっと慣れてから泳ぎ方を教えることにするわね~」
長い髪を振るいながら、後ろの海斗をみて笑い、言う。
びしびしいく、とはいったが無茶させても仕方ない。
「さて、それじゃあここらへんに荷物を置きましょっか。
シートを敷くから、海斗くんはパラソルを建ててくれる?」
■南雲 海斗 > 「海に慣れる……うん、頑張る」
海で泳ぐ、という事に関しては完全に初だし、海というものに対して不慣れなのは間違いない。
びしびし、と言えど、優しく教えてくれそうな気配を感じて少しホッとする。
「うん、わかった」
こくん、と頷きつつ、せっせとパラソルを立てる。この程度なら、なんとか。
■阿曇留以 > 海斗がパラソルを立てている間に、ブルーシートを敷いて四隅にてきとうに重たいものを置いておく。
風が吹いても飛ばないように、だ。
「海斗くん、パラソルを立てたらシートに座ってくれるかしら?
日焼け止め、ちゃんと塗っておきましょ」
小さい、日焼け止めの容器を片手に持ってシートに座るように指示する。
■南雲 海斗 > 「うん、わかった」
またしてもこくんと頷き、手際悪くパラソルを立てた後、シートに座る。
……距離が近くなり、肌の露出が多い留以の姿を意識せざるを得なくなり、顔が赤くなってしまった。
「(やっぱり、きれい……)」
留以は全体的に美しい肉体の持ち主だ。
まだ性に疎い少年と言えど、元々抱いている好意も相まって、この距離では強く意識してしまう。
■阿曇留以 > そんな少年のことは露知らず。
片手に日焼け止めクリームを出すと、海斗の背中に塗りつけていく。
「海斗くん、結構鍛えてるのね。
わりと、筋肉質な感じ?」
海斗の歳の子がどうかは分からないが、海斗の肌を触っていて、筋肉がついているように感じ、そんなことを聞いてみる。
■南雲 海斗 > 「う、うん……一応、毎日トレーニングしてりゅし……」
噛んだ。
留以にクリームを塗ってもらっている状態にドキドキしてしまいついつい呂律が怪しくなってしまうが、それでも懸命に答える。
気弱だが真面目な性格の海斗は、いくら勉強についていくのが辛くても、日々の鍛錬を欠かしたことはなかった。
それが、余計に寂しさを募らせる原因になっていたのではあるが。
■阿曇留以 > (噛んだ)
「そうよね~、さすが男の子。
たくましいわね~」
ちょっと可愛い、とか思いつつぺたぺたと塗る。
背中、首後ろ、脇、腰。
あらかた塗り終われば、海斗に日焼け止めを渡そうとする。
「前とかは、自分で塗ったほうがいいわよね?
塗り終わったら、悪いんだけど私の背中だけ塗ってもらえるかしら~」
■南雲 海斗 > 「うん、前は流石に自分で……っふぇ!?」
当然だ。
留以の背中にも日焼け止めは必要で、それを濡れるのは自分だけ。
だから、当然というのはわかるのだが……
「ぼ、ボクが、お、お姉ちゃんの背中に、く、クリーム……!?」
それは大丈夫なのだろうか?という漠然とした疑念でおめめぐるぐる。
中途半端に心得のある海斗君である。
■阿曇留以 > 「……?
