2015/06/09 のログ
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」にシャーロットさんが現れました。
シャーロット > 異邦人街の一角、「フローズンシャーロット」という看板が掲げられた店
シャッターが開かれ、中からそっと顔を出す。

シャーロット > 「はー、こう急に気温下がられると花も元気なくなるしやんなっちゃう。」
店の中から長椅子のようなフラワースタンドを引きずり出しながらボヤく。

「♪今日のオススメあじさいさんは梅雨に栄えちゃう良いお花」
調子ハズレな歌を口ずさみながらコツコツと革靴を地面に鳴らし、高さの違うスタンドを幾つも用意していく

シャーロット > 「うん、下ろしたての革靴、いいじゃない。いい音。えらいぞえらいぞ」
革靴の踵で店の前の煉瓦舗装の道をわざと音がするよう踏みしめ、軽く歩いて回る

「でもちょっと、よく鳴り過ぎかなこれ。人様の耳障りにならないように気をつけましょ。」
言いながらも興に乗って何度も繰り返し踵を踏みしめ、コツコツコツコツと響く音を楽しむ

シャーロット > 「はい、ワンツーターンでキメッ。うん! ……遊んでないで続きしよ。もっと鉢植え売れたらアルバイトとかなー」

最後にスカート翻しターンを決めると、満足げに頷き、店から残りのフラワースタンドをすべて運び出す。
鼻歌を歌いながら、運びだしたスタンドを順に並べ、店の前を軽く箒で掃き、スタンドの上を拭く

シャーロット > 「今日の鉢植えはひたすら紫陽花。紫陽花フェアー、紫陽花だーらけ。っと。」

掃除を終えると店の中から色とりどりの紫陽花が植わった白磁の植木鉢を運びだし、並べていく
青い紫陽花、ピンクの紫陽花、緑の紫陽花、花の星形の紫陽花、攻撃的な色をした紫陽花
次から次へと運び出し、スタンドの上に並べていく

シャーロット > 「はい、終わり。今日も一日売れるように頑張りましょうね。時期が過ぎたらお前たちの花は私のお腹の中行きだぞ」

並べ終えた紫陽花に水を与え、霧吹きで花と葉を濡らすと入り口にリネンマットを敷いてその上に椅子を置く。

「さて、今日はどれにしようかな。……よし、君で。」

手近の紫陽花の鉢植えを抱え、椅子に腰掛けるとエプロンのポケットから絵の具と平筆を取り出す

シャーロット > 抱えた鉢植えにマリンブルーの絵の具で小魚の群れを描き
その反対側にはかもめの絵を描いていく。

ゆっくりと何匹も描いていく

シャーロット > 「いっそ、ここにテーブルでも用意してハーブティでも出したらお茶目当てに人来てついでに鉢植え買って行ってくれたりしないかな。
お代はクッキーとかでもいいな。
……値札にクッキーでの枚数も書いとこうかな。」

描き終わった鉢植を抱え、物憂げに空を見上げる

シャーロット > 「そうと決まればすぐに値札を作らなきゃ。店番宜しく、4代目魚とかもめの鉢植えくん。
3代目みたいに知らない間に家出しちゃダメだぞ。」

椅子から立ち上がり、紫陽花の鉢植えを椅子の上へ置くと『御用の方は店内までお声かけください』と書いた札を刺し、店内へ引っ込む

ご案内:「異邦人街大通り/商店街」からシャーロットさんが去りました。