2016/09/07 のログ
ご案内:「常世神社」に不知火 械徒さんが現れました。
不知火 械徒 > 「夜の神社ってーのは…なぁんか出そうな感じだよなぁ」

日も暮れて、人気の無くなった神社の境内。
辺りを少し気にするように見回しながら歩く男は、欠伸をしてから独り呟いた。

「んま…ほとぼりの冷めるまで、此処でやり過ごすとすっかね…っと」

少し前、風紀委員会から追いかけ回されていたこともあり、少し此処でやり過ごすことにした。
拝殿へと上がる階段の一段目に腰掛けて、だらりと伸ばした足を組んで、段差に背中を預ける。

不知火 械徒 > 「………えーっと、何か神様的なアレってあったりするんだっけ、此処。」

かくんと喉元を晒すように背を向けている拝殿へと目を向ける。
そういえば、此処はどうだったかと誰に尋ねるわけでもない独り事を口にする。
尤も、ただ気になっただけで知りたいという欲求は其処まででも無かったけれど。

「ま、神頼みするほど信仰深いってわけでもねぇしなぁ…」

両手を頭の後ろに回し、ゆるりと寛ぐ体勢に入る。

不知火 械徒 > 「………あ、やべ、寝ちまってた…」

不意に身体がびくっと震え、呆けた表情で周りを見渡す。
どうやら寝てしまっていたようだと目元を擦りながら呟く。

「そろそろ居なくなってるだろ…戻るかねぇ」

腰を重そうに上げると、ややふらつく足取りで歩いていくのだった。

ご案内:「常世神社」から不知火 械徒さんが去りました。