2018/01/14 のログ
ご案内:「浜辺」にレンタロウさんが現れました。
レンタロウ > 陽は昇っているけれど、まだ冷え込んだ冷気を暖めきるには及ばない時間帯。
浜辺の砂地を踏みしめて、海を眺める男が独り。

「これが海というものか…ッ!うむ、デカイなッ!」

目の前に広がる光景に愉しそうな笑みを浮かべる。
打ち寄せる波がブーツや服を濡らすのも構わず、脛が海水に浸かるまで海に入ってみる。

レンタロウ > 「おぉ、物凄い冷たいなッ!
 …調べたところに寄ると、この水は大層しょっぱいらしいが…」

足だけとは言え、冬の海に入る男は傍から見れば色々と心配されるかもしれない。
しかし、肝心の男はそんな居るかも分からない外野の視線など気にせずにいて。
本で読んだことが本当かどうか確かめるために、指先で海水を僅かにすくって舌で舐めた。

「ッ!!? ぺッ!想像以上だ、馬鹿みたいにしょっぱいなッ!!ぺっぺっ!!」

当然のことながら、そのしょっぱさに直ぐに吐き出して悶えていた。

レンタロウ > 「人が飲むには適さないとは知っていたが、まさかここまでとは思ってなかったな…」

予想以上だったといそいそと浜辺へと上がり、波が寄せてこない位置で腰を下ろした。
海水で濡れたブーツを脱ごうかとも考えたが、砂が素足に付くと嫌なのでそのままで足を伸ばした。

「なんでも、暖かくなると此処で皆が遊ぶらしいな…
 その時が今から楽しみだなッ!」

まだ先の夏のことを想像して男はまた笑った。

「よし、一度部屋に戻るかッ!」

下ろしたばかりの腰を上げて、寮へと戻るために走っていくのだった。

ご案内:「浜辺」からレンタロウさんが去りました。