2016/06/03 のログ
ご案内:「異邦人街」に迦具楽さんが現れました。
迦具楽 >  
【異邦人街にある小さな公園。
 そこで珍しく、迦具楽は暇そうにベンチに座っていた。
 ……いや、暇なのとは少し違うかもしれない】

「なんだか、妙なものを貰っちゃったなぁ」

【手元には随分と古びて、少しくすんだ金色のランプ。
 普段、未開拓地区で見つけた物を持ち込んでいる骨董品屋で、報酬の変わりに押し付けられたものだった】

迦具楽 >  
「売り物にならない、なんて言ってたけど……。
 これ、絶対に厄介なのを押し付けられただけよね」

【店主が言うには、どうやらアメリカのとある作家の遺品であるらしいが。
 隅々までランプを観察してみるものの、油を燃やして使うのだろう事、黄金で作られているらしい事と、楕円形の水差しのような形をしている事、くらいしか分からなかった】

「えーっと……来歴は……」

【ランプと一緒に渡された紙を眺めてみるが。
 どうやらかつてはアルハザードとか言うアラブ人の持ち物だったらしい。
 ランプを造ったのは伝説的な古代文明の種族なんだとか】

「……この説明書きからして明らかに怪しいわよね」

【完全に曰くつきのアイテムを渡されてしまい。
 迦具楽は少なからず途方に暮れていた】