2015/06/07 のログ
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」にカエラムさんが現れました。
■カエラム > ここはまた、一風変わった街並みだ。
始めてみた現世よりも、少しだけ自分の生きた文明に近いものがある。
■カエラム > あんまり近過ぎても、少し困るのだが。
腹に巻きつけた鎖を引っ張り、火照った顔をぶるぶると振る。
■カエラム > どうやらここは、昔の記憶がリフレインしやすいようだ。
ここで怒ってしまうようなことがある場合は、気をつけなければなるまい。
その点で言うなら、現世のまったく新しい環境で過ごせているのは幸運なのかもしれない。
■カエラム > 大分気持ちも落ち着いてきたので、改めて商店街を回り始める。
こちらのアクセサリーショップでは、住人の視線を集める事は少なかった。
流石は異邦人街と言ったところか。
……十数分経った頃に、カエラムはいい『ねっくれす』を見つけた。
綺麗にカットされたアメトリンが埋め込まれた、銀のネックレス。
従業員に声をかけて、手持ちの真珠と交換できないか掛け合ってみる。
真珠を見た途端、従業員がひっくり返った。
きっと過労なのだろう。温かい目で見守るカエラム。
白銀の真珠ひとつと引き換えに、アメトリンのネックレス。物々交換は見事成立した。
■カエラム > 異邦人街には、パワーを持った品物が多い。
すこし回れば安眠枕もすぐに見つかって、真珠を差したら寝具一式までついてきてしまった。
……どうしよう、これ。
■カエラム > ともあれ買い物は無事終了。
カエラムは大荷物を肩に抱えながら、麻美子の私宅へ帰っていくのであった。
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」からカエラムさんが去りました。