2015/06/05 のログ
ご案内:「常世神社」に比良坂ヒナセさんが現れました。
■比良坂ヒナセ > ひなせはこっちの方来た事なかったけど、なるほど……これが神社っていう……本で読んだけど、実物はこんなものなんだ(適当にぶらぶら歩いている)
■比良坂ヒナセ > ……これ鳴らすと願いが叶うとか、だっけ(縄を掴んで鈴をガラガラガラガラ鳴らしている。鳴らし続ける。まだまだ鳴らす)
■比良坂ヒナセ > ……(だんだん楽しくなってきたようでリズミカルに鳴らしている)
■比良坂ヒナセ > ……はっ!誰も見てない?(周りをきょろきょろと見回す。人影は見つけられない。ひとまず安心という顔をして)
…………もうちょっとだけならいいよね。いいはず。(またガラガラ鳴らし始めた)
ご案内:「常世神社」にカエラムさんが現れました。
■比良坂ヒナセ > (ひとしきり鳴らし終えた。どことなく満足げな顔をしている)さすがに疲れたし、もういいでしょう。
■カエラム > リズミカルな音につられて来た、身長二メートル半の巨体。
(ぱちぱちぱち)
フードやゴーグルなどで顔を隠している巨躯は、
鈴を鳴らしていた少女に向かって拍手をし始めた。
■比良坂ヒナセ > ……っ!?(拍手の音で初めて振り返る。)
い、いつのまに……しかも、すごく怪しい……!何者!
(身長もそうだが、やたら顔を隠している様子も不審に見え、ヒナセは身構えた。いつもでも逃げ出せるように、逃げられる道を探している)
■カエラム > 現世の人間の言葉は、まだ完璧には理解できていない。
だが少女の身構えようを見れば、自分を怪しんでいるということは容易に理解できた。
屈みこんで少女と目線を合わせる。
「……じぶん、かえらむ。きず、しない。」
かたことで名乗った後、何も危険な目には合わせないということを出来る限り表現する。
■比良坂ヒナセ > (しゃがんだ動きで何をするのか、と警戒していたが、ただ名乗っただけだったことに拍子抜けした。
が、わざわざ目線を合わせられたということは、自分は『怖がっている』とでも思われたのだろうか、と少しむっとして)
カエラム……それがあなたの名前?別に、何かされたって私は負けないけど!
■カエラム > 「なまえ、かえらむ。おーけー?」
自分の名前を復唱した後に、『なまえ』というキーワードを使った疑問形。
ならば、返す言葉はこれでいい筈だ。
発言の後半部分はよくわからなかったので、念の為に自分の言語力を明るみにしておく。
「かえらむ、はなす、きく、へたくそ。ごめんなさい」
■比良坂ヒナセ > お、オーケー……
(なるほど、先ほどからの片言な言葉も、苦手だったからなのかと納得した。
そして思いついたことを聞いてみる)
カエラムも、異世界からきた人だったりするの?
(もしかして体が大きいだけの外国人なのかもしれないけど、と心の中で付け足した)
■カエラム > 単語単語から連想させられる大まかな意味を汲み取りながら、コミュニケーションを図る。
「せかい、いせかい、おーけー。ひと、ひと……よく、わからない。かえらむ、かみ、つくられた。かえらむ、あとで、しんだ。」
ここにきてまさかの『死んでます宣言』。
さらに神に作られたなどとのたまっているのだから余計に胡散臭い。
■比良坂ヒナセ > ふーん、やっぱり異世界の。(予想していたので、それ自体に衝撃はない。)
かみ?神?につくら……しん、死んだ?死んだって……死んだ?死ぬ、で合ってる?
(神に作られた、というのはなかなか受け入れにくい話だった。
が、それ以上に死んだ、というほうが驚きだ。
ヒナセの常識では、死んだ生き物は死んだらそこで終わりだから。
だから、もしかしたら死んだ、という意味を勘違いしているのではないかと考えたのだった)
■カエラム > 「………」
顔を隠しているフード・ゴーグル・マフラーのうち、ゴーグルを取ってみせる。
ゴーグルの下にあったものは、中身ががらんとうなドクロの目もと。
フードを取れば、頭蓋骨の上半分が露になった。
「しぬ、した。しんだ………かも。」
『一度死んだらそれまで』だというのは、職業柄よく理解していた。
それゆえ繰り返し問われてみると、自分の状況に自信がなくなってくる。
屈んだままのドクロ頭は、手袋をした手で頭を抱えながら唸り始める。
「……rrrrr」
■比良坂ヒナセ > ……!(ゴーグルとフードがなくなって見えたものに息を飲む。確かにそれは生きているようには見えない。)
たしかに、死んでる……ように、見える、けど。
(何度見ても骨だ。幻覚でも見せられているのでなければ……と、唸り始めたカエラムにまたぎょっとしながら)
な、何?急にどうしたの……(一歩離れて様子を窺う)
■カエラム > カエラムは唸るのをやめると、再び顔を隠す。
「……こわい、いらない。かえらむ、かえらむ、が、わからない。なやむ、ましい、のみ」
「しぬ、まえ、ふつめん。」
■カエラム > 巨躯は立ち上がり、少女に背を向けた。
「……そろそろ、行く。また、会う?」
■比良坂ヒナセ > 死ぬ前は……普通の人?(今のままだと想像できないなぁ、と思いながら)
とにかく、生きてないのはわかったよ。うん。
■比良坂ヒナセ > そろそろ私も帰るけど……まあ、もしかしたら会うかもしれないね。じゃあ(横を通り過ぎて神社から出て行こうとして、あっと声を上げて振り返り)
さっきガラガラ鈴鳴らしてたの、誰かに言いふらしたりしないでよね!じゃあ!(そう言い残して足早に去った)
ご案内:「常世神社」から比良坂ヒナセさんが去りました。
■カエラム > 「YaYa.」
別れの挨拶らしき言葉とともに、巨躯もまた去っていくのであった。
ご案内:「常世神社」からカエラムさんが去りました。
ご案内:「常世神社」にさいこさんが現れました。
ご案内:「常世神社」からさいこさんが去りました。
ご案内:「常世神社」に井戸木さいこさんが現れました。
■井戸木さいこ > 「ふぅ……」
先ほど負った傷の処置を終え、一息を入れる。
幸い見た目程ひどくはなく、軽いけがである事に安堵した。
「……こんな所、かなぁ。」
■井戸木さいこ > 「……んー。」
先ほどの出来事を考える。
取り返しのつかない事を平然と行う彼女には、思う所があった。
……それについては、心に秘める。
「……少しは、落ち着いてくれるといいんだけど。」
■井戸木さいこ > 「何しているんだろうねぇ。わたし。」
本来ならばそっとしておけばいいのに、
折角表の立場を手に入れたんだ、首をむやみに突っ込む必要などは、本当ならばありはしない。
そんな事を思いながらも、それじゃわたしがダメなんだろう。そんな事を考える。
……気持ちにもやもやしたものを抱えながらも、立ち上がる。
「そろそろ行こ」
ご案内:「常世神社」から井戸木さいこさんが去りました。
ご案内:「常世神社」に朝倉千蔭さんが現れました。
■朝倉千蔭 > 「……」
社の階段に座り、ぼんやりと前方を眺めている。
傍らには冷えかけたペットボトル入りの紅茶が置かれていた。