2018/02/12 のログ
ご案内:「常世神社」に御輝 炎華さんが現れました。
■御輝 炎華 > 「…ぁー…」
神社の境内、それも社の前で礼儀をわきまえない欠伸を漏らす、否、耐えようと等していないが。
昨日の任務で疲れていたのか、真っ昼間まで寝てしまった。
幸いにも今日は休日で任務も無い。
なので前々から気になっていた神社へと来ていた。
「神…か…ここのやつは何て名前だっけ…」
神を奴呼ばわりするという限りなく失礼な行為をしつつ社へと一歩近づく。
ここに来るまでに手も清めず、鳥居の真ん中までも通っており…
■御輝 炎華 > 「!…バチが当たるって…やつかな」
突然強い風が吹き付けてきてローブがバタバタとはためく。
フードが脱げてスカートも多少揺れるがまぁ誰も居ないのだから気にしない。
自分でバチが当たったのか、等と言うわりには態度を改める様子は一向に見受けられず、賽銭箱に座る。
信者以外も見れば注意するし怒るであろう行動は誰も居ないからこそ出来ることだ。
そして何故そんなことをするかというとー
「神…か…下らない」
まだ日本にくるまえ、一人で生きた時代の前。
教会で育てられた時期があった。
その時期、信仰を強要され、救われる救われると言われながらもよくならない生活に苦しみ、髪の色や火の玉で疎外され。
教会、そしてそれに連なり神も嫌いになった。
神は何も助けてくれない大嘘つきの詐欺師、そんなイメージが自分の中では出来上がり、冷えた鉄のように固まっており。
■御輝 炎華 > 「いるかもしれないものを奉って…いや、いないものを奉ってどうなるんだ…?」
世の科学者や心理学者が何十年頭を捻らせてもきっちりした答えの出ない疑問を口にする。
ここに本当に神がいるならばこの発言にどう返しただろうか。
いないものの仮定を考えるなんて無駄だ、と考えるのをやめて賽銭箱の上で横になる。
自分の身長よりも少し幅が短いため足と首が垂れており。
「血が上りそう…」
よってむくりとおきあがり座り直す。
そしてその場でしばらく神とやらに対する愚痴と疑問と信仰する愚かさを一人考えーたまに口に出しー続けてー
いつの間にか寝てしまいもう暗くなった空を見上げて寮へと帰っていった。
夜はこれからなのに眠気が完全になくなってしまったことをわずかにに心配しながら。
ご案内:「常世神社」から御輝 炎華さんが去りました。