2016/06/17 のログ
ご案内:「常世神社」に十六夜棗さんが現れました。
十六夜棗 > 月も真上を通り過ぎた時刻。
真っ黒な傘を片手に石段を上って。
境内の森を抜けて、お財布を取り出して。

妙に緊張した表情で賽銭箱へと歩いていく。

「蕎麦の神もここでいいのかしら。」

十六夜棗 > 発端は保健課の掲示物。
病院に侵入してお蕎麦を食べさせようとした長身の女性がいたようなのである。
不法侵入して捕まっていないのに魔術医療機器に影響を及ぼす等、自称出はなくて本物の神なのではないだろうかと考えて、神社にこっそりとお参りに来たのだ。

100円硬貨を2枚賽銭箱投げ込んで、鈴を鳴らして。

二回拍手して、拝み。

蕎麦の神に何かを祈っている。

十六夜棗 > 「あの腐れ家族の寝ている口と鼻にそば詰め込んで窒息させてやって下さい。
あのいじめっ子どもの寝ている口と鼻にそば詰め込んで窒息させてやって下さい。
後新しい生活の為にお世話になったお姉さまににしんそば5人前お願いします。」

祈りの言葉を、控えめに口に出して。

「もし本当に神ならツッコミに来るかしら。」

十六夜棗 > 「来ないわよね。」

これで来たら良いお土産話になったけれど。
折角なので普通にお祈りも二回拍手して拝みなおし。

「巨大な組織と無関係に過ごせますように。
『小さな世界』をちゃんと作れますように。
あと蕎麦の神様が本当に神様なら面白そうなので神社に招いてあげて下さい。」

十六夜棗 > お祈りを終えて。

「ネタっぽいお願いを出来るようになったのって、心に余裕が出来たのかしらね。
前半二つも前の私なら本気で呪ってたのでしょうけど。」

くすくすと笑って賽銭箱に背を向け歩き出す。

「気分転換も終わったし、ちゃんと調べておこうかしら。」

ヴァルのお姉さまは雪城氷架と言う名前だった。
何かで聞いた記憶はあるけれど。
事件調べるか保健課あたりをハッキングして、特に何もない事を祈ってあったら調べる。
何もなくて両親も無事平穏位なら安心できるのだけど。
本当に、『小さな世界』がちゃんと作れますように。
祈りながら、石段を降りて――。

ご案内:「常世神社」から十六夜棗さんが去りました。