2015/09/30 のログ
ご案内:「常世神社」にソラとルナさんが現れました。
ソラとルナ > 神社の境内。小さな人影が二つ。

一人は月のような銀色の髪。海のように青い瞳。
夜空に浮かぶ星と月を静かに眺めている。

一人は太陽のような金色の髪。血のように赤い瞳。
裸足でくるくると回りながら境内を駆け回っている。

二人そろって幽霊のような真っ白な服。
夜中に歩き回るにはおよそ似つかわしくない見た目の二人の少女は
互いに言葉を交わすこともなく、
神社で思い思いの時間を過ごしている。

ソラとルナ > 銀髪の少女は鳥居の上に座っている。
姿勢ひとつ変えず、瞬きもしない。
まるで置物か何かのようにただじっと夜空を見ている。

金髪の少女は境内を走り回る。
転んだかと思えばそのまま寝転び
かと思えばまた立ち上がってくるくる回る。

やがて、金髪の少女は退屈したのか地べたに腰を下ろし、
服の中から瓶詰めの金平糖を取り出して食べ始めた。

ソラとルナ > しばらくして銀髪の少女が空から目を離し、
ぺちぺちと鳥居をたたく。
何かの合図になっていたのか、金髪の少女は鳥居の下に駆け寄ってきた。

それを確認すると、銀髪の少女は鳥居の上から飛び降りる。
金髪の少女は小さな体に見合わない力でそれを受け止め、自慢げに笑った。

それから、二人は石段を降りてどこかに姿を消した。