ええ、できればお願いしたいのだけれど……。
あ、汗とかかいてるかもしれないし、嫌だったかしら。
あの、無理にしなくて大丈夫だから」
それなりの気温なために、留以の背中に汗がじんわりと浮かんでいる。
自分で濡れなくもないが、塗りの腰がでるためお願いしたい、というところだった。
■南雲 海斗 > 「い、嫌じゃなくてっ!お姉ちゃんがいいなら、ボクは全然……」
しどろもどろ。
だが、一切気にしていないようなので、寧ろ意識してしまっている自分が余計に恥ずかしくなってくる。
そのまま、クリームを手に広げて、背中に塗り広げていこうと。
■阿曇留以 > 「ええ、じゃあお願いするわ~」
笑顔でそういううと、海斗に背中を見せ、髪の毛を前に持ってくる。
長い髪が画していた背中には、じんわりと汗が浮かんでいて、相応に白い肌があった。
■南雲 海斗 > 「う、うん……」
手にクリームを広げて、背中にそっとぬりぬり。
すべすべしている肌がどことなく気持ちいい。
「(あ、あの時のことを思い出しちゃうよ……)」
脳裏に、初対面の時のことが思い出される。腕を極められた……時に、胸を押し付けられたこと。
思い出してドキドキしつつ、出来るだけムラのない様に背中全体に広げていく。
「……終わったよ」
そんなに疲れる作業ではないはずだが、なんだか疲れた気がする。
だが、これからが海の本番なのだ。
■阿曇留以 > 多少、留以の体がむにむにしていたかもしれないが其れは余談。
「ありがとう、海斗くん。
たすかったわぁ、日焼けしちゃうと後が大変なのよねぇ~」
皮がむけるのは勿論、とにかく日焼けでシャワーが痛いのは辛い。
「それじゃぁ、今度こそ泳ぎにいってみましょうか」
■南雲 海斗 > 「あ、日焼けは痛いもんね……」
数年前の夏、外で遊び回って日焼けして、その日のお風呂で叫んだことを思い出す。
あれは本当に、痛かった。
「うん。お願いします、お姉ちゃん!」
ぺこ、と礼。これから自分に指導をしてくれる人への最低限の礼節である。
■阿曇留以 > なんだか実感のこもった同意を得た。
遠い目をしているような気がする海斗にくすりと笑い。
「はい、こちらこそ宜しくお願いします。
それじゃあまずは、海水につかって冷たさに慣れましょ。
いきなり激しく動いたら身体壊しちゃうわ」
そういってパレオを外して海へと浸かっていく。
ゆっくりと入って行き、海斗の全身が浸かるところまで歩いていく。
■南雲 海斗 > 「う、うん……!」
緊張しつつ、とてとてぱしゃぱしゃと少しずつ海に入っていく。
「ちめたっ!」
結構冷たかった。確かに、この中でいきなり動くのはしんどそうだ。
■阿曇留以 > 「うふふ、最初は我慢して全身海水に浸かってね。
すぐに慣れて動けるようになるから」
留以も全身浸かるために少ししゃがみ、体を海水に慣らす。
留以はそんなに問題が無いのか、冷たいとも言わずちゃぷちゃぷと海水を揺らしている。
「海斗くんは、まったく泳げない、でいいのよね?
立ち泳ぎとかも出来ないわよね?」
■南雲 海斗 > 「うん、頑張るね……!」
ちゃぷちゃぷ。少しずつ体を慣らしつつ、水にも感覚を慣らしていく。
「うん……泳ぎはやったことないから、全然ダメ」
少ししゅんとして答える。思えば、全く泳げないというのは結構恥ずかしい。
■阿曇留以 > 「そうよねぇ……、じゃあ海に慣れて、立ち泳ぎが出来るようにはなっておきましょうか。
立ち泳ぎが出来れば大体はなんとかなるわ~」
そういって、海斗の手を掴むとゆっくりと更に深いほうへ歩き出す。
そしてほぼ密着するようにしながら
「これから足がつかなくなるけど、絶対に暴れないで。
お姉ちゃんを信じて、脱力してて、ね?」
と、教えておく。
■南雲 海斗 > 「あう……」
ほぼ密着した状態になると、やはりあの日のことを思い出して赤くなる。
だが、その後の言葉には。
「うん……大丈夫、頑張る」
こくん、と頷いて見せる。
海斗は、留以を完全に信頼している。
だから、信じて脱力する、ことはそこまで難しいことじゃない。すでに信じているのだから。
■阿曇留以 > 海斗が答えてから数歩ほどで、足がつかなくなるだろう。
遅れて留以も足がつかなくなり、立ち泳ぎをしはじめる。
海斗を浮かばせるため、そして暴れられないようにするため、ほとんど抱きしめるような形で泳いでいる。
「どう、海斗くん。
足が完全についてないけれど。
怖いかしら?」