2017/07/29 のログ
ご案内:「浜辺」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 「やー、眼福眼福。」

大きく開いたパラソルの下、デッキチェアに寝そべった俺は心から夏を満喫していた。
青い空、白い砂浜、ビーチではしゃぐ水着女子。
これぞ夏のあるべき姿だろう。異論は認めない。

「やっぱ夏は良いねえ。暑いことに目を瞑れば。」

我ながら何を言ってるのか分からないが、それもこれも夏の陽気の所為という事にしよう。

暁 名無 > 「とはいえ、気分転換に海に来たものの、仕事はせにゃならんのよなあ……」

ウサギ化期間に全く手を着けられなかったものがちらほらある。
その中には夏季特別教室についてのあれやそれやも含まれている為、地味に優先頻度は高い。
俺は保健室から持って来たノーパソを立ち上げると、渋々作業に取り掛かり始めた。

ビーチバレーに興じる華やかな声が上がる度にそちらへと目が行き、とてもじゃないが集中出来そうにないけどな。

暁 名無 > 「よーし、まあ大体今日はこんな所で良いか。」

本日のノルマも無事に達成し、さて再び目の保養を、と思った俺だったが。
気が付けば辺りは大分暗くなってきていて、海水浴客なんて影も形も見えなくなっていた。
集中なんて出来ないと思いながら、どっぷり意識を持って行かれてたらしい。なんたる不覚。

「あ~……しゃあねえ、帰るか。」

デッキチェアとパラソルを畳んで小脇に抱える。
浜辺の難点と言えば学校からそこそこ距離がある事だな、とかぼんやり考えながら俺は浜辺を後にするのだった。

ご案内:「浜辺」から暁 名無さんが去りました